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第22話 推しとおな電することになりました ※

「声出ないくらい嬉しいの?」  甘い声に囁かれ、由羽はエースくんには見えもしないのにこくこくと小さく何度も頷いた。 「じゃあ今日は由羽が普段してるとこ見たい」 「えっ」  由羽の頭が急に甘いほうに振り切る。  普段してるところって、それってーー。 「おなにーしてるとこ、僕に見せて」 「お、おなに……」  きゅゅゅうん、と胸の中がつままれるような心地になる。どきどきと心臓の音が爆速で駆け抜けていく。 「ね? 僕からのお願い。想像したら身体熱くなってきちゃったでしょ? 僕も由羽の気持ちいい声聴きたい」 「わか、った」  頭の中がぽやぽやととろけそうになる。由羽は着ていたパーカーを脱ぎ、脚の間に手を差し込む。見なくてもわかるくらいに、硬くなっていた。スマホをスピーカーに設定し、手元に置く。布擦れの音がシンとした部屋に響く。  この音、エースくんにきこえちゃってる。  そう思うと、身体の熱はぐんと上がり由羽のものも硬く張り詰めていく。下着の中でぎゅうぎゅうにされて、少し苦しい。どくんどくんと脈打つものを下着の上からなぞる。黒いボクサーパンツには、収まりきらないほど大きくなってしまった。下着の中に手を入れ、もにもにと触れる。先走りが下着に糸を引いている。それを見て、身体がぴくりと跳ねた。  こんな恥ずかしい姿、エースくんに見せられないよ……。 「由羽。どう? 気持ちいい?」  掠れた声のエースくんは、由羽のことをとことん甘やかすつもりらしい。 「由羽の触ってあげたい。僕がそばにいたら、いっぱいいじめて、いっぱい気持ちよくさせてあげるのに」 「っ」  想像したら、先走りがつう、と垂れた。こんなに濡れるの初めてだ。透明な液体が由羽の指先をびしょびしょにする。エースくんの綺麗な手で触れられたら、きっと我慢できない。ごく、と由羽は生唾を飲み込む。 「由羽はどこが弱いの?」 「俺、は……先っぽ弱くて」 「じゃあ親指の腹で先っぽぐりぐりいじめてあげる」 「はうっ、ゃっ……だめ、だから。すぐイっちゃう」 「すぐイっちゃうんだ。だめだよ。僕が満足するまで寸止めしてあげる。今のうちにいっぱい気持ちよくなって」 「っふんん」  くすくすと笑う声が電話越しに聞こえた。 「由羽声我慢しなくていいからね。僕にいっぱい聞かせて」 「うん……ぁあ……っは……あうっ……ふゎあぁ」 「すごい喘いでる。かわいい。由羽のもちもちしてそうだから舐めてあげたい」 「舐めてくれるの?」  とろんとした頭のまま、つい聞いてしまった。エースくんはふふ、と笑って 「うん。舐めたい。おくちの中でたくさん出していいよ」 「あっ……ダメ、そんなこと言われたらぁ」 「うん? もう出そう?」 「うゅっ。きもち、いからぁ。イくっ……イくっ」

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