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短編
「ぬぁあああああーっ!!??」
突然穴に落ちたと思ったらそこはジャングルでした……って何でだ!?
「やだーっ!遭難!?ヘルプ!!ヘルプミー!!」
パニックになってしばらく叫んでいたが、良く良く考えてみればおかしな事に気付く。
「……いや、道歩いてたのに穴に落ちてジャングルって不思議の国のアリスかよ…」
つまり?これはあれではないか?
異世界転移という奴では!?!?!?
「ステータスステータスステータスゥウウ!!!」
そしてそれは当たっていた。
俺の目の前に半透明の板が出現したのだ!!
「ま、まじでか……ぅおおおおおおお憧れの異世界転移だぁあああああ!!!」
異世界転移ものと言えばチートで無双!!!これに尽きる!!!
俺はテンション上げながらステータス画面に目を滑らせた。
「ほう、ほうほう!!体力120、力60…やっべ、比較対象がねぇから強いか弱いか分かんねー…」
とりあえず能力値は置いといて一番大事なスキルの確認だよな!!
ワクワクしながらステータス画面を下にスクロールしていくと。
「へぇ、【異世界言語(人):MAX】【鑑定:MAX】、【転移者】…あ、能力値成長率にプラス補正?良いじゃん良いじゃん!それで…」
ピタリとスクロールした指が止まる。
━【エクストラスキル:韋駄天】
自分または自分の味方と認識した者に速度100倍効果。━
明らかに強そうなエクストラスキルという文字と効果。
これはチートスキルだろ!!!と試しに使用してみようと強く意識した。
「…えーと?」
体感的には変化無し。
失敗か?と思った時、上から落ちてきた木の葉のスピードが木の葉が異常に遅い事に気が付いた。
「これ…成功じゃね…?!うぉおおおおー!!!」
速度100倍の世界は驚くほど静かだった。
森を走ってみたら野生動物のウサギに出会ったが、俺の事に気付かず草をゆっくりと咀嚼していた。
背中を撫でて韋駄天を解除すると、ビクッ!と体を震わせて逃げていった。
「韋駄天すげー!!自分が速いというより周りが遅くなるって感覚なのは有難いな。しかもこれ…制限無しっぽい?MPも減ってないし…オンオフオンオフ……うぉー!!!チートスキルだああああああ!!!!」
勝った。
俺はニヤリと笑った。
後は魔物を狩ってそれを街で換金して貰ってそれからそれから…!!
がさりと音がして俺はパッと振り返った。
━ゾワッ…!!!
さっきまでの高揚感が嘘のように消え去った。
全身から滝のような汗が滲む。
そこにあったのはただの肌色をしたスライム。
だが、あれこそが俺に今底知れない恐怖を与えているのだと気づいてしまった。
あれは、あれはだめだ。
近寄ったら殺される。
足が震える。
韋駄天、韋駄天を発動しなければ…!
『お前のスキル、良いな。それくれよ』
「ひっ」
いつの間に目の前にいたのか、人型になったスライムが俺の体を拘束し、そのねばついた体で俺を食おうと……。
『…ん?』
スライムが口を大きく開けたまま止まる。
『転移者?お前、転移者なのか?』
俺は首をガクガク振った。
何故スライムが人型になって喋ってるのかとかどうでも良かった。
今はただただこの恐ろしいスライムから逃れたかった。
『転生なら見たことあるけど転移者は初めて見た。しかもここに来たばかりか。へぇ…ふぅん…』
人型スライムがじろじろとこちらを見ている。
とても気味の悪い視線だ。
というか何故転移者だと分かったのだろう…。
『…お前なかなかエロそうだな。それに俺好みな顔だ』
人型スライムがニタリと笑う。
見た目が整っていても中身は悪が詰まっている。
さっきから体の震えが止まらないのもこいつの中身に体が拒否反応を示しているのかもしれない…。
『決めた。お前の体を雌化して体に取り付いて乗り物として使ってやる』
その言葉と共に着ていた服がどろりと溶け、ぬるぬるとした感触が直に肌へまとわりついてきた。
「うあっ!?ひ、ひぃ…っ!」
『おいおい色気のねぇ声だな。今から気持ちイイ事やんだからもっとエロい声あげろよな』
「い、いやだ…いやだーっ!!」
韋駄天を発動したつもりだった。
『くははははっ…【エクストラスキル:スキルキャンセラー】。
お前のスキルは今発動されたら面倒だ。
抵抗せず俺の雌になれ…いずれ魔王になるこの俺様が選んでやってんだからよ…!』
「ひぐうっ!?」
体に微かな痛みが走ったと思えば、今度は急激に熱くなる。
その熱は次第に甘さを増していき、肌をぬちゅぬちゅと滑るスライム体に快感を覚えてしまう…!
「ひ、あ、なん…っ!?」
『あー?今時知らねー奴いんのか?媚薬だよび・や・く。直接お前の体ん中に入れたんだよ。
てゆーかスライム系のエロ本とかエロ動画とか見てねーの?』
「だ、だ、だって…ひぅううっ!!お、俺、男…っ!」
『あん?知ってるっつーの。雌化するって俺の言葉忘れたのかよ』
雌化。
コイツ、俺を…そっちの意味で食うだけじゃ飽きたらず、調教しようと…!?
「やだやだやだーっ!!!【韋駄天】!!【韋駄天】!!!」
『無駄無駄ぁ♡【形状変化】』
股にムズッとした妙な感覚。
「……ッ…?!」
『俺のスライム体を自由自在に変形させるスキルだが…同族食いしてたらレベルアップして他の体も変化させられるって事に気付いたんだよなぁ…♪』
もこもこもこっ!と下腹部になんとも言えない気持ちの悪い感覚…強いて言うなら内臓をぐにぐに触られて置き換えられているかのような感覚が…!!
「ひいいいっ!!!…ッあ」
だがそれもすぐに快楽へと変わる。
腹がぼこん!と膨らみ、ぷるぷる震え出したのだ。
「あッ、あひっ、な、ひぁあ…!?♡♡♡」
『くくく…気持ち良いだろ?はじめての子宮姦だぜ、喜べよ』
「し、きゅ…?♡♡ひああ!♡♡♡あひっ、あ、そこぷるぷる、や…っ♡♡♡」
腹の奥が暖かいのに満たされ、中から快感を伴うマッサージをされているような。
子宮姦という言葉に衝撃を受けるも、快感はめちゃくちゃ強い訳じゃなく、その手前の方がむしろ…。
『尻ん中もしっかり満たしてやんないとな?』
「ひっ"!?お、お尻入って…ひぃいいいっ!!??♡♡♡」
スライムの体を払おうと手を動かすが、すぐに元の状態に戻ってしまう。
つかみどころの無いそのぷるぷるは俺の体を這い回り、尻の中へとどんどん潜り込んでいく。
中に入ってくる気持ちの悪いようななんともいえない感触がある所で膨らみ、ぐちゅっ♡とそこを刺激した瞬間、俺の体が後ろに反った。
「あ"━━ッ!!!♡♡♡お"あ"っ♡♡♡やめ♡♡♡♡そごおッ♡♡♡♡♡」
『ハハハハッ!!この体は凄いだろ?結腸責めも子宮姦もヤりたい放題だぜ…気持ちイイ所的確に狙ってぐぽぐぽ出来るし【五感】スキルの触感で快楽のみを強めればスライムの体でも気持ちイイんだぜ…♡』
尻の中のそこをごちゅごちゅと淫猥な音を立てながらスライム体が行ったり来たりしている。
スライムのぷるぷるねちねちした感触がだんだん快感を増し、俺はもがきながらもびくびくと体を震わせた。
「きもぢ、きもぢいのやめ♡♡♡♡ごちゅごちゅしないでぇえ…♡♡♡♡」
『やじゃないだろ?ちんぽビンビンにしてこんなにザーメンびゅるびゅる俺の体に放出してんのによ…♡
あー不味い不味い♡♡♡もっとおちんぽミルク出せオラッ!♡♡♡』
スライムが俺のペニスをぐちゅぐちゅ扱きながら前の穴と後ろの穴に入ったスライムの体をぶるんぶるん♡♡♡と容赦なく震わせ刺激する…っ!!
「やめ、やだあ!!!♡♡♡♡イっく…!!♡♡♡そご、やっ!♡♡♡♡あっ、あっ、イぐっ!!イぐがら……ひぁああぁああ━━━ッ♡♡♡♡♡」
『お前の体がびくびくきゅうきゅう締め付けて来て気持ち良いぜぇ…♡♡♡ちんぽの中にも体を押し込んで中から前立腺ぐりぐりしてやろーかぁ?くはははっ!!
気持ち良すぎてぶっ飛んじまうかもしんねーな♡♡♡』
「ひいっ!!♡♡♡ひぃいッ!!♡♡♡♡やだ、やだ、も、止めて、止め"でッ、ぎもぢッ、も、おにゃが、しゅご、ぎもぢ…!!♡♡♡♡♡」
前も後ろもぷるぷるぷると小刻みに振動させられながら的確に快感ばかりを刺激される。
手足をじたばたさせ、スライムから逃げ出そうと地面を這って移動するが、スライムは俺の中と肌に取り付いている。
時折スライムに手が当たって分離し地面に落ちても、すぐに集まって一つに戻るスライムからどう逃げれば良い…?
『どこへ行くのっかなー?♡【韋駄天】ちゃん♡』
人型スライムが目の前に人のような体を見せ、俺の首に腕を模したスライム体を絡めた。
お、俺のスキルの名前まで、知られてる…!
こんなの…どうあがいたって今の俺じゃ逃げられっこない。詰み、だ。
体を快楽に震わせながら俺は目の前のそれに懇願する。
「…お、お"ねが…ぎもぢいの…どめ"で…ぐだひゃ、あ♡♡♡♡♡」
『嫌だね。しばらくお前の体に寄生してWマンコぐぽぐぽして遊ぶんだからよ…あぁ、ちんぽにも欲しいって?良いぜやるよ…♡』
勃起していたペニスの先端からずるるーっ♡♡♡と勢い良く進入され、陰嚢奥深く…精巣まで到達しているかも知れない…そのスライム体をごちゅんっ!!♡♡♡と強く揺らされた。
「ひん"ッ♡♡♡♡♡♡♡♡」
目の前が真っ白になる位の強すぎる快楽に堪えきれず、人間であれば肩の部分のスライム体をがぶりと噛んだ。
『…!!?………ッッ!!♡♡♡』
そしたら何故か腹の中にあるスライムの肉がボコりと膨らみ、快感がますます強まり、俺はガクガクと泡を吹きながらスライム体を噛み続けていた。
『く、くくく…噛むとは…俺を噛むとは!!!
くっそ興奮しちまっただろーがよぉ…!!♡♡♡』
ごちゅごちゅごちゅごちゅ!!!♡♡♡♡♡と高速で腹を掻き回され、俺は声にならない声をあげて絶頂しまくる。
ほぼ無意識に目の前のスライム体を腕の中に閉じ込め、力一杯抱き締めて快感を分散させようとしたが、それでも堪えられない位激しい快楽に犯され、ぐるんと白目を剥いた。
『…あ"ー…お前、可愛いわ。セックスしてますます気に入った。
これから毎日たっぷり快楽責めして俺のスライム体しか感じられない体に変えてやるよ…♡』
全身を優しく愛撫される。
甘い甘い快楽の中で俺はゆっくり目を閉じた。
【その後のお話や補足】
韋駄天君は物理的には難を逃れましたが、性的に食べられる日々が続く。
ただスライム転生者に逆らうと怖いので乗り物兼性欲処理を受け入れざるを得ない。
ただ、毎日限界まで快楽責めされたり、移動中腹に入ったスライム転生者がくちゅくちゅと手持ちぶさたに気持ち良い所を弄るので快楽堕ち必須かもしれない。
スライム転生者は面食いでSで性格悪。スキルはガチチート揃い。
【鑑定】の上位互換の【神の目】というスキルで人のステータス他色々覗き見しては様々な魔物や人間を食らい、【奪取】というスキルで魔法やスキル様々なものを奪って来た。
出会った最初受けが怖がったのは奪ってきたいくつものスキルのせいもある。
受けの持つスキル【韋駄天】はかなり便利だが、自分で走るより雌化させたペットに運んで貰う方が楽だし性欲解消出来るし調教して育てれば役に立つなと受けをスライム体でエロエロした。
人間のフリをして街に降りては手頃な獲物を探したりもしている。
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人外(人型もそうじゃないのも)攻め好き・気になると思って頂けた方は小説、漫画読めますので是非是非ご支援、宜しくお願い致します!(色々な意味で糧になります)
https://nirarole.fanbox.cc/
人外攻め創作BL小説サンプル
その1(20本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13836981
その2(24本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14016127
その3(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14206416
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その5(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14611364
その6(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14771014
その7(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14961853
その8(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15142328
その9(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15339121
その10(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15528811
その11(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15722074
その12(8本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15931841
その13(8本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16137132
その14(10本)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22275702
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