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「俺…後一年で死ぬんだって……」 「うん……」 「櫻太は俺のこと…嫌いになる?」 「ならないよ…なるわけない……」 涙で濡れる頬を拭いながら、 まだ、 そんな風に 見て貰えている事が俺は嬉しくて。 「…本当は… 櫻太の事が好きで好きでたまらない… 置いていきたくない… だから…死にたくはない、けど……」

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