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ー決心ー120

「あ、まぁ……」  確かに雄介の言う通りである。 だから望は答えに困り雄介から視線を反らしてしまうのだ。 「ま、ええわぁ……ホンマのことやし。 ほな、たまには押しの強い俺でいかせてもらうわぁ」  雄介はそう言うと、 「望……こっち向いてくれへん? 望にキスしたいしな」  望は雄介の言葉にゆっくりと顔を上げていく。 すると、いつもの雄介の笑顔が視界に入った時には雄介に唇を塞がれていた。  そして暫くして雄介は満足したのか望の唇から離れると唇から首筋へと舌を這わせていく。  望はきっと敏感なのであろう。 たったそれだけで体をピクリと反応させているのだから。 「望って、こんなに、敏感やったかな?」 「ぁ……違っ!」 「違う訳ないやろ? 言葉と体の反応が違うねんけど? もう、今日はその気でおったから、体は期待しとるんかな?」  その雄介の言葉に望は雄介のことを軽く睨み上げるのだが、 「やっぱ、そういう反応が無いと面白ないなぁ」 「ちょ、雄介! 流石に……度が過ぎ……っ!」  と望が最後まで言わないうちに再び雄介により望の唇は塞がれてしまう。 「ん……ゆ、」  望は何か雄介に言おうとしているのだが、唇が塞がれた状態では言葉にはならない。  望は雄介の胸を叩いてみるものの望の力では雄介の体はびくりともしなかった。  雄介は角度を変えてのキスをし望の唇に満足したのか舌を絡ませる。  望は段々と力が抜けやがて望からは鼻から甘い息が漏れ出してくる。  本当に今日の雄介は意地悪でいくのであろう。 今だって望が何か言いたげにしていたのにも関わらず先へと進んでいってしまったのだから。  雄介はゆっくりと望の体を唇と舌を這わせ胸の突起の周辺だけを舐めるだけに留める。  なかなか敏感な部分には触れて来ない雄介。  その雄介の行動に流石にじれったくなってきた望は口を開こうとするのだが、流石にまだ少しは素直になった望でも言葉に出来ないようだ。  もっと気持ち良くなりないのに雄介がなかなかそうしてくれない。

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