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第1話

俺が心から敬い慕い、つき従う兄貴はその筋の人間らしからず、なかなかの爽やかなイケメンだ。 固いワックスでオールバックにしてグラサンをかけても、町を歩いていると、堅気の女が見惚れるほど。 そして堅気の男が見惚れるほど、週七ジム通いの賜物の筋肉美を誇る。 Yシャツのボタンを弾きとばしそうに胸筋を見せつける本人は「相手に舐められないため、威圧するためだ」とのたまっているが、男がむけてくる視線に多少、熱がこもっているのを知らない。 まあ、そんなこんなで堅気に受けがよさそうな容貌をしているからに、カフェやレストラン、メイド喫茶の運営、管理を任されている。 なにかと厳しい今の時代、堅気がするような商売にも手を広げているのが裏社会の裏事情。 もちろん、ばれないよう前科のない一般人を店長に仕立てて裏から手を引いているわけだが、放置しておくとサボったり中抜きをするから、定期的に会いにいき睨みをきかす必要が。 任侠映画が大好きで昔堅気な兄貴にしたら刺激が足りなさすぎる役割とはいえ、忠誠を誓う会長の指示となれば、真面目一辺倒に仕事をこなすというもの。 今日も今日とて、堅気の経営者らしく見せかけ、高級スーツを筋肉で張りつめさせながら、秘書風の俺を従えて店回り。 まず足を運んだのはメイド喫茶。 裏口から踏みいると、とたんに「あー!吟田さああん!」「久しぶりい!待ってたよお!」「もー寂しかったんだからあ!」と黄色い歓声が。 「はっ、ははは・・・吟田さん、ここ勃起している」と足のすねで胸を擦りあげると「んふぅぅ・・!」と鼻にかかった吐息が。 舌なめずりをして足のすねですりすりしつづけると、肩を跳ねて涙目で睨みつけ、しきりに顔を上下させぢゅぷっぢゅっぷ! 「ああ、ああ、ああぁ・・・吟田さん、最高ですう!」とイきそうになり、兄貴の頭をつかんで引き剥がして、思いっきりぶっかけ。 かるく咳きこみながら、舌を垂らしたまま赤ら顔で見上げてくるのに「は、はぁ、たく、だめですよお、そんな顔したら、またイきそうです・・」と萎れかけたのを即復活。 そのくせ乳首をこんなに固くしやがって、俺の乳首にすりすりしやがって、てめえのばっちいザーメンを息子になすりつけやがって、淫乱すぎて頭いかれてんのか? 男ならだれでも見境なく腰をふって煽りやがるのか? おい、答えろよ、兄貴の俺様が聞いてやっているんだぞ」 さっきは唇を噛みしめ堪えていたのが「あ、あぁ、白銀、さぁん、いい、ですかぁ・・白銀さ、白銀さぁ、はあぁん、あぁ、ああぅ・・・」と焦がれるように呼んで、ひたむきに体を擦りつけ、精液だだ漏れに卑猥な水音をたててやまず。 「くそ、てんめぇ、俺のことそういう目で見てんのか?キショいんだよ。死ねよ」と痛罵されるも「ち、が、けどぉ、俺、俺ぇ、白銀さ、気もちよく、なってほし、はぅ、んふ・ふあぁ・・」とさらに密着。 「ふっ、ふふふ・・女も呼んでさせたが、やっぱりお前のおっぱいに挟まれねえと息子は元気にならなくてな。 よい、よいぞ、よいよい、吟田・・固くてほどよい弾力があって、輩のくせに赤ん坊のようにつるつるした肌の胸は、まったくあ極上だ」 「ああ、ほんと、女を抱いたあとの余熱があるお前に、女のように奉仕させるのは格別だな」とくつくつと囁かれて、かっと赤くした顔を伏せてしまう。 濡れた巨根をぬるぬる扱きながら「今ごろ虚しく自分を慰めているだろう女が、今のおまえを見たらどう思うだろうな?」いたぶられ「ほら、乳首が寂しそうだぞ。自分でかわいがってやれ」と命令されて「か、かいちょぉ、ご、お戯れ、を、はっ、はぁ、ああぁっ・・・」と胸を揉んで突起を指でひっかく。 安産型の腰をつかみ、奮い立つ息子に急かされるまま、奥までぐぷぢゅううぅ! 「んぅっっっ!」と腕を噛んで声を殺し、ドアを軋ませて「ああぁっ、ほんもののちんこだあ・・・!」と歓喜するように腰をくねらせて悶える。 初っぱなから「精液一滴のこらずくれろやあああ!」とばかりすさまじい吸引をしてきたのに歯噛みし、店に迷惑になろうがかまわず鳴かせたくて腰の強打の畳みかけ。 「兄貴!兄貴ぃ!もお、俺のちんこ、旨旨ってしゃぶりつきすぎい! 生きていない冷たいちんこで女に犯されると、むしろ焦れったくなっちゃうんすかあ!? 各サイトで電子書籍を販売中。 詳細を知れるブログのリンクは説明の下のほうにあります。

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