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おまけSS セクシー下着チャレンジ♡(3)★

 そして、遅れてハッとした。まんまと相手の思惑にはまってしまったのだ――高山はいつものように、いたずらっぽく目を細めていた。 「冗談だよ。こんなの前にして、我慢する方が無理に決まってんだろ」  と、ネクタイを緩めつつ、猛りきった自身をスラックス越しに押しつけてくる。 「ほら、もうギンギン」  ――ああ、オヤジくさい!  そうは思っても、口に出すことはかなわなかった。伝わってくる興奮の証が凄まじく、侑人の熱をも高めていくようだった。 「せっかくなんだから、このまま楽しませろよ」  視線をさまよわせているうちにも、高山が下腹部に顔を近づけてくる。おもむろにTバックをずらすと、露わになった窄まりに舌を這わせてきた。  生温かく、ねっとりとした感触。ぴちゃ、くちゅ……という淫らな水音がいやに響く。 「ひ、んっ」  堪らず脚を閉じようとしたけれど、がっしりと膝裏を掴まれているものだから、うまくいかない。  やがて高山の舌は、その中心をこじ開けるようにして入りこんできた。舌先を尖らせて、中を探るように愛撫してくる。 「やっ……それ、だめだって。何度も言って、のに……っ」  抗議の声を上げるも、高山はわざとらしく「んー?」ととぼけるばかりだ。 「侑人のここも、俺は可愛がってやりたいんだけどな」 「なに言って……尻の穴とか、フツーに……」 「でも、気持ちいいだろ? さっきより勃ってるのバレバレだぞ」 「!」  痛いくらいに張り詰めたそれは、いつにも増して下着の中で窮屈そうにしていた。特に睾丸などはギリギリもいいところだ。  高山は舌なめずりをして、今度は股の間から顔を出してくる。 「もうはみ出ちまいそうじゃん。やらしいな――侑人」  蕩けそうなほどに甘ったるい声で囁かれ、侑人の鼓動はいっそう速まった。  こんなふうにしたのは誰のせいだ、と。もはや文句を言う気も起きない。 「すっかり期待した顔しやがって。どうしてほしいんだ?」  こちらの反応に気をよくしたのか、高山がお約束とばかりに問いかけてくる。  ずるいとは思いながらも、侑人の中に選択の余地などなかった。 「ま、前も……舐めて、ほし――」  かあーっと顔が熱くなる。消え入りそうな声で言うのが精一杯だった。  それでも高山は満足げに目を細め、懇願したとおりに愛撫を施してくる。  ……かのように思えたのだが、 「ちょ、下着っ」  こともあろうに下着を脱がせることなく、高山は布地の上から膨らみを()んできたのだ。  あられもない恥ずかしい格好のまま――唇で挟むようにやわやわと刺激され、侑人は居たたまれない気持ちでいっぱいになってしまう。 「脱がせるとか勿体ないことするかよ。言っただろ、『このまま楽しませろ』って」  完全に火がついてしまったらしく、まるで肉食獣がごとく高山がむしゃぶりついてくる。  唇で圧迫してきたかと思えば、舌を使って舐め上げてきたり、ときに甘噛みをしたり……。そのうち先走りと唾液が混ざって、ぬるぬるとした感触が広がっていく。 「もうびしょ濡れだな。見ろよ、先のとこ――布が張り付いてすっげえエロい」 「っ、見ないで――あ、ああっ……」  己の痴態にドキリとしたのも束の間。高山が布地の上から、グリグリと先端をこねくり回すものだから、侑人は思わず腰を跳ねさせた。  ただでさえ敏感だというのに、水気を帯びた布が擦れる感触と、高山の舌の感触とが相まってどうにも気持ちがいい。下着の締めつけもまた、ますます快感を助長させているようだった。 「っあ、あ……それ、だめ……だめえっ」 「顔、蕩けてんの可愛いな。もっと気持ちよくしてやりたくなる」 「やっ、あ! 先っぽばっか、やだあ……っ」  同じ個所を執拗に弄られ、侑人は泣き出しそうになる。だというのに、自然と腰が揺れて、まるで自ら高山の口に押しつけているかのようだった。  先端からは蜜があふれ出て止まず、下着はぐっしょりと濡れていくばかり。巧みな愛撫によって、はやくも侑人は限界を迎えようとしていた。 「イくっ……たかやまさ、イッちゃう――イッちゃうからあっ!」 「いいよ。ほら、イッちまえ」  低く言うとともに、高山が尻の谷間を指先でなぞってくる。つぷっ、と窄まりに押し入ると、そのまま中を掻き混ぜてきた。  前も後ろも同時に攻められて、もう訳がわからない――。  侑人は何も考えられず、ただ甲高い声で喘いだ。そうして極めつけとばかりに、下着ごと先端を強く吸い上げられた瞬間、強烈な快感が脳天へ突き抜けたのだった。 「あ、あああぁっ!」  目の前が真っ白になり、体を痙攣させながら下着の中で吐精する。濡れそぼった布地では受け止めきれず、白濁が汗ばんだ肌へと伝っていくのがわかった。 「後ろまでぐっしょぐしょにしやがって。……ったく、エロすぎだろ」  その声音は昂りを抑えきれないといったふうで、侑人の脳髄を甘く痺れさせる。  しかし次の瞬間、侑人は驚きに目を瞠ることになった。

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