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第1話
ぶっちゃけ武闘家の俺は勇者より強い。
が、戦闘では勇者を立てて力を抑え、ピンチのときだけ本領発揮しつつ、手柄は勇者のものに。
パーティーに加わるときに勇者と約束してのこと。
俺にしたら勇者の仲間という肩書がほしいだけで、それを振りかざして寄ってくる女を抱ければいいし。
物心つくころから女の尻を追っていたほど俺は好色だから。
町や村では女たちと遊びまくり、冒険中はセフレの白魔導師とやりまくりで、充実した性生活を送っていたのだが。
野営中に森深くで白魔導師とエッチしていたものを「疲れた」と押しのけられ中断。
とても物足りず、上半身裸のまま、下着をもっこりさせたまま、とりあえず川で水浴びをしようと歩いていたところ。
藪から女が跳びでて「た、助けて!」とすがりついてきた。
抱きとめて事情を聞く間もなく、下着の膨らみを両手でにぎりこまれて。
ぎょっとするうちに、そのすがたが歪んで、女だったのが触手の塊と発覚。
触手系の魔物は雑魚で、いつもなら一蹴できるところ。
勃起して体が火照っている状態での遭遇、しかも、間髪いれずに粘着質な触手が包みこんでの高速しこしこをされては、お手上げ。
ぬちゅぬちゅぬちゅ!と水音にも追い討ちをかけられ、否応なく高ぶってしまい「ああ、ああ、ああう、んあああ!」と射精。
思った以上の快感がほとばしり、みっともなく鳴いたもので「あれ?これ、やばいんじゃあ・・・」といやな予感。
「これまでのエッチでいちばん、快感を覚えていないか?」と。
そういえば、いつものエッチでは俺が一方的に触り、相手にはほぼ触らせない。
触られるのが苦手なのかと思ったが、今更、敏感なのを自覚。
敏感なうえに触手に犯されるのは地獄のようで、でも、体は快感に痺れてやまず。
どれだけ射精しても扱いて、乳首を弄び、細かい触手を尻の奥に詰めこみ、塊になって摩擦したり、ばらばらにこそがしたり、ぐぱぐぱ広げたり。
「やあ、ふああ、あぐうう!」とあられもないざまを晒して精液を噴きっぱなし。
正気を失いそうになったところで、先っぽに男性器がついのをを見せつけられて。
「やだあ、入んなあ・・・」と泣きじゃくるも情け容赦なく奥までずぶちゅうう!
濡れた乳首と股をぐちょぐちょにされながら、絶えずじゅぷじゅぷと突かれて「らめええ、気もちいいん!」とついには快感に屈して、あんあん腰をふってしまい。
「おお、おおう、き、気もちい、のお、らめえ!女、抱けなくなっちゃ、んああ、あふうう、や、おっきい、ああ、いい、いい、気もちよしゅぎいいい!」
奥深くに注ぎこまれて意識がとびかけたものを、意外にも一回で終了し、触手たちは退散。
どうやら、勇者の仲間として俺を狙ったのでなく、単に発情しただけなのだろう。
「殺されないでよかった・・・」とほっとしたいところ、あいにく後遺症が。
その夜以降、ぱったり女を抱かなくなってしまい。
そりゃあ周りは不思議がって、理由を知りたがったが、完全黙秘。
といって、もともと好色だから、どれだけ溜まるのを耐えられるやら。
女遊びをしなくなった代わりに「俺を抱いて」と男漁りをしだすのも時間の問題かもしれない。
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