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空に雨降り、小道を行けば 4
「び、媚薬ってあの……」
東が声を震わせながら聞いてくる。
恐怖からか、驚嘆からか、無意識に体が小刻みに震えている。
「そう。他にある?」
少し意地悪っぽく尋ねると、東はふるふると首を横に振った。
震える体を押さえつけ、ゆっくりと唇にキスを落とす。
触れるだけの優しいキスを終えると、東の顔は化粧でもしたように真っ赤になり、涙を両目一杯に溜め込んでいた。
肩に乗せた右手を離し、東のモノを慎重に触る。
ツンツンと突くように触るたび東の体はピクン、ピクンと跳ね、ソファをギシギシと鳴らす。
「触って欲しかったんでしょ……?」
東はコクンと頷くと、腰を擦るように動かした。
「ねぇ……穂影ぇ……たりないよぉ」
快楽を求めるように体をくねらせる、東。
どうやらもう媚薬の効果がではじめたようだ。
涙目だった、東の顔が段々と悦に入ってくる。
「どーしたのぉ?東ぁ。腰。動いてるけど。」
「おちんちんっ、気持ちくなりたいからっ……腰っうごいちゃうのぉ……」
………あれ?
東ってこんなキャラだっけ……?
……媚薬恐るべし。
それとも、東が元から淫乱なだけかなぁ……
「ヤラシイねぇ、東は。」
「穂影がっ……媚薬飲ますからでしょ……」
まぁ、そうだけどもさ。
あまり焦らしてもかわいそうなので、東のモノも握りしめる。
ゆっくりと手を上下に動かし、東のかむった皮を剥がしてゆく。
どうやら東はそれだけで大分気持ちいようで、動かすたびに声を我慢し、息を漏している。
「東ぁ。声我慢しちゃダーメ。じゃないと、ここイジってあげないよー。」
そう言いながら、僕は東のアナルをトントンと叩いた。
この間まで、性交の道具として一回も使われなかったそこは、ここ数日で何度も生殖器として使用され、段々と東の性感帯となりつつある。
僕の言葉に東の体から力が少し抜け、甘い声が漏れ始める。
「んっ……あぁっ……ほかげぇ………うしろもっ……いじってぇ」
こんな積極的東はなかなか見られない。
ビデオでも用意しとけばよかった。
……あっ。
今度は三人でビデオプレイってのもいいなぁ。
よし、今度電気屋行こう。
余計な事を考えながらも、指はしっかりと、東の肛門を捉える。
ローションを指に絡ませ、肛門をゆっくりと撫でる。
ここ数日使いまくっているせいか、大分ゆるくなっている。
それでも肛門の周りは感じるようで、東の甘い声はどんどんボリュームを増してゆく。
なにこれ、ボリュームのプラスボタンみたい。
「ほかげぇ………じらさないで指いれてよぉ……」
あれれ、焦らしてるつもりはなかったんだけどなぁ。
まぁ、今日の東は媚薬飲んでちょっとえっちになってるから、これじゃ物足りなかったかなぁ………
「ごめん東。もっと気持ちよくしてあげるね………」
指をゆっくりと、東の中へ入れてゆく。
奥に推し進めるたび、肉壁が指に絡みついて離さない。
流石に慣れてきただけあって、すんなりと一本目が入る。
「一本じゃたりない……」
東が小さな声で言った。
「あらら、そっかぁ、淫乱な東くんには一本じゃ物足りないかぁ」
冗談めいて言うと、東の顔が直ぐに真っ赤に染まる。
ホント、そーゆーとこかわいんだから。
「淫乱っていうな……」
「いやぁ、淫乱だよぉ。東は。僕も、奏もどっちのことも大好きで、どっちのことも受け入れちゃう、淫乱でビッチな……僕らのお姫様だよ。」
「は、恥ずかしいこというなぁ!」
恥ずかしくなんかない。
僕も、奏も、純粋で無垢で、穢れてない、東のことが好きで好きでたまらない。
奏もそうで暗いものを抱えてる。
僕も僕で、後ろめたいものを抱えている。
そんな僕らじゃ、絶対になれない。
とても愛しいお前のことが、大好きなんだ。
だから、いっぱい感じて。
インラン東くん。
「あっ!……んっ!……ひゃっ!ぁっ!」
指を増やし、クリクリと東の前立腺を刺激する。
二本に指を増やしたけど、東はまだ満足いってないみたい。
三本目の指を入れると、東のアナルは僕の指に噛み付いてくる。
「東、ホント気持ち良さそう。もう、後ろだけでイけるんじゃないの……?」
「そんなのっ……あっ……むりっ……あぁ!……だよっ……んっ!」
「そんな甘い声出されながら言われても説得力ないなぁ」
そう言ってまた、東の前立腺をつく。
「あっ!……だって、んっ!ほかげぇ………が、イイトコ触るからぁ!」
「じゃぁ、やめる?」
そう言うと、東はピタリと止まり、そしてイヤイヤと、首を振る。
どうやら、快感には勝てないみたい。
「それじゃ、いっぱい前立腺イジって、後ろだけでイこうねぇ。」
言葉と共に、三本の指を全て東の前立腺に触れさせる。
三本の指を連続して前立腺を叩くと東の体から震え始める。
「あっ……んんっ!あぁ!」
東、完全に快楽に浸ってる……
いい顔……
「ほかげっ……!出るっ……………!出ちゃうっ!」
案外早く東の限界が訪れる。
「いいよ、出しな。いっぱい気持ちよくなって?」
甘い言葉を投げると東は性を吐き出した。
ネットリとした液が東の白いお腹に散らばり、独特の香りが広がる。
やっぱ、後ろだけでイけるって、淫乱だよ。
東は。
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