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第80話 邪神の国(2)

 7ー2 悶絶  「ほんとに?」  僕の問いかけに触手は、こくこくと尖端を動かした。  うん。  僕は、目を閉じると触手へと唇をよせた。  触手の尖端から溢れ出る透明な液体は、はちみつのようなとろみがあり、味も甘くて美味しかった。  「んっ・・」  僕は、触手の尖端へと唇をあててごくごくと音をたててそれを飲んだ。  美味しい。  だるかった体が回復していく。  僕は、口の端から溢れ落ちる秘薬を舌でぺろっと舐めとった。  「どうです?レリアス様」  触手がどや顔?で言うから僕は、なんだかムカついていた。  「で?僕を回復させてどうするつもりだよ?」  「どうもこうも。ただ、レリアス様のおためにと思ってのことです」  触手は、にゅるっと僕の手から離れると僕の足の間へと潜り込んでいく。  「な、何する気?」  「少し、お体をきれいにして差し上げようと思って」  触手は、僕のすぼまりへと潜り込もうとしてうねうねと身をくねらせた。  「あぁっ!」  僕は、思わす両足をきつく閉めて触手が侵入しようとするのを阻もうとした。  「だ、だめっ!」  「何、言ってるんです?ここ、きれいにしとかないとお腹がいたくなりますよ?」  触手が僕の中へとぐにゅりと入り込んできたので、僕は、ぎゅっと後孔に力を入れて閉めようとした。  でも、触手は、遠慮せずに入り込んできて。  触手に責められ僕はシーツに顔を埋めて腰をあげ体を震わせた。  「あっ・・くぅんっ・・そんな、奥まではいっちゃ、だめぇっ!」  触手は、僕の中をうねうねと動き回り、僕は、悶絶した。  「あっ・・あぁっ!」  触手は、僕の体内を掃除するとしゅぽん、と外へと抜け出た。  僕は、まだ、快楽に前を緩く立たせて体を小刻みに痙攣させていた。  「大丈夫ですか?レリアス様」  触手が僕の方へと這ってきた。  「また、感じちゃったんですか?ほんとに快楽に弱いですね」  「ぅんっ・・お前に、言われたく、ないっ!」  触手は、ベッドの上に倒れ込んでいる僕にそっと掛布をかけると姿を消した。  「私が必要なときは、いつでもお呼びくださいね、レリアス様」  

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