82 / 158
18.Meet Again~同衾
ついさっきまで、人買いや男たちに与えられていた刺激とは違う。
それよりも、もっと深い何か……。
それが何かはわからないけれど、そう感じた。
気がつけば、同性に組み敷かれるっていう不快感も消えていた。
両脚はひとりでに開き、ヘサームのたくましい体を挟む。
それだけ、快楽を求める体が限界に近づいているっていうことなのか?
それとも、ヘサームはこういうことに慣れているのだろうか。
だからオレは簡単に体を開くのか?
それを考えた時、また嫌な気分になった。
だけど、『嫌な気分』っていうのが何によるものなのかを考える余裕を、ヘサームは与えてくれない。
薄い唇がオレの口を貪りながら、乳首にさえも刺激を与えてきた。
擦り、摘んで、こね回す。
それは人買いたちと同じような指の動き。
それなのに――。
これが気持ちいいなんて……オレ、どうしちゃったんだろう。
「っん、ぅううっ……」
ともだちにシェアしよう!