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第1話
大学で知りあい意気投合した光太は今や親友と呼べる存在。
二人で充実した日々を送っていたものを、三年にもなると忙しくなって。
進む道がちがうこともあり、長いこと顔を合わせられず。
入学してから、ほぼ毎日、会っていたものだから、こまめに連絡をとりあっても寂しいったらない。
そのうち恋しいあまり夢を見るように。
毎日毎日、光太に夜這いをするという内容の。
眠ってからすこし経てば、光太の暗い部屋に立っている。
寝ている、その布団をめくるとTバックだけ身に着けたほぼ裸。
パンツ一丁で寝ているとは聞いたことがないし、泊まったときは寝間着姿だったし。
「俺はこいつにどんなイメージ抱いてんだ?」と我ながら訝しみながら、光太が寒がって起きないよう布団のなかに侵入。
背中に抱きつき、首にかるい口づけをしつつ、やんわりと乳首を撫であげ、Tバックを指でこしょこしょ。
肩を震わせ「は、ん、ううん・・・」と湿った吐息をし、Tバックを濡らしてもじもじ。
Tバックに指を潜りこませ、先っぽを擦り、首をしゃぶって乳首を揉んでの畳みかけ。
「はあう、ふあ、ああう、んあああ!」と射精したなら、さすがに目を覚まして「だれ!?」と振りかえろうと。
もう、かなり体が火照っているに布団を放って、あらためて光太に馬乗りになり見下ろす。
が、あちらからは俺が見えないようで「な、なに?重いけど、だれも・・・」と困惑。
呼びかけたくても声がでなかったし、怯える光太を透明人間になったようなまま犯すのは満更でもないし。
「ゆ、幽霊なのか!?」と涙目で震えるのにかまわず、精液が染みたTバックを咥えてしゃぶしゃぶ。
隙間から指をねじこみ尻の奥をかき乱して広げてぬちゅぬちゅじゅぽじゅぽ。
「やあ、だ、だめえ!幽霊、にい、こんなあ、あ、ああ、ふああ・・・!こわ、こわい、のにい、そんなあ、だめえ!しょこお、奥う、だめえ、ってえ、ひいいいん!」
だめだめと首をふって涙を散らしつつ、悩ましげに腰をくねらせてメスイキ。
無防備にもパンツ一丁で寝こみを襲われて、口では抗いながらも、されるがまま快感に流されるまま。
幽霊に犯されているものと思い、怯えて悶えて泣いて鳴く光太はエッチすぎる。
「こんな顔、初めて見た・・・」と胸が熱くなってたまらなくなり、破裂しそうに張りつめた息子を押しつければ。
気づいた光太が「だめえ、それは、やだあ・・・!」と泣きじゃくるのに鼻息を吹いて、腰を引いて突っこもうと。
挿入する直前に、いつも目が覚める。
布団をめくると「何回射精した?」と呆れるほどのお漏らしの跡が。
なんて毎夜毎夜、飽きずに夢精をすれば、否応なく自覚させられるというもの。
それにしても認めたあとも夢で夜這いするのをやめられず「俺、光太のこと好きすぎだろ」と頭を抱えたし「どんな顔をして会えば」と途方に暮れたし。
頭も心も整理がつかないまま、久しぶりに光太と会うことに。
「毎夜、脳内で犯して、どの面下げて」と自己嫌悪しながら、好きなものは好きで、対面したい思いを殺すことはできず。
果たして人気のない食堂で相対したなら、挨拶もそこそこ、すがるような顔をして「こんなことお前にしか話せないんだ・・・」と目を逸らし語ったことには。
「ここ一か月、毎晩毎晩、夢か現か男に抱かれるんだ。
といっても透明だから相手がだれだか分からない。
そりゃあ、おぞましいし気色わるいし、でも俺は、その、抵抗しきれなくて・・・。
夢なら俺の精神がおかしくなったんだろう。
もし現実なら、悪霊に憑りつかれているのかも」
俺の頭は真っ白。
だって光太への夜這いが夢でないと発覚したから。
「そんなまさか」と頭を混乱させながらも、かすかに頬を染めて唇を噛みしめる光太を見ていたら耐えられず「その相手」と口を切ってしまい。
「俺っていったら、どうする?」
「へ?」と丸い目をむけるのに真顔で見かえす。
が、「なーんてな!」とおちゃらけてみせれば「おま・・・!人が真剣に悩んでいるのに!」と激怒して去っていった。
当りまえの反応とはいえ「俺は一体なにがしたいんだ」と自分でも自分の頓珍漢な発言に呆れたもので。
「今夜はどうなるのかなあ」とため息をついてうな垂れたが、杞憂だったよう。
懲りずに体をぬけだし夜這いへ。
はじめは寝顔を見るだけのつもりが、覗きこもうとして、肩が赤く震えているのに気づいて。
それがなにを意味するのか、はっきり分からずとも、とんでもなく心身が滾ってしまい。
発声できなくても「光太、好き・・・」と囁きながら愛撫を。
やっぱり起きていたらしく、それにしても、いつもより恥じらって悶えつつ「ふあ、ああ、だめえ、はふうう・・・!」と腰を跳ねてお漏らししまくり。
肌から立ちのぼる、むせるような色香に酔い「ああ、光太、好き、大好きい!」と鼻息荒くして、光太を四つん這いに。
尻の奥を指で愛でながら、Tバックを引っぱっては打ちつければ、あんあん精液をだだ漏れに。
「やだあ、ああ、いじわるう、くう、あ、お、俺え、もお・・・!」とメスイキしたなら、ベッドにぐったり打つぶせ。
仰向けにして足を開き、俺の息子を当てるも、いつものように中断されず。
乱す息交じりに「光太、好き、大好きだよ」と耳に囁けば、とたんに目を見開き「洋平!?」と叫んだ。
声は届いても、見えないままのようで、しきりに見回したものを、かまわず「好き、光太、好き!」と念願の突入を。
「んふおおお!」といきなりメスイキし「好き好き」と腰の強打を畳みかければ「好き、いうなあ!」とクレームしつつ、はしたなくヨがりまくり。
「順番、逆、なんだよお!はう、ううん、さんざん、夜這い、しといてえ・・・!」
「だって俺、光太が好きすぎて会えないのが耐えられなくて!
これだけ夜這いしても足りないほど光太、大好きい!」
「愛で、怪奇、現象、起こすなあ!おお、おおう、おふうう!も、もお、好き、いいからあ!いわれたらあ、気もち、よく、なっちゃてえ!ば、ばかあ、頭、おかし、なっちゃああ!」
肉体はなくても注ぎこむ感覚がし、直後に光太は潮を吹いて「すごお、いっぱああ!」と波打たせるように腹を跳ねたもので。
そりゃあ、ずっと寸止めでいたから、とても抑えきれないで「好き好き」と注ぎつづけ、そのうち「ばかあ、俺も、しゅきいい!」と晴れて両想いに。
光太のいうとおり夜這いしまくってからの愛の告白はロマンの欠片もなかったが、一つだけいいことが。
大学卒業後は離れ離れになる俺たち。
厳しい遠距離恋愛になるものの、光太が好きすぎて目覚めたこの能力があれば、毎日、怪奇現象的なエッチができるのだから、ノー問題だろう。
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