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①
※アイスを体にくっつけて舐めるシーンがありますので苦手な方はご注意下さい※
拘束/くすぐり/耳責/キス/羞恥/玩具/放置/アイス/乳首責/へそ責/連続絶頂
◇ ◆
「ヒロって本当性欲しかないよね!!最低!」
バチンと激しい音が響いたかと思えば、俺の頬には痛みが走る。着替えを済ませて部屋から出て行く女を見送ると、俺はハァと溜息を吐いた。
酷い発言と暴力に腹が立った俺は、近くに住む幼馴染の家に突撃した。
「で、また振られたの?」
「つーか付き合ってもねーよ。セフレでいいからって言われたから遊んでたのに結局これかよ」
「どっちもどっちじゃない?遊ぶなら俺みたいにちゃんと遊べばいいのに」
「本当、お前の方が遊んでるくせにトラブルねーよなー。何で?」
出してもらったオレンジジュースを飲みながらひたすら愚痴る俺に、いつも話を聞いてくれるのは幼馴染の陽太。かなりイケメンだが、俺と同じで特定の女性は作らず、気楽に遊ぶタイプ。
「上手に遊べねーならそろそろヒロも落ち着いたら?」
「有り余る性欲が治ったら考える。つーか今日飯食べに行かね?」
「いーよ。なんかデリバリーしてもいいし」
「んじゃ女の子もデリバリーしよーよ」
「人ん家で何考えてんの」
「嘘だって」
陽太の部屋にある漫画を手に取り、読ませてもらいながら時間は過ぎて行った。陽太も自分の好きなことをしていて、無言だがそれも居心地は悪くない。
「なぁヒロ。聞きたいことあんだけど」
「ん、何?」
漫画を置いて陽太を見ると無表情だったことに不思議に思ったが、じっと目を見て陽太の言葉を待った。
「ヒロって性癖とかあんの?」
「性癖ー?突然だなぁ。んー……変なのはないと思うけどちょっといじめるのは好きかな。恥ずかしがる姿とか燃える」
「そっか」
「何、陽太ってばもしかして珍しい性癖あんの?俺で良かったらカミングアウトしちゃってよ。陽太関連は絶対誰にも言わないし」
俺が少しニヤケながら訊ねると、次の瞬間すごい力で引き寄せられた。
「…っえ?」
油断していたとは言え、押し倒されるのは一瞬だった。何とも言えない表情で俺を見下ろす顔は俺の知ってる陽太ではなくて。
驚いているとガシャンと音がして、腕を見ると手錠がかけられ、ベッドの足に抜けないように上手く固定されていた。
「は…?」
「性欲、有り余ってんでしょ?ちょっと付き合ってよ」
「ちょいちょい、待って冗談やめて。陽太の場合冗談に聞こえないから怖いんだけど」
「冗談じゃないしな」
「え…」
「この前会った子が可愛いフェチしててさ」
「何…?」
「くすぐり」
「おう…?」
「泣きながら笑って、顔赤くなってビクビクして。めっちゃ興奮した。そんな時に、昔お前が俺の姉貴にくすぐられて泣いてんの思い出してさ。まだ弱いのかなって思って」
「え、ちょっと待ってやめてお願い!」
「焦ってるヒロも珍しくていいな」
「ちょ、俺帰るわ」
「逃げれる?この状態で」
いつもの優しい陽太の微笑みは、今は怖くて仕方ない。腕もベッドから抜けないので下ろせないし、本気で焦り出す。
「俺のやりたいことやったら気持ち良くしてやるから、付き合えよ」
ヤバいと本能的に感じ取って腕が外れないかと動かしてみて、体も必死に捩って脱出を試みた。
「暴れてくれる方がいじめがいがあって燃える。ヒロもそうなんだろ?」
「俺のいじめるはちょっと違うっ!」
「体動かしても大して意味ないだろ。それなら大人しくしとけや」
「ひゃぁ…んぅっ」
服の上から脇腹をくすぐられ、ビクッと跳ねた。コイツの姉貴にくすぐられて以来めちゃくちゃ嫌いになった行為。絶対誰にも触れさせないようにしてきたのに。
「~~っ!!」
やばい、久しぶりでもやっぱり無理だ。
「とってっ!手とってっ!!」
ガチャガチャと金具部分が当たる音が響きながら俺はとにかく叫んでいた。
「ちょっ、陽太!ふざけてないでやめろ!本当にこれ無理だからっ」
「まだちょっとしか触ってないんだけど。そんなに苦手?」
「ダメダメ!!マジで無理!!」
本気で暴れてもこの状態では意味をなさなくて。意地悪な手は俺の服の中へ侵入し、脇腹に添えられた。
「や、っやめて!う…っ、動かしたら…っぶっ飛ばすからな!!」
「へぇ、ぶっ飛ばしてみろよ」
サワサワと脇腹に置かれた手が動き出すと、ビクッと体が跳ね、生理的に涙が目尻に浮かんでくる。
「くすぐったくらいで泣くなよ」
「本当に俺っ、だめなんだって…!昔から知ってんじゃんかぁっ!!」
「うん、そうだったな。最近思い出した」
「陽太ぁ…やめてぇ…」
俺の先程の脅しも効果がなかったので、次は恥を忍んで可愛くお願いする事にし、潤んだ瞳を利用して上目遣いで見つめてみた。
「あざといから無理」
「んだとっ!?んんっ!!」
すると更にこちょこちょと明らかな動きに変わり、思わず吹き出しそうになった。一度笑ったら止まらないのは知っているので、必死に声を堪えた。
「ま、待ってお願い!本当に…っ本当にダメだから…ぁぅ…っ、んんぅぅ……!」
「まだ指一本だよ?それでこんなんなっちゃうの?」
「だめっ…ほんとに…!!」
「ほら、いっぱい暴れて汗かいてきてる」
「んはぁぁ…っ!」
脇腹から指を移動させると、グイッと人差し指で脇の窪みをクリクリと押す様に刺激された。その指が動く度にビクビクと反応を示してしまった。
「へー反応可愛いな。ヒロなら全然勃つわ」
「…っんくぅぅ…」
「ほら、声出せって。弱いくせに」
唇をこれでもかという位に噛み締め、フルフルと首を横へ振る。
「ほら、ヒロ。お前の恥ずかしい間抜けな声聞かせろよ」
ツンツンとつついてみたり、クリクリと押してみたり。5本の指でこちょこちょとくすぐってみたりと細かく変化をつけてくる刺激に耐え切れず背中がのけ反り、体全体が熱くなった。
「…っく、ぅぅ、だ、めぇぇ…離せぇ…っ!やめろっ…」
俺が必死に力を込めて耐えていると陽太が俺の体に覆い被さる様に移動すると、フッと耳へ息を吹きかけられた。
「んあっ!」
ずっと目を固く閉じ、耐えていたので不意打ちの刺激にまたビクッと跳ねた。
「ヒロ」
「ば…っ、何…っ耳やめろって!」
俺の耳に近付くと脳に響くような低い声で名前を呼ばれた。
「名前呼ばれたら興奮すんの?勃ってんじゃん」
「あほ…っやめろ…」
「お前Mの気質あるんじゃね?」
「うるさいっ!」
舌を耳の中へ差し込まれると腰に響くゾクッとした感覚が襲う。いつも女の子の耳を責めていたけどこんな感覚だったのかとぼんやりと思った。
「ひぁ…ぁっ、だめ、だめ陽太ぁ…!やめっ」
「ヒロ可愛い。耳弱いんだ」
「んん…もっ、お前一々うるさい…嫌われるぞ」
「相手によって変えてるよ。ヒロは効果ありそうだからやってるだけ。なぁ、耳責めたままココ触ったら耐えれる?」
「ひぁ…っ」
少し興奮した声の陽太が、俺の脇腹に指を置いた。それだけで体は拒否反応を起こす。
「無理…っ無理だから、許して陽太…!」
「ほら、こちょこちょ」
「ぁっ、ぁあっ、ひゃ…ぁっ、ばか、だめっ」
低くて甘い声と、触れるか触れないかの指の動き。くすぐったいというより完全に快感に変換された刺激は、耐えるのは難しかった。
「本当は笑って欲しかったけどトロトロに感じてんのも可愛いじゃん」
「ぁ…っだ、めっぁ…その触り方やめろや…っ」
「何で?ぞわぞわする?」
ツツ、とわざとらしくゆっくりと指が這うと指摘通りゾワリとした感覚が襲い、変な気持ちになってしまいそうになる。
「気持ち良い?」
「ぅぁ…っば、っか!…だめっ、待っ…タンマタンマ…!離して本当に…!」
5本の指で脇から脇腹を往復されると頭が痺れる快感が襲い、必死に体を捩った。
「逃げれないよ」
「ひぁぁ…!やばっ、待って…その触り方まじで…っゃめろ、やめっお願い、お願いお願いぃぃ…!!」
「その弱点アピール何?もっといじめてほしいわけ?」
「んなわけっね、だろがぁっ…!」
「トロットロな顔してさ。女の子にはそんなエロい顔見せれねーな」
暫くゾワゾワするような刺激を生み出す触り方をされると、俺の体はすっかり出来上がってしまった。
今はもう快感に飲まれ、陽太が何か言ってもぼんやりとした感覚しかなく、ただとろけた表情で陽太を見つめた。
「…やば、可愛い。付き合ってくれたお礼に気持ち良くしてやるよ。どうしてほしい?」
「ん、…キス、キスしたぃ…」
「は?」
「…っん?あれ、ちがっ」
完全に快感に飲み込まれてたが、陽太の素で驚いた声にハッと我に返った。それと同時にボッと一気に顔が赤くなった。
「キス好きなの?可愛いな」
「うるさいお前も好きだろ」
「いや俺したことない」
「は?」
「だって本命以外としたくねーじゃん」
「おま…遊びまくってんのにマジか」
「キスしたら本気になる子多いからしない方がいいのかなって思ってたら今に至る」
「ふふ、んじゃお前のファーストキスもらってやろーか?」
遊び尽くしている陽太が理由はあるにせよまだキスしたことがない事に少しだけ余裕を感じ、俺はいつもの口調でニヤリと笑った。
「いいの?俺の本命になるってことだけど」
「え」
「これからたっぷり大事にしてやるよ」
その上を行く余裕さに負けた。ニヤリと笑う陽太は少し意地悪で格好良く見えてしまい、何故かドキッとした。
「あ…違う!ならないから!」
「もう遅いよ」
「あ……待っ、んぅ…」
優しく唇が重なると、俺はゆっくり目を閉じた。元々セックスよりもキスの方が好きだった俺は、簡単に受け入れた。
「んん…」
ゆっくりと舌を入れられ、丁寧に口内に這わされるとどうしても甘い声が出る。初めてとは思えないキスに俺は夢中になった。
「…はぁ、」
暫く深いキスが続き、ふと唇が離れると少し頬を染めた陽太の目が合った。
「ヒロ可愛い」
「お前普通に上手いじゃん」
「そう?」
「うん。じゃ、そういう事で俺はこれで」
ガチャンとだめ元で腕を動かし、脱出を試みるが状況は当たり前だが変わらない。
「逃すと思う?」
「思わないけど…」
「たまにはめちゃくちゃにヤられたら性欲も落ち着くんじゃねーの」
「ぎゃぁぁあ!何すんだよ!!」
陽太は俺の下着ごとズボンをずり下ろしてきたので、俺は堪らずに声を荒げた。
さっきまでの行為で完全に反応しているモノが晒され、恥ずかしさで陽太に思いっきり蹴りを入れた。
「痛いんだけど」
足首を掴まれグイッと広げられると、全部丸見えになる体勢にされたまま固定され顔が真っ赤になった。
「ぎゃぁぁぁぁあ!!」
「恥ずかしいとこ丸見え」
「やめろっ!!」
「さっき蹴ったお仕置きな」
今までに見たことのない陽太の黒い笑みに背筋がゾクリとした。少し体勢を変えて俺の両膝裏を持つと、閉じれないように思いっきりこじ開けた。力では敵わないので俺は思いっきりM字開脚で晒す羽目になった。
「あっあっ!やだっ!ちょっ!!」
「絶景だな」
「てめっ!男の股間なんか見ても興奮しねーだろ!!」
「別に男でも女でも股間見て興奮はしないけど」
「へ?」
「俺は恥ずかしがってるとこ見るのが好きなだけ」
「んな…」
「ほら、ヒロの恥ずかしいとこ全部見えてる」
「ばっ、ばか!やめっ」
「そうやって顔赤くするとことか最高に興奮する」
「てめ…っ変態!やめろってば!」
「へぇ?変態にこんなことされて萎えねーお前も変態じゃないの?」
「…っ」
言い返すことが出来ずに歯を食い縛り、俺は羞恥に耐えた。恥ずかしがらなければ興奮しなくなって解放してくれるだろう。すると陽太は近くに用意していたボンテージテープで太腿と足首を縛り付け、M字開脚の状態で拘束した。
「おぃぃい!!足も縛ることないだろっ!」
「だってずっと持ってたら触ってやれねーから」
「触らなくていいから!!てか手錠といい何でこんなん持ってんだよ!」
「女の子と色々試してみたいから昔買ってた」
「女の子で試せよ!!」
「試し尽くしたから。さーてと、さっき蹴られて体痛いからちょっと休憩するわ」
「は!?」
わざとらしく伸びをしてニヤニヤしながらこちらを見る陽太に素で驚いた声が出た。
「腹減ったからなんか買ってくるけど、何か欲しいもんある?」
「今この状態で聞くことじゃない!!」
「いらないの?」
「……俺が好きなやつ買ってきて」
「りょーかい。俺おにぎり食べたいからヒロはツナマヨでいい?」
「うん、いい。でも行く前に解いていけよ!!」
「せっかく縛ったのにもったいねーじゃん。じゃあその間これに可愛がってもらってて。使い回しとかしてないから衛生面の心配しなくていいからさ」
何処から取り出したのか、小さめの電マを手に取ると、未だに衰えていない俺の自身にくっつけてスイッチを入れた。
「んく…っやめ…っ」
「気持ち良い?」
「取って!!やばっ、イクっやめて!!」
「バスタオル敷いとくけど、部屋汚さないでね。汚したら後で舐めて掃除させるから」
「じゃあおもちゃ取れやボケぇぇぇぇ!!」
「んじゃ行ってくる」
「うそっ、待って!行かないでっ!せめて取っていけってば!!」
パタンと扉が閉まり、玄関のドアが閉まる音を聞いて俺は青ざめた。
「あいつ…まじかっ!!あとでしばく!!」
敢えて少しだけずらして電マを付けてくれたので我慢出来ない程ではないが、意識しないとすぐにイキそうになる。
「…っくそ、…はぁ…」
取れないかと無意味に手錠を引っ張ってみても、足をバタつかせても取れなかった。こういうのって案外丈夫に出来てんだな。と冷静に考えながら大人しく待つ事にした。
一番近いコンビニで大体往復10分くらい。それまで我慢しないと。
「…ぁ、っもぉ…いっそのこと部屋汚してやろうか…」
いや、舐めて掃除させるからって言葉は絶対冗談じゃなさそうだし。俺は一定の刺激を与えてくる電マに少しずつ余裕をなくしていきながら、荒い息を繰り返し必死に刺激に耐えた。体が熱くて汗がバスタオルを濡らしていく。
「ぁぁ…陽太ぁ…陽太早く帰ってきてぇ…」
放置された不安とイッてはいけない苦しさでボロボロ涙を流しながら待っていると、ガチャッと扉の開く音がした。
「陽太!!早くっ…早く取ってぇ!!」
「ただいま。あ、イッてないじゃん。偉いね」
買って来たものを机に置くと電マだけを外してくれた。
「イカせて…めっちゃ我慢したから…」
「腹減ったから食べ終わるまで待ってて。手洗ってくる」
──いやコイツどこまでマイペースなんだ。
余裕がない今の状況で本気で腹が立った。
「おい!ふざけんなよ…っ部屋汚さないようにどんだけ俺っ、必死で…!」
「うん、いい子には後でハーゲンあげる」
「え、買って来てくれたの?」
「うん、だからもうちょっと待ってて」
「……いや!解け!!流されるとこだった!!」
陽太は俺を縛ったまま隣でスマホをいじりながら本当におにぎりを食べ始めた。
「お前ぇぇぇ!!」
「おにぎり一個だからすぐ終わるって」
「そういう問題じゃねーだろ!!」
「ヒロの分もあるから後で食べて」
「食べるけどっ!!」
結局何を言っても無駄だったので熱い体で待っていると、陽太がおにぎりを食べ終えて冷凍庫から何かを取り出した。
「暑くない?アイスもう一つ買って来た」
取り出したのはアイスの◯レモン味。
「はい、食べて」
袋を開けるとヒヤッと冷たいアイスが口の中へ放り込まれた。
「んまぃぃ……」
疲れ切った体だからか、めちゃくちゃ美味しく感じて感動していると『もっと食べなよ』と言いながらポイポイと口へ放り込んできた。
「んぅっ!?」
冷たさで少し頭がキンとしそうになりながら、食べ切れないアイスが溶け出して口から溢れ出た。
「…ヒロ溢してる」
陽太が顔を近付けて来たかと思うと、口へ伝ったアイスを舌で舐めとると、ちゅっと唇を重ねて来た。
「ん…っ、ふぅ…」
食べ切れなかったアイスを陽太の口へ送り込むと、シャリッと音を立てながら食べる音が聞こえた。
お互いの口はレモン一色の味になり、アイスがなくなるまで深いキスをした。やっとアイスがなくなった頃には初めてキスだけで疲れてしまった。
「あーバカ!お前入れ過ぎだから!!」
「美味しかった」
「…ん、そうだな」
さっきまで一人だったからか、キスが好きだからか…それともただアイスが美味しかったからか分からないが、何故か安心した。
「何赤くなってんの?口移し恥ずかしかった?」
「るせ…バーーカ」
「顔真っ赤なって体もポカポカだな。冷やしてやるよ」
「は?」
陽太は俺のシャツを捲ると、アイスを肌に滑らせた。
「ひゃぁぁっ」
冷たさにビクッと体が跳ねて変な声が出た。
「てめ…食べ物粗末にしちゃっ、ひゃぁ、」
「あとでちゃんと食べるから」
陽太の指と温度と俺の肌の温度で溶け始めたアイス。胸元まで晒された俺の肌にアイスが滑ると冷たさに鳥肌が立った。
「つめ…たぃっ」
「寒いから?乳首勃ってる」
「うるせぇぇ…、あッ、ばかぁ…」
ツンとアイスが乳首を掠めると開発していないのに快感が生まれて明らかに自分でも恥ずかしいくらいに甘い声が出た。
「…アイス、溶けてきたな」
「ひゃあ…っ、へん、な所…!舐めんなぁ…」
乳首を最後にアイスが溶け切ると、それを綺麗にする様に舐められた。
「胸感じんの?…かわい」
「ひァッ…あっ、ぁッ」
流石遊んでいるだけあって舌使いが上手い。ゾクゾクする感覚に足が震え出した。
「下もすげー勃ってんね。気持ち良い?」
「んなっ、わけねーだろ…」
俺の強がりに対してクスッと笑うと、乳首を軽く甘噛みし、舌先でくすぐる様に刺激された。もう片方はクリクリと摘むように触れられ、股間に熱が送られる。腰がゾクゾクして、体が勝手に跳ね、恥ずかしさに顔が熱くなる。
「も、もぉ…っ胸…だめっ、やめろやっ」
「感じんの恥ずかしい?」
「こんのくそドSがぁ…っ」
「…アイス溶けると勿体ねーから先に食べ切るわ」
「はぁ?」
胸から一旦離れた陽太は残り少なくなってきたアイスを取り出すと、また俺の体へ滑らせた。
「あぁっもう!冷たいって、やめろっ」
「あ、いいとこあった」
「ひゃ…どこ置いてんだよ!!」
アイスを俺の臍の上に置いて指を離すと、ペロリと指を舐めた陽太。
「レモン美味しい」
「うまかっ…た、けどっ。ちょ、溶けてる溶けてる…っこぼれちゃうって」
お臍に置かれたアイスが溶け出して冷たさにゾクゾクと体が震えた。
「ん」
「ぎゃぁ!何してんだっ」
「溢れないように飲んでる」
「ふぁ…っばかっ」
溶け出したアイスを溢さないようにお臍を舐められ、くすぐったくて体が跳ねた。
「やぁ…っぁ、ぁあ…」
残っているアイスをお臍に押しやられると冷たくて背中がのけ反った。
「美味しい」
「ば…っか!」
しばらく舐められているとアイスも完全に溶けてなくなったが、綺麗にするようにお臍の周りや穴を舐められてジタバタ暴れた。
「もぉぉっ、だめぇっ、離してぇ」
「だってまだレモン残ってるもん」
「くすぐったぃ…」
「くすぐったいのはこういうのを言うんだよ」
「ひゃぁぁぁっぁははは!やだっやぁっ」
今まで散々笑い声を我慢していたが、急に脇腹をくすぐられると激しく声が出てしまった。
「やぁあははははっっやめてっ、やめてっくすぐんないでぇぇっっ」
「やっと笑ってくれた。可愛い」
「~~!!ぅあっぁやめっ…ひははっやぁぁっ、ぁはっぁはははは!!」
「くすぐったいねぇ」
「ふざっけ、あっは、やめっ…恥ずかしいっ、やめてっぁははは!!やだってぇ…!!」
「脇腹とこっちどっちが弱い?」
「んぎゃあっ、あっぁぁあ!!あほやめろっ、まじでぇっあっは、あはっ、ひぁぁっ」
脇腹をくすぐっていた指が脇へ到着すると意地悪く動き出す。
「こっちの方が弱そう。汗びっしゃりで可愛い」
「ひゃははははっくるしっ…待っ、ぁははは!!」
「なぁ、ヒロ。すげー反応してるけど何で?擽られて感じてんの?それともアイス?」
「はぁっ…、あほか、やめ…っ」
指の動きが止まると、さっき潤った喉がまた渇き始め、ゼーゼーとした呼吸を吐いた。
「ヒロ、これ最後。一緒食べよ」
「…ん…もぉ…」
口にアイスの実を加えた陽太が唇を重ねると、甘酸っぱい美味しさが喉を潤した。
「なぁ、ここ苦しそうだけど」
グリッと足で股間を擦られるとビクッと跳ねた。自分でも何故まだ継続して勃っているのかは理解出来ないが、さっき散々電マで我慢したからだと思い込ませた。
「俺の口と玩具、どっちでイキたい?」
「…玩具」
「…ふぅん。わかった」
少し不機嫌そうになったのは分かったが、陽太に舐められて喘ぐ自分なんて恥ずかしすぎる。不機嫌なまま陽太は電マを手に取ると、俺の自身に再度セットした。
今度は確実に感じる亀頭部分へ当たるように固定すると、いきなり強でスイッチを入れられた。
「ひッ、ぅぁァッ、ばかっ…強…!──~~っ、んぁぁぁッっ!!」
「玩具がいいなら何回でもイけよ」
「ぁぅッ、っイクっ、陽太ぁっ…イクッ!!」
我慢なんて出来るはずもなく足を痙攣させ、体をのけ反らせながら勢い良く欲を吐き出した。
「イッたぁっ、イッた止めてぇぇぇ!!」
達した後も陽太は動く気配がなく、強い振動を送り続ける玩具にパニックになりながら泣き叫んだ。
「玩具がいいんだろ?」
「ひぁぁァァッあぁ!!許してっごめっごめんなさい!!ごめんなさいっ止めて、下さっ、──ッッ!!」
敏感な先端には刺激が強過ぎてすぐに二度目の欲を放った。動かせないながらにピンと伸びた足首が痙攣しながら、ガクガクと勝手に体が震え出し止まらない。
「ま、せいぜいイカせてもらえよ」
二回達しても止まらない電マに発狂しながら必死に許しを乞い泣き喚いた。
「あと一時間くらいしたら止めてやるよ」
「ひぅぁぁアァぁっ、ドSっっ鬼畜っ!こんのっ、あほ陽太バカァァぁぁあ!!」
「はいはい」
「ぁっ、ぁぁ、だめっまたイク…っぁぁああ!」
俺の叫びは虚しく、解放されたのは本当に一時間が経ってからだった。
◇ ◆
「お前…ありえないくらい鬼畜だな…」
やっと解放された時には何度イッたか分からないくらい果てた所為で全く動く事が出来なかった。
「まぁ俺は何もしてないけどね。縛って放置してただけで疲れてないし」
「…ド鬼畜め…」
「これで当分は女の子としなくて済むんじゃない?」
「お前の所為で本当誰ともする気になんねーわマジで」
「はい、ヒロの分のおにぎり置いとくね」
「…今はまだ食えねー。先にハーゲンくれ」
「ん、はい」
やっとの思いで起き上がって壁にもたれながら座ると、俺の好きなバニラのハーゲンをくれた。
「…ありがと。甘くて美味しい」
「俺にも一口ちょーだい」
「ん、はい」
「うま」
悔しいけど普段なかなか食べれないアイスが食べれた事と、気持ち良かったのは確かなので許すことにした。
end.
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