想像より口いっぱいになったキヨくんの昂りは、僕の口の中で悦んでいた。口から出したり入れたりして、歯を当てない様にするのは結構難しかった。僕は時々口から出しては、じっと見つめて指の腹で撫で撫でしたり、強そうな血管の張り詰めた筋を舌でゆっくりとなぞった。 　頭上で呻く声がして見上げると、キヨくんが僕をギラついた顔で気持ち良さげに見下ろしていた。僕は自分の唇にキヨくんの凹んだ場所を押し当てて、手で揺さぶりながら尋ねた。 「…くよくん、くもついい？」 　キヨくんは急に息を荒くして、僕の頭を撫で回しながら言った。 「ああ。凄い良い。…ちょっと焦らしすぎだけど。動いていい？口に入れて？」 　そう言われて、僕は立ち上がったキヨくんの弾けそうなソレを素直に口に入れた。それからの事は僕にもよく分からなかった。最初はゆっくりだったキヨくんの腰の動きが、直ぐに速くなって、僕は口いっぱいのそれが口の中を犯すのを無防備に受け止めていた。 　口の中をキヨくんの昂りで撫でられているという状況が、僕を凄く興奮させられてるのは分かったけれど、一回喉奥にグッと入って苦しいと感じた次の瞬間には腰が引かれて、口いっぱいに少し甘いような何とも言えないものがキヨくんからビュクビュクと吐き出された。 「悪いっ、我慢できなくてっ。」 　そう言って僕の口からズルリと引き抜かれたキヨくんのそれを目で追いながら、僕は凄くドキドキしていた。ああ、僕って変態？無理やりされると気持ちいいのかな…。 　実際僕のあそこはまた張り詰めてしまっていて、恥ずかしいくらいだった。ぼんやりと見上げる僕に、ティッシュに吐き出す様に慌てるキヨくんの言う通りにしながらも、ここで飲んだらキヨくん引くのかなと思ったのは内緒だ。でも僕の中には飲んでしまいたいという、そんな気持ちもあったんだ。 　部屋に置いていたペットボトルを飲む様に言ったキヨくんは、恥ずかしそうに服を整えていたけれど、ふと手が止まった。僕が水で濡れた口を拭いながらキヨくんの視線の先を追うと、僕のまだ張り詰めていた股間を見られてしまっていた。 　僕は慌てて後ろを向いたけれど、キヨくんは僕を抱き寄せて僕のあそこに手を置いてそっと撫でた。 「もしかして、俺の口に咥えて興奮しちゃった？玲って、実はえっちだったんだな…。俺、そんな玲、どんどん好きになっちゃう。」 　そう言って僕のそこを撫でるんだけど、キヨくんだって僕のお尻に硬いもの感じるんだけど…。ああ、僕たちキリがない！