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短編

両親が事故で他界した後、引き取られた家は最低の一言に尽きた。 食事抜き、体罰、無賃労働……虐めのオンパレードだ。 「おい、蛆虫。てめぇにはこれで十分だろ?」 ぼたぼたと床に落とされた肉は目の前の男にぐしゃりと踏みつぶされた。 呆然とそれを見る僕をケタケタと笑い、更にぐりぐりとすり潰されたそれは見るも耐えない程無残になっていた。 「そんな…」 彼らは両親の残した遺産が目当てで、僕の事は金が手に入った所で用済みになったのだろう。 金を受け取ってすぐに僕が死ぬと外聞が悪い為に殺される事は無かったが、食事は最低限な上、日ごろの憂さ晴らしに嬲られる日々。 「あ?口答えすんじゃねーよ黙って食えよ、ほら!!」 「ごめんなさい…!」 そう言って床にぶちまけられたスープを舐めさせられた事は一度や二度ではきかない。 だけど一日に一食も食べられない事がままある為、僕は床に落とされ足で踏みつけられた土汚れ埃まみれのそれを必死に食べる。 「あんなものを食すなんて…気持ち悪いですわ」 「ははっ!髪の白さも相まってより蛆虫らしい」 「ゲリオルドや、それにいつまでも構ってないで家族で晩御飯といこうではないか」 「はい! …おい、ちゃんと綺麗にしとけよ」 僕はぐっと拳を握りしめ、堪える。 もうすぐ。 もうすぐこいつらに復讐出来るのだ。 書庫で見つけた古いが異様さ漂う赤黒い本…一部読める部分の内容が正しければ、悪魔を呼び出せる。 そして呼び出した悪魔に対価を捧げれば魔法という不可思議な力を授けられるのだという。 魔法さえあれば奴らを火あぶりにしようが氷漬けにしようが手足を捥いで土に埋めるのも自由。 だから僕はヤツらを見返してやろうと限られた時間を精一杯切り詰め、本の虫になって赤黒い本の翻訳に没頭したのだ。 新月、召喚者の血、動物の死体、魔法陣…条件と材料が整い、呪文を唱えた時、赤い光が地面から噴き出し、妖艶な見た目をした男の悪魔が目の前に現れた。 『魔法が使えるようになりたい?良いよ、でもその対価は君の体だ』 深夜、人気の無い洞窟で前々から準備していた悪魔召喚。 それが今夜無事に叶った事で気が緩みそうになりながらも、これからが大事だとこっそり気合いを入れ直す。 「…うん、調べたから知ってる。 性行為で悪魔の魔力を吹き込んで貰う事で魔法が使えるようになる。 だから定期的にセックスしなきゃ魔法は使えなくなるんだよね?」 『知ってるなら早いね。覚悟も出来てるようだから後は俺に全て委ねて横になっているだけで良い』 そう言って指をパチリと鳴らすと、悪魔の着ていた服が空気に溶けるように消え去った。 僕は多少の緊張感を持ちながら悪魔の股間を見た。 …そして、固まった。 その悪魔はとんでもなく巨根だった。 巨根、だった。 「え、まって、そんなの知らない」 『さぁ、受け入れて…?』 「まって、まって、無理無理無理無理尻が裂ける壊れちゃう!!」 『コラ、逃げるな! 俺は悪魔だよ?人間に無い力で尻を裂けさせずに快感を感じさせる事だって朝飯前なの!』 僕の肋骨下位までありそうな長さ、そしてやせ細った僕の腕の二つ分位あるような太さ。 そんな凶器を今から尻に挿入するという。 悪魔が指パッチンする度に体が熱く、尻がむず痒く、中がひくひく疼き始めても、それを受け入れられるとは到底思えなかった。 「し、死んじゃう…!!」 『だぁーから、大丈夫だって。何回もヤった事あるし!』 「ぼ、僕はまだ子供だから体小さいんだよ…!?そんなおっきいの入れられたら内臓破裂しちゃうよ…!!」 『悪魔を舐めてるなー?快感でひいひい言わせて俺のペニスを咥え込んでないと、いても立ってもいられなくしてやろうか?ん?』 「ごめんなさいっ!!!」 悪魔からじろりと見下ろされて体が震えた。 普段から義理の家族達に虐められていたせいか、すぐ謝ってしまう癖が悪魔の前でも出てしまって歯噛みする。 この忌まわしい習慣も、悪魔と契約すればきっと収まるはずだ…と思いながらも、悪魔の大きなモノの前では挫けかけている。 『痛いのも苦しいのも無いから。 君はただ俺の力を受け入れるだけで良い。…分かった?』 顎を人差し指でクイッと持ち上げられ、もう少し近付けばキスをしてしまう距離で威圧のような色気を放たれた僕に、もう抵抗する力は残っていなかった。 もしこの時抵抗できたとしても…すでに召喚してしまった以上帰す方法も分からない。もう、過去に戻れはしないのだから。 悪魔に促されながら服を脱ぐ。 この悪魔はそんなに気が長く無さそうだ。 躊躇すれば僕に与えられた数少ない貴重な服が一つ無くなってしまうだろう。 『細っせー体』 「……っ」 『背中に引っ付きそうな腹…俺のペニスの形がくっきり浮かびそうでそそる』 満足に食べ物は与えられない為、あばら骨が浮き出た体は貧相極まりない。 こんな体だからこそ悪魔の巨根っぷりに体が破裂するのではと危機感を覚えたのだ…。 『契約する以上すぐ死なれても困るし、契約終わったら食べ物あげないとね』 仰向けに寝かされ、股を開かされる。 明らかに僕の体に釣り合わない大きさのペニスの頭が尻にぴとりと引っ付けられる。 「ッッ…」 『だいじょーぶだいじょーぶ。 悪魔である俺を信じて力を抜いて?』 悪魔がパチンパチンと指を鳴らすと、更に体の熱が増し、尻が濡れて来たような感触。 そして力がどんどんと抜けて━━…。 ━━ぐぽぉおおおおおっっ!!!♡♡♡♡♡ 一気に、腹が膨れ上がった。 「お"ッ………あ"………♡♡♡♡♡」 なにこれ。 あり得ない。 僕の腹は悪魔の大きすぎるペニスの形に膨れているにも関わらず、痛みも苦しみも感じない。 そこにあるのはただただ意識が飛びそうな快感だけ。 「ん"お"ッ…!♡♡♡♡♡」 ずりゅ、と尻からペニスが軽く引かれればその分僕の腹も引っ込む。 ずちゅ…ずりゅ…ずちゅ…ずりゅ…とゆっくりと悪魔が腰を引いたり突き出したりする度に、強い快感が下腹部から体全体に波のように広がる。 「ん"ひッ♡♡♡♡♡あ"、ああ"、お"あ"あ…♡♡♡♡♡」 体が強すぎるそれにガクガクと拒絶反応を示しているよう。 こんな、の……壊れ、ちゃう…!!! 「た…しゅげ…♡♡♡♡♡ん"お"お"…♡♡♡♡♡ぎ、もぢ……♡♡♡♡♡」 『気持ちい?良かった良かった。 これからもっと奥入るからそのまま感じててね』 悪魔は僕の体を起こして抱き抱え、ゆらゆらと上下左右に揺らし始めた。 ぐりっ、ぐりっ♡♡♡と奥に悪魔のが当たって悲鳴のような喘ぎ声が口から出てしまう。 「ひぁあ"あ"━━ッッ!!♡♡♡♡♡んひうッ…♡♡♡♡♡ ひ、あ、ああ"ッ……んぁあ"あ"ぁあ"あ━━━ッッ!!!♡♡♡♡♡」 『ん、ここかな…あ、入りそ』 悪魔のテクニックが凄いのだろう。 一瞬でずるんっと悪魔のそれが奥深くに入り込んでしまったのが分かった。 「ぁ………ッ♡♡♡♡♡♡ぁ………♡♡♡♡♡♡」 根元までしっかり僕の腹に収まったソレ。 途中から左向きに緩やかにカーブするように曲がった大きな大きなソレ。 僕が細いせいで、くっきりハッキリと悪魔のペニスが浮かび上がって、あの大きなモノが全て収まりきった腹は歪に膨らみ、ビクビクと震えていた。 『入ったねぇ…♡』 「…ッぁ……ぁ、ぁぁ………♡♡♡♡♡♡」 『気持ち良すぎて意識飛びそうになってる?可愛いね、うん。とても可愛いよ、その白目向いて舌を突き出してる顔』 視界がぶれる。 目の前が真っ白に染まりゆく。 腹が撫でられる感触に背中とお腹がビクッビクッ♡♡♡と反応する。 『ほら、まだ終わってないよ。起きて』 悪魔がパチンと鳴らすと、急激に意識をハッキリさせられ、僕はまた叫んだ。 強い強い快感が絶え間なく体中を走り抜け、ボタボタと涎を垂らしてしまう。 『本番はこれから、だよぉ?』 「ん"ひい"ッッ!!?♡♡♡♡♡♡♡」 悪魔がゆさゆさと小刻みに腰を揺らし始める。 一番気持ちい所を悪魔のソレが擦り、僕はびくんびくん体を跳ねさせながら咄嗟に悪魔の体へしがみついた。 壊れるッ、壊れちゃう…!!!♡♡♡♡♡♡♡ 腹の中がごりごりと悪魔ので犯され、きゅうっ、きゅううと尻が収縮を繰り返す度、僕の頭の中からコロコロと大事なものが抜け落ちていく気がする。 なのにどんどんコレが堪らなくなって、逃げなければ堕ちてしまうと感じているのに求めてしまう僕がいた。 「ふぁ"ッ…あ"、あ"ひ……ひゃ、あ、あ"、あ"……♡♡♡♡♡♡♡」 『コレ、気に入った?』 「あ、あ"ふ、ん"、んッ…♡♡♡♡♡♡♡」 快楽に夢中になっていく僕を悪魔がクスクスと嗤っている。 腹の中でビクビク震える大きなソレが気持ち良くて、片方の手でなぞるように触れる。 時折びくんっと跳ねてしまうのがまた心地良い。 「あ"━━━…♡♡♡♡♡♡♡んう"ッ♡♡♡♡♡♡あぁ、ぁ…♡♡♡♡♡♡♡」 『そろそろ、魔力の素をあげようか』 悪魔の囁くような声。 そうだ、元々それを求めて悪魔を召喚したのに。 「ふ、ぁ…あ"、うう"…♡♡♡♡♡♡♡」 『名残惜しいの?ははっ! そんな甘えるように頭を擦り付けて来てさぁ……盛っちゃうでしょ』 瞬間、爆発的なまでの快感の暴力に曝された。 「ひあ"あ"あ"あ"あ"あ"ッッ!!!♡♡♡♡♡♡♡♡」 押し倒されたと思ったら尻にガツガツと悪魔の腰がぶつけられ、腹の中は激しく掻き回されてぐちゃぐちゃにされていた。 今もその激しさは増し、目の前がバチバチと白い光が舞い散っている。 全身雷に撃たれ続けているかのようにびくんびくんと大きく跳ね、甘い甘い衝撃が足先から頭の天辺まで絶え間なく駆け抜けては絶頂を連れて来る。 「ん"ぉお"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!♡♡♡♡♡♡♡♡あ"あ"ッッ…ひぎぃあ"あ"あ"あ"あ"あ"ッッ!!!♡♡♡♡♡♡♡♡」 悲鳴とも獣の咆哮ともつかない声が喉から次々に溢れだす。 ここが人気の無い場所で良かったなんて遠くの方でぼんやり考えていた。 『なんて甘美な声…酔っちゃいそうだよぉ…♡』 悪魔のうっとりとした声と裏腹に、体は激しく動き続けている。 狂おしい快感がいつまでもいつまでも続くような気がして、僕は助けを求めるように悪魔の腕を力の入らない手できゅっと握った。 『あぁ…君の反応、ほんと好き』 ごぽりと音を立て、熱いモノが僕の腹を一気に満たし、一度も止まることなく注がれ続けたせいで下腹部がぽっこりと異様に膨れた。 悪魔のデカちんぽでごつんごつん突かれ奥に大量に射精された後の腹は痙攣がおさまらず、ぶるぶると小刻みに震えていた。 「ぉ"…ごぁ…ぁ"………♡♡♡♡♡♡♡♡♡」 『あばら骨浮いて背中にくっつきそうな位ぺったんこの腹を俺のちんぽの形に変えて犯すの、凄く楽しかったし気持ち良かったよ』 悪魔が勢い良く腰を引いた。 大きすぎるソレを一気に引き抜かれたせいか、ぶりゅんっ!と精液と共に外に気持ち良い部分が飛び出してしまったのが分かった。 「ぁ"━━━……♡♡♡♡♡♡♡♡♡」 『あははぁ…脱腸しちゃったねぇ…♡』 悪魔が身を屈め、ペロペロと僕のお尻から飛び出したモノを舐める。 ガクガク体を震わせながら快楽の余韻で意識がゆっくり落ちて来た時、悪魔の声が聞こえた。 『契約成立っと。魔法の使い方はまた今度教えてあげる。今はゆっくりお休み』 悪魔がパチンと指を弾いた。 今夜もまたあれが貰える。 「…っはぁ…♡」 夜になると、強く体が疼く。 悪魔と契約して以来、途切れる事の無い熱に犯されたままだ。 しかもそれを嫌だと思っていない自分に困惑するも、悪魔が現れればすぐに気にならなくなる。 『やっほー、約束の時間だよ。今日もちんぽで遊ぼぉ♡』 「あっ…!♡♡♡」 ギチギチに勃起したデカちんぽを見せられる度、僕の尻からはそれがぶりゅんっ!と出てしまう。 普段はそんな事無いのに気持ち良い事をする時だけ僕の体は脱腸してしまうようになった。 『だらしのない腸だねぇ…♡それとも、期待してるのかな?』 悪魔の、先が細くなった舌が飛び出した腸を舐めると、僕の中がビクビクと期待するように疼き、だらだらと体液を尻から洩らしてしまう。 「ぁ、はやく……はやく、ごりごり犯してぇ…♡♡♡」 『今日も魔法の訓練はお預けで良いのぉ?』 「ん、そんなのより、おっきいのでお腹いっぱいにしてぇ…ッ!!♡♡♡」 『ふふふ…りょーかい』 悪魔が覆い被さり、デカちんぽをごりゅん♡♡♡と一気に最奥まで突き挿れる。 「ん"ひゅう"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"ッッッ♡♡♡♡♡♡」 魔法を使って義理の家族を見返そうとしていたのに僕は一体何の為に悪魔を呼び出したのか分からない。 むしろ復讐なんてどうでも良いとすら思ってしまっている…。 全身、快感でいっぱいになりながら、僕は悪魔のデカちんぽをひたすらに貪っていた。 【その後のお話や補足】 悪魔のデカちんぽに調伏させられてセックスだいしゅき♡になってしまった受け。 むしろ他のちんぽじゃもう満足出来ない。 脱腸したそれを悪魔にくにくに舐められたりにぎにぎ握られたり悪魔のペニスと一緒に擦られるのも好き。 結腸にぐりぐり当てられながら抱き合ってゆさゆさ座位セックスするとイく寸前をずっと味わえるので癖になっている。 悪魔と契約したので、いつでも魔法を使って義理の家族を見返せるのだが…復讐よりセックス脳になってしまっている為、悪魔に連れ去られるように義理の家から出ていく事となる。 復讐は悪魔が受けを更に気に入ってから。 家族を宙づりにしてその悲鳴が響く中で受けを犯すという悪魔らしい行為を行い、受けが家族の悲鳴に満足したらさっくり殺して終わり。 ちなみに悪魔との契約は受けが勉強した分だけでは不十分な為、悪魔が受けを自由に出来てしまう不完全契約となっている。 ~~~~~ ご支援、宜しくお願い致します…!(小説・漫画有) https://nirarole.fanbox.cc/

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