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第10話 登場人物紹介&補足

登場人物紹介&補足   マテウス・アージェル(42)  平民。  アストラウス国立学術学院王都校平民科の魔術教師。  学生時代は興味のあることしか見向きもせず、特に魔術一直線だったために一般常識に疎い。  メイシュク族のことは教わったその日のうちに忘却の彼方に追いやっている。  ナディアと結婚してからは魔術以外にも目を向けるようになったが、ジェイコブが生まれナディアが他界してからは家と学院の往復の生活だったためそこまで改善せず。  給餌行為が求愛行動だと理解してからは、アイザックからの「あーん」に赤面するようになる。 アイザック・ウェルズリー(28)  貴族。  ウェルズリー子爵。  アストラウス国立学術学院王都校貴族科の魔術教師。  根気強く魔力操作を教えてくれたマテウスに恋に落ちる。  家に招かれてジェイコブの育児をしている姿を見て「守りたい」と思ったのが自覚の瞬間。  煩わしい貴族たちから逃げてきた先でマテウスと一緒にいれると思ったのに外野がうるさいので求愛行動で黙らせた。  マテウスの反応から給餌行為が求愛行動だと理解していないことはわかっているし、そのうち何かのきっかけで気付いてもらえればいいやと思っていた。  待てる男。  ちなみにメイシュク族は男女共に執着心が熊並みであることも知られている。   ジェイコブ・アージェル(19)  平民。  第二騎士団所属の騎士。  市中の犯罪行為を取り締まっている。  母ナディアとの思い出がないため、マテウスが幸せになるためにもアイザックと交際するのは大賛成。  長年アイザックの求愛行動を見ていて焦れてしまい、騎士仲間からワインのことを聞いて今回の件を画策した。 外野  稀代の魔術師アイザックとお近づきになろうとするも、アイザックが衆人環視の中、白昼堂々とマテウスに求愛行動をしたことからすべてを察する。  マテウスが給餌行為の意味を知らないのもわかっていて、知らぬが仏……と二人を生暖かい目で見守る。  本編後、二人の様子から交際に至ったことを知り大宴会を開催する。  空気が読めるいい子集団、若しくはとばっちりを喰らわない行動をした賢い集団。

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