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2ー13 恋人という名の宝物 『告白』エンド
ゴーは両想いになった喜びに春に近づき、後ろから春の体を抱きしめるのだ。
「おい……そんなに嬉しいのか? 僕は逆に恥ずかしくて仕方ないんだけどー」
男に告白するということなんて絶対にないと思っていた。だけどあの時、ゴーに一目惚れした自分がいたのは事実だ。
「僕は嬉しいですよ。僕はずっと春さんを追いかけてきてたんですからね」
「まぁ、オレも嬉しいんだけどさ……初めて好きになれた君を手に入れることができたんだから」
春は、未だ抱きしめているゴーの手を取ると、ゴーの体をギュッと抱きしめる。
本当に嬉しい。無理だと思っていた恋が実ったのだから……。
だから一歩前へとなかなか踏み出すことができなかった自分。
一歩踏み出したことによって恋人という名の宝物を手に入れることができたのだから。
答えてくれてありがとう。
君のことが好きだから……
これからもずっと……傍にいてくれないかい?
自分が守ってあげるから。
END
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