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第1話 序(世界観・用語説明)

 本作はオメガバースの世界観をベースにした、前近代(近世)日本に似た異世界が舞台のお話です。そのため、オメガバース作品に登場する用語を独自に言い換えているものがいくつかあります。以下、その簡単な説明です。 ■ベースとなる「オメガバース」の世界観 ・男女の性別に加え、アルファ、ベータ、オメガという第二の性別が存在し、オメガであれば男女の性に関係なく子を成すことが可能である。オメガには発情期ヒートがあり、その際アルファを強烈に惹きつけるフェロモンを発する。 ・発情期の間にアルファにうなじを噛まれるとそのアルファとオメガは「つがい」となり、そのオメガの発情フェロモンはつがいのアルファにのみ有効となる。 ・アルファとオメガであればどの組み合わせでもつがいが成立するが、都市伝説的にこの世には自分とつがいになることを定められた運命の相手が存在するとされている。 ■作中に登場する独自用語 ・発情…ヒート ・匂い…フェロモン ・唯一…運命のつがいである相手 ・甲…アルファ ・乙…ベータ ・癸…オメガ

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