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第1話
俺は神に選ばれし勇者にして巨乳だ。
もちろん生まれつきでなく、伝説の剣をぬき神に聖なる力を与えられたと同時に胸が膨らんでのこと。
神曰く「張りつめた胸には聖なる力が溜めこんである」らしい。
さらに、そのお乳は仲間の傷を癒し、庶民たちの病を治すというので戦闘で負傷した仲間に飲ませたり、旅する先々で病気で弱り、くるしむ人々に与えたり。
いや、さすがに直接、吸わせるのはご勘弁だから、暇があるときに人目を忍んでお乳を搾って瓶詰め。
仲間が寝静まった夜に一人で瓶詰めをしていると「俺、勇者だよな?」と虚しくなることがあるとはいえ、不治の病を患った子が奇跡的回復をし、親が号泣して抱きしめる光景を思いだせば、夜な夜な乳絞りをする手を止められず。
乳絞りはまだ報いがあるからいいが、胸元だけ女らしい容貌になったことでの弊害は数知れず。
いちばん頭が痛いのは、仲間の野郎どもが性的な目で見てくること。
パーティーは俺を含めて七人で、女二人、男五人。
うち男三人に「揉ませて吸わせて」「一回でいいからやらせて」と日々、迫られている。
巨乳になっても性転換したわけでないし、そういう趣味でないから頑として断っているものの、しつこく誘ってくるし、戦闘中も揺れるおっぱいを注視してげへげへしているし、ラッキー助平を狙って不必要な接触をしてくるし。
「だったら胸の谷間を覗かせる服を着なければいい」「さらしや包帯で胸を押しつぶせばいい」と指摘されそうなところ、神曰く「巨乳をできるだけ露出しないと力が発揮できない」らしいので(ほんとうか?)。
なんて諸事情があって助平野郎どもを挑発するように、胸を強調する服や甲冑を身につけざるをえず。
まんまと野郎どもが煽られたとして、神に与えられし聖なる力が胸につまっているとなれば、同意なしに触るのは畏れおおいようで今のところ無事。
仲間に視線で犯されるのは不快なれど、そうして身の危険を覚えずに済むから、まだいいとして、なにより不愉快なのは武闘家の態度。
武闘家のフィンは気心が知れた幼なじみで、俺が勇者に選ばれ旅にでようとしたとき「俺がそばで支えてやる」とついてきてくれた頼もしい仲間。
はじめは同行をよろこび、年上とあってなにかと頼りにしていたのだが、旅して半年ほど経ち「お前が好きだ」と告げられて「フィン!お前もか!」と巨乳を揺らして激怒。
以降、仲間として最低限のやりとりをしながらも、昔のように心を許して接することなく、あからさまに疎ましがって避けている。
俺がそっけなくする理由に心当たりがないのか、不思議そうだったり悲しそうな顔をするのがまた許せない。
ほかの仲間のように、いやらしい視線を向けてこなくても、だ。
「お前もどうせ巨乳に勃起しているだけで、興味本意で抱きたいんだろ!」と怒りを引きずりつつ、仲間の助平野郎どもにも睨みを利かしつつ、魔王打倒の旅をつづけ、我が巨乳から搾りだしたお乳で人々を救っていったのだが。
巨乳になるまえは乳首を触ってもほぼ無感覚だったのが、今やばっちり性感帯になったようで、しなやかな指で扱かれると「や、やめぇ・・!でちゃ、もお、でちゃあぁぁ!」とすさまじく快感と射精感が湧いてやまず。
神は知っていたのか否か(いや、巨乳になったあとも抱きたがって、乳首に熱視線を送っていたから、きっと知っていたな!)教えてくれなかたおかげで「あなた、今まで触ってきた女のだれより過敏で堪え性がないですね、勇者・・・」と低く囁かれてぞくぞくし、すぐにでも絶頂を迎えそう。
せめて魔王の目の前で精液を噴きたくなはなく、頑なに太ももを閉じるも、延びてきた触手がからみつき足をぱっかーん。
天井から吊るされての宙ぶらりん状態で揉まれると、より胸がぷるぷるするし、けたたましい鎖の金属音に追いつめられるようだし、触手の先っぽが太ももの際どいところをねちょねちょ撫でてくるし、お漏らしが丸見えで魔王にしゃぶられるように視姦されるしで「やあぁ!やめっ、くぅ、んああぁ、だあ、め、だめぇ、み、見るなあ・・!」と一物だけでなく、乳首の先っぽにも灼熱がこみあげてくる。
「ば、ばあ、ばかあぁ・・!そ、そんな目で、見るなあ、ひいぁ、ああうっ!なんか、でるう、胸からもぉ、なんかあ・・!んふっ、んひいい、だ、だめっ、だめえぇ、先っぽ、や、やめ・・!あ、あっ、あぁ、ふああ、だめ、だめえ、だめだああぁ!」
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