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※最初少しだけ陽太以外と絡みあるので苦手な方はご注意下さい※ キスマ/乳首責/フェラ/拘束/くすぐり/耳責/玩具/前立腺責/羞恥/ドライオーガズム/嫉妬/挿入有 ◇ ◆ ポコンと通知音が鳴り、スマホを確認すると珍しい奴からのメッセージ。 【明日から一ヶ月出張】 それだけ書かれた文字は、陽太からだった。俺から突撃する事が多いので久々のメッセージに少し新鮮な気持ちになった。 「出張頑張って。また終わったら遊び行くわ」 それだけ返信して俺はベッドに突っ伏した。陽太に会えない事で一つだけ辛い事がある。 それは、アイツでしかイケなくなっているから。 性欲が人よりも強い俺が一ヶ月も我慢出来るのか?でも仕事はどうしようもない。でもどうしたらいい。 結局アイツでしかイケなくなってからは週に何回かは会って抜いてもらっていた。 こんな生活ダメだと自分でしてみても何故かイケなくなっていた。 いやしかし待て、陽太で勃つと言うことは認めたくはないが男で勃つと言うことなのか?それならば。 ◇ ◆ 「初めまして、ヒロさん」 俺は陽太が出張中、同性愛専門の風俗店を予約した。 「宜しくお願いします」 ホテルの部屋で待ち合わせしてそこに現れたのは陽太に雰囲気の似た男。プロフィールも見てSっ気のある人にしておいた。中々いい人が見つからなかったので、予約までに時間がかかったが。 「ヒロさん、メッセージに書いてくれてましたけど一人でイケなくなっちゃったんですか?それは辛いですよね。…俺で良ければ、お手伝いしますよ」 陽太に似ているので、近付いてくるだけで何故かドキッとした。 「…はい、お願いします」 お互いシャワーを済ませると、俺はベッドに寝転んだ。 「嫌だったら答えなくていいんですけど、いつからそうなっちゃったんですか?」 「…えっと、」 恥ずかしかったが、コイツとはおそらく今日しか会わない。俺は全て包み隠さずに伝える事にした。 幼馴染のド鬼畜に玩具でいじめられて以来、アイツでしか勃たなくなり、イケなくなった、と。 それを聞いた男は目を丸くした後、少しだけクスッと微笑んだ。 「…じゃあ俺のこと、"陽太"って呼んでくれていいよ?」 「別に…アイツが好きなわけじゃないし、テクだけは上手いだけで…」 「へぇ~?その人ってどんな話し方?声は似てないかもしれないけど、なるべく合わせていくよ」 「…普通の喋り方だと思う。キャラ定まってねーからよく変わるんだよな」 「それはここで言っちゃダメなやつじゃない?まぁ少し意地悪にしていくよ。呼び方はヒロでいい?」 「うん」 「ヒロ」 「…!」 少し熱っぽい声で言われるとドキッとした。薄暗い照明にした部屋で、陽太に似た男と居る。それだけで興奮出来た俺は、恥ずかしながら。 「うん、勃ってるね」 「…恥ずかしすぎる」 「一ヶ月も会えないのは辛いよね。…でも安心して、俺がちゃんと満足させてあげるから」 「あ、…んん、」 「キスしていい?」 唇が触れる距離まで詰められると、グッと唇に力が入った。今まで散々女の子ともしてきた。セックスする時はキスしないと始まらない!と思う程に好きな方なんだけど。 「…だ、ダメ。ごめん」 「へぇ?陽太くんしか嫌?」 「い、や…かも、ごめん」 「ううん、いいよ。可愛いねヒロ」 「ひゃ…」 唇から離れると、ちゅっと首筋にキスをされた。ゾワゾワとする感覚に俺はキュッと腕を掴んだ。 「…」 ちゅ、ちゅ、とゆっくりと下りていき、胸元にもキスをされた。 「ふ…、っ」 俺は攻めるより攻められる方が好きになったのか?相手からの愛撫に股間は反応し、ゾクゾクした感覚に体を震わせた。 すると、ジュッと少し強めに吸い上げられた。 「…っいて、え?…痕つけた?」 「うん。陽太くんに見せてあげてよ」 「…っ」   青ざめた俺に、ニコッと微笑む陽太に似た男。しかし付けられてしまったものは仕方ない。 「…まぁ、いいよ。そんなんで怒るような奴じゃないし。そもそも付き合ってねーし」 「どうだかねぇ。陽太くんいつ帰ってくるの?」 「詳しく知らないけど来週とかじゃね」 「そっか、じゃあその頃には消えてるからたくさんつけてもいい?」 「一個ついてたら何個でも一緒だしいいよ。あ、でも俺も仕事あるから首筋は勘弁して。隠れるとこで」 「それはもちろん」 先程痕をつけた箇所から少し舌を滑らせてピンと勃ち上がった乳首を愛撫されるとビクンと跳ねた。 「あ…っ」 「ヒロ、可愛い。ここも感じるんだ」 「ん…っ、く…ぅ」 ゾクゾクとした快感に足を擦り合わせながら、俺は声を我慢した。何となく聞かれるのが恥ずかしい。 「こっちも可愛がってあげるからね」 舌でくすぐりながら、もう片方を優しく摘まれると体は素直に喜んだ。 「ん、ん…っ」 「声我慢しなくていいよ、陽太くん以外に聞かせたくないとか?」 クスクス笑いながら喋られるとたまに乳首に歯が当たり、それにも反応を示してしまう。 「少し甘噛みが好きなのかな?」 「ぁあっ…、あ、やだ…」 少し大きな声が出て顔が熱くなったが、気にせずに甘噛みをしたり舌先で転がしたりと、俺の感度はどんどん上がり、自身も立派に成長していた。 「はぁ…っぁ、陽太、イキたい…っ、下も触って」  「いいよ、ヒロ。可愛いね」 「あ…っ」 男は下へ移動すると、躊躇うことなく俺の自身を咥え、音を立てながらしゃぶり始める。 「…んんっ、音、やだ…っ」 「だってヒロの先走りがすごいんだもん、音出ちゃうよ」 「んくっ!んっ、んん、ん~~!!」 ビクビクと足が震え出した頃、刺激はどんどん加速して俺の好きな箇所を攻め立てた。 「あっ、イク…っ、陽太ぁっ、イク、イッちゃ」  「いいよ、イッて」 「~~!!」 最後に先端を刺激されると、俺は背中を仰け反らせて口の中へ盛大に欲を吐き出した。 「は…ぁ、はぁ…っはぁ、」 クタリと脱力すると、男は出した欲をゴクリと飲み込んだかと思えば、俺の太腿に強く口付けた。 「あ、…痛て」 「いっぱい痕つけてあげるね」 「…あー勝手にして」 左右両方の内股にくっきりとつけた痕。別に誰に見られるわけでもないので気にせずにつけさせた。 「あー…イケた、やっぱり俺そっちになったのかな」 「俺が陽太くんに似てたのもあるんじゃない?」  「そーかな。俺アイツでしかイケないとか不便すぎる」 「そうだねぇ、まぁ陽太くんが居ない時はまたおいでよ。待ってるから」 「ん、またそん時は宜しく」 賢者タイムにそんな会話をした後、俺達はシャワーを浴びて身なりを整えるとホテルから出て別れた。 陽太に似ていたからとはいえ、アイツ以外でもイケると分かった俺は少し心が軽くなった。 帰宅している途中で、ズボンのポッケに入れてたスマホが振動し始めた。ディスプレイには"陽太"。 「はいはい」 『今平気?』 「うん。出張お疲れサン」 『長い事一人にさせてごめんな。仕事早く終わらせたから今帰ってる。迎えに行くから合流しよ。イケてねーだろ?』 うわぁ、なんてタイミング…。だがイケない俺を気にかけてくれていたのは少し嬉しかった。 「あ、うん…俺少し疲れてるから今日イカなくて平気。でも…会いたい」 『え、体調悪い?大丈夫?会いたいなら会いには行くけど無理すんなよ』 「大丈夫。とりあえず今外なんだよね。陽太何処に居んの?」 『外?……俺は◯◯駅までは帰って来てる』 「あ、俺そこの近くの△△駅に居る」 『…△△駅?ふぅん?体調悪いのに?…ま、了解。じゃあそっち行くわ』 焦っていた事もあり、最後の若干不満そうな声に気付かないまま、俺は駅で待つことにした。 「おかえり陽太」 「うん、ただいま。この駅で何してたの」 「…んー、別に?」 「なぁ、ホテル行こうよ」 「聞いてた?俺疲れてるからホテルはちょっと」 「ここ有名な風俗ホテル街だろ?出張無理したから休憩したいんだけど」 「…う、ん」 少し気まずくなりながら、まさかのさっきまで居たホテルに戻ることになった。 シャワーを浴びに行った陽太を待ちながら、さっきまでの事を言うか悩んでいた。 まぁ別に恋人でもないし、陽太も女の子と未だに遊んでるって言ってるしいいよな。でも今日ヤらないならバレることもない?うーん…。 「何難しい顔してんの」 「あ、おかえり」 「ヒロは入らなくていいの?シャワー」 「うん、別に平気」 「ふーん」 ベッドに腰掛ける俺の隣に座ると、クイッと顎を持ち上げられた。 「キスしていい?」 「…うん」 俺が頷くとゆっくりと唇が重なった。石鹸の香りがしてさっき抜いたばかりなのに少しムラッときた。 「ヒロ」 名前を呼ばれて深いキスに変わって行くと、どんどん変な気持ちになっていき、俺はぎゅっと陽太に抱き付いた。 「体しんどい?したいんだけど」 「…真っ暗にするならいいよ」 「…分かった」 照明を暗くしてあまり見えないようにすると、俺は服を脱いだ。そして陽太は脱ぎ終えた俺を後ろから抱き締めてくれた。 「あー…生き返る」 「一ヶ月出張は長いよなお疲れ」 「うん」 珍しく甘えたモードなのか俺から離れずに居るなぁと思っていると、いきなり俺を押し倒して、ベッドに備え付けられている手枷に俺の手首を固定した。 「うん?え?」 呆気に取られているともう片方の手も固定されて、いつも通り縛られることになった。 「このホテル、足にも枷あるんだな、暴れんなよ」 無理矢理俺の足にも枷に嵌めると、大の字で四肢を拘束された。そして照明をつけられた。 「うわっ!ちょっ、今日は暗くしてって…!」 顔から足先まで観察するように見ると、あまり見ないオーラに変わったのが分かった。 「…」 こうなるなら最初に言うべきだったか、と思ったがもう遅い。しかし陽太は何も問いただすことはなく、俺に深くキスをした。 「ん、んん…っ」 いつもと違い中々終わらないキスに頭がくらくらしながらも、これでもかと絡めてくる舌。 「んっ、よぅ、…っんん、何、どしたの」 途切れ途切れに問い掛けても何も発することなく絡められる舌に、俺は体が熱くなる。 「ん…っ」 もう何も言わずに受け入れると、それからも長いキスは続いた。 「…ぷはぁ…長すぎない?」 「俺以外とキスもしたの?」 「え?」 「聞いてんの、早く答えろ」 「…キスはしてねーよ」 「ふーん」 「何怒ってんの?」 「怒ってねーよ」 「あれれ、もしかして陽太くん。ヤキモチでも妬いちゃった?」 ニヤッと笑って茶化すと、陽太の目は笑っておらず、張り詰めた空気にたらりと冷や汗が出た。 「……そうかもな」 しばらく無言が続いた後に陽太はそれだけ小さく呟くと、素早く動き出した。 ◇ ◆ 「んぐぅ…っんん、」 茶化したからか、俺は口にタオルを放り込まれた。陽太は喋れない俺に跨ると、脇腹をくすぐり出した。 「んんんん!!、んぐっ、んん!!」 ビクビクと体が跳ねるが動けなくて笑いながら泣いた。しつこいくすぐりに体は悲鳴を上げながら俺はひたすら泣き叫んだ。 「暫くくすぐっていじめるから。ヒロ嫌いだもんな」  「んんっ、んん!!!んーー!!」 「すっげー暴れ方。今日はずっとこれでもいいか」 「んん!、んぅっ!!んんんんん!!」 ふざけんなと叫んでも全く声になる事もなく、脇腹から指は上へ行き、次は脇をくすぐられる。 「んぐっっ!!」 体は素直により一層跳ね、恥ずかしいくらいに耳まで熱くなった。 「こっちの方が好き?」 両方の脇をくすぐりながら、耳元で訊ねられると体は暴れ、手枷が激しく音を鳴らす。 「じゃあしばらくこうしててやるよ」 「んぅぅぅっっ、んっ、んん!!」 ボロボロ流れる涙も無視されて、ひたすらくすぐりながら耳を舐められると、体は反応して股間も立派に主張を始めた。 「くすぐられて勃つとかやべーよな」 「んくっ、んん!?」 窪みをツンツンとつつく刺激に変わると、俺は悶えるように体を反応させた。 「お、コレいいの?」 「ん──っっ!!」 やめてやめてと首を必死に振るがガッチリと押さえつけられ、耳に舌を入れられる。指はツンツンとつついたり、クリクリと掻き回すように動きに我慢なんて出来なかった。 「んぐぅっ、ぅっ、う、んんっっ!!」 「やばそーだけど、やめてやんねーから」 「んぅぅ…っ!!」 慣れないようにするためか、たまに脇から指が移動したりはするが、基本的に一番弱い箇所を集中的にくすぐられ、精神的におかしくなりそうだった。 「ヒロ、限界そうだけど平気?」 ニヤニヤと笑った顔の陽太は、サワっと自身に触れた。 「一ヶ月も一人にしてごめんな?一人でイケないヒロのために、今日はたーっぷりイカせてやるから」 「………」 その目は一切笑っておらず、俺の股間は今にも萎えそうだったが、陽太に自身を揉まれると自動で勃ち上がり、逃げれそうにない。 「じゃあまずは、玩具でいっぱいイこうな?」 笑っていない目でにっこりと微笑んだかと思うと、ローションを仕込まれてバイブをぶち込まれた。 もちろんしっかり慣らしてくれているので痛みはない。寧ろこの状態なら多少痛みを与えて欲しかったくらいだ。 「ん──ッッ!!」 前立腺に当たるように仕込まれたバイブをグリグリと動かされると目が光でチカチカして、腰は勝手に跳ね、体からは大量の汗が出た。 「なぁ、今日ヤッた奴ってどんな奴?俺の知ってる奴?気持ち良かった?入れられたの?」 珍しく質問攻めしてくるが、タオルも取り外されていないので答える事も出来ず、俺はひたすら叫びながら泣きじゃくった。 バイブを当たる位置に固定してこちらへ来ると、またツンツンと脇の窪みをくすぐられ、今にも取れそうな程に手枷が音をならした。 「ヒロの弱いとこ全部攻めてやるから覚悟しろよ」 そう言った後に、脇へ舌を這わすと恥ずかしさとくすぐったさに更に暴れた。 「汗すげーな」 「んん…っ!!」 恥ずかしさもプラスされ、涙が更にこぼれ落ちたが、止まる気配のない舌先はゆっくり這い、片方の脇はつついたり指全体でくすぐったりと忙しい。 「んぐぅっっ!!んんっ!!」 「もう限界?」 陽太の問い掛けに力無くコクコクと頷いた。 「分かった。限界突破してみるか」 「!?」 移動して俺の足の間に入ると、軽くバイブを動かしながら涙を流し続けているパンパンな自身の付け根を人差し指でなぞる。 「んぐッ」 「さっきもここ触られたの?」 「…っ、」 「手で?口で?」 「ん、ぅぅぅ……」 ゆっくりとイケない程度の刺激に頭がおかしくなりそうだ。自身への刺激がないとまだイケない俺にはかなり辛い。 「イキたい?」 こちょこちょと先端を指でくすぐられるとビクッと激しく跳ねた。 「ん、んっ…!」 イキたくてコクコクと泣きながら頷くと、バイブを奥まで入れてグリグリと動かされた。 「──ッッ!?」 「後ろでイケば?いっぱい刺激してやってんだろ?」 「んぅぅぅ…っっ」 ガクガクと足が震え出すと、スルッと内股をなぞる。先程付けられたキスマークを見てまた少し顔が歪む陽太。これは本気でヤキモチ妬いてるのか…とぼんやりと頭の中を過ったが、すぐに現実の強い刺激に支配されてそれどころではなくなった。 グリグリとわざとらしく動かされるバイブにチカチカと光が散りながら、イケずにいる俺。たまに悪戯に自身の付け根や裏筋をなぞるように刺激する指に苛立ちが生まれた。 「んっ…んん、んっ」 「なーに?何か言いたげだね。でもさっきどーせイッたんだろ?じゃあ別にイカなくてもよくね?」 うわ、こいつ露骨に怒ってんじゃん。あんまり怒ることのない陽太を珍しく思う余裕が少しある中、相手を睨みつけると、クスッと笑われた。 「…何?その目。むかつく」 「んぐっ」 足枷を外されたかと思えば、グッと膝裏を持たれた。バイブを引き抜くと、代わりに陽太のデカいモノが突っ込まれた。 「んんんんんッッ」   「バイブ入れて慣らしたのにキツイな。さっきの奴とはヤッてねーの?それとも俺の方がでかいの?」 思いっきり奥を突いて来られると我慢が出来ずに背中が反り、腰が跳ねた。 「ほら、ヒロのいいとこいっぱい突いてやるよ。俺の方がお前の体詳しいから」 片足を陽太の肩へ乗せられると、少し角度を変えてガンガンと奥を突かれた。異常に震え出した体に恐怖していると、それに気付いたのか一旦奥を突く動きは止まった。 「…ヒロ、だいじょーぶ。怖くないよ」 優しい口調で話しかけられて少しだけ気持ちが落ち着くと、見計らったようにもう一度奥を突く動きをされた。 「んぐっっ、ん!ん!!」 キッと睨みつけると、安心したように笑う陽太。 「良かった、怖いの取れて。本当に怖かったらちゃんとやめるから安心して、嫌な思いさせないから」 (いや、今めちゃくちゃ嫌な思いしてんだよ!) 心の中の声が届くはずもなく、両足を肩に乗せられると更に深く繋がり、光が散った。あ、もうだめだ。 「…まだへばっちゃだめ」 パチンと足を叩かれると、ハッと意識が戻ってしまった。 「んぐ…ッッ」 「さっきは怖がってたのに、今は余裕出てきた?…じゃあ遠慮せずにいくわ」 「──ッッ!!」 腰をガッチリと固定されて何度も上下されると、頭が痛くなる程の刺激が襲う。もう声を出すことも出来ず、ただ何度も体を痙攣させた。 グンッと強い一突きをされると、足がピンと伸びて今までにない程に体が反り、ビクビクッと思いっきり痙攣すると、陽太はニヤリと笑った。 「スッゲー締め付け、もしかして中でイケた?」 「っっ、」 「さっきはこっち触られてイッた?」 ガタガタと震えていると、唐突に自身を握られ更に快感が襲う。 「んぐっ、んん…」 ボロボロ泣きながらやめてと訴えるも、ニヤニヤ笑いながら自身を揉まれてグリッと先端を擦られると、ドバッと勢い良く射精し、また締め付けたことによって陽太も俺の中へ吐き出した。 「----~~ッッ…」 イッた後の余韻が凄まじく、俺が変に力が抜けずにいると、自身を抜いた陽太が俺に覆い被さり、耳へキスをした。 「んんっ、…!」 ズボッと口に咥えさせられていたタオルを取ると、陽太は俺に問い掛けた。 「さっきの奴と俺、どっちが良かった?」 「ぁ…っ、ぅ…っ」 耳元で問い掛けられた時のゾクゾクとした感覚と敏感になりすぎた体では上手く言葉が出せない。 「ヒロ、教えて?俺の方がいいよね」 「ん、ん…っ」 小さくコクンと頷いたが納得してくれることはなく、その後も何度も言わそうとしてくる。 「…っ、しつこ、」 「しつこい?じゃあしつこく苦手なことするよ?いいの?」 「んひゃぁぁぁ…っゃだっ、バカ、ゃめ…!」 耳で問い掛けながらツンツンと脇を突かれると今の体には刺激が強すぎる。 「ほら、ちゃんと言わないとずっとくすぐるよ?」 「ひゃぁ…ゃ、やぁっ、やめ…陽太ぁっ」   「ここ好きだよね、つつくのがいい?それともグリグリする方がいい?」 「どっち、も、やぁぁぁ…」 ビクビク跳ねながら体を捩り涙を流すと、もう一度問い掛けられた。 「俺が一番気持ち良いよね?」 エッチの時のしつこさはあるが、こういった事はあまりしつこく聞かない陽太に困惑した。 「…陽太、だよっ、当たり前だろ…っ」 ボロボロ泣いたまま答えると満足そうに口元を緩めてまた深いキスをしてくれた。そのキスは最初と同じで長くて、俺はそれだけでまたイッてしまいそうになる程に頭がフワフワとした。 「んぅ…」 「ヒロ可愛い」 舌を絡めながら呟きながら、陽太の長い長いキスは続けられた。 ◇ ◆ 「は?俺に似た奴を呼んだ?」 誰とヤッたんだとしつこく聞かれた俺は予約した風俗店のサイトを開き、指名した男のプロフィール写真を表示して見せつけた。 「この人。全部理由も言って、俺のこと陽太って呼んでいいよって言われたから…俺イク時この人のこと陽太って呼びながらイッた。お前の存在デカすぎんだよ!どーしてくれんだ!」 「へぇ、まぁ確かに似てるね。…その人が何でまた痕つけたんだよ」 「知らねーよ。陽太はそんなこと気にしねー奴だからって言ったらどーだかねーとか言いながらめちゃくちゃ付けてきた」 「…また指名すんの?」 「お前が居る限りもうしねーよ。今日激しすぎんだよ!何であんな怒ってんだよ!ヤキモチかよばーか!」 「ヤキモチだよ」 「え?」 拘束を外されて寝転んでいた俺の上に覆い被さると、陽太は俺を強く抱き締めて言った。 「……おもちゃ取られたら、そりゃ怒るだろ」 「ばーか!そこはもっと甘いこと言えや!」 少しモゴモゴとしながら喋る陽太を可愛く思いながら俺はそう返した。 end.

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