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第1話
「なんで、こんなことするかなあ・・・」
机に頬杖をついてため息をつき、視線を向けたさきには小麦の色の肌に金髪の男子高生。
もともとはきめ細やかな白い肌に、艶やかな黒髪をしていたというに、なんとももったいない。
交番のまえを登下校するときに顔をあわせる同じ高校の生徒に聞いたところ、彼こと春田は剣道部でインターハイに出場したこともあるらしい。
が、怪我を負ったことで活動をつづけられなくなり、部活をやめたとたん、ちゃらい格好をして素行がわるくなったとか。
交番勤務の俺が認識し、関わっただけでも万引き、窃盗、かつあげ、親父狩りと枚挙にいとまがなく、その非行ぶりは目に余る。
訳がわるいのは、元剣道部とあって腕っぷしが強いのと、親が超権力者で超金持ちなこと。
元剣道部員であり、数々の真剣勝負をしてきた春田にして相手を脅して屈服させるのはおちゃのこさいさい、ときに争うことになっても鍛練で培った筋力でねじ伏せてみせる。
交番に引ぱってこようと、被害者が訴えようと、親が権力をふりかざし札束を積んで解決してしまうから、心から痛い目にあって懲りることがないのだ。
もちろん俺が諭したところで聞く耳を持ちやしない。
いくら親身に接しようと非行少年がなかなか改心しないのに苛だつより、自分の無力さを覚え、そも「金に困っていないのに、なんで?」との疑問を膨らませるばかり。
雑談には多少、応じつつ「どうしてこんなことを?」「なにか悩みがあるのか?」と核心をつこうとすれば、だんまり。
頻繁に顔をあわせ、つきあいが長くなっても頑なに心を閉ざし、非行を繰りかえすのが、そりゃあ心配で心配で。
先っぽに舌先をねじこみ「ああぁ♡し、死ねっ♡死ねええぇ♡」とさんさん罵倒喘ぎをさせて、尻の奥に指をイン。
すでに柔らかいのに頭に血を昇らせて「禿げ親父か?あいつか?どっちにしろ許さない。おしおきだ」と丸飲みをして顔を上下、荒っぽく指を抜き差ししてじゅぷじゅぷっじゅっぷぅん!
「やっ、やああっ、く、お、俺が、だれと、なにしようが、いいだろっ・・!お、おぅ、おしおき、てっ、お、お巡り、てめえが、男子高生、いやらしっ、目でぇ、見て、いやらしっ、こと、したぁ、だけえぇ♡ほっ、法を、冒涜、する、糞、お巡りがぁ・・!俺以外も、男子高生に、おしおき、して、犯して、じゃねえのおっ♡て、てめえが、逮捕っ、されろおおぉ♡死刑、なれっ♡死ね、死ねえっっ♡外道おぉ、お巡りぃ、死ねええぇぇ♡♡」
再び射精したところで顔をはなして、わざと制服と官帽にぶっかけさせる。
警察官の制服が性的嗜好どストライクな春田にしたら、自分の体液で汚してしまったさまが目の毒過ぎるようで「はああうぅんっ♡」と精液をすこし噴射。
俺は非の打ち所がない優等生にして隠れ不良。
シングルマザーで貧乏な家庭の逆境を乗り越え、将来は自分のような弱者を救う官僚になろうと高い志をもって奨学金を受けながら勉学に勤しむ苦学生。
文武両道で成績優秀なのはもちろん、内申点も満点だろう人柄で人徳もあり、まわりに嫉妬させないほど、いやみがない爽やかイケメン。
なんて存在がこの世にいるわけがなく、あくまで貧困から抜けだすためにまわりの理想像の優等生を演じて、でも性根は割りと腐っているから鬱憤を溜めこんでしまう。
そのストレスを発散するために薬を売って金をつくり、一円ものこさず散財してぱあっと遊ぶのだ。
とはいえ、警察に厄介になって人生を棒にふっては元も子もないので、二重人格のように別人になって慎重に裏活動をし、飲酒、喫煙をしても決して薬には手をださず。
抜け目なく優等生ぶる俺だけに薬をさばくのもお手のもので、取りしきる人間に気にいられ、いつの間にか売人のまとめ役に。
昇格して報酬が増えた分、札束をまきちらすように夜のクラブで客全員に奢って、寄ってくる女子を何人を抱くなど派手な遊びをして、一転して日中は、我ながら反吐がでるような優等生ぶりっ子を演じ通していたのだが。
売人の一人が、隣の縄張りで薬をさばくというご法度を犯してしまい。
「てめえ、よくもやってくれたな?」とその売人のスマホから連絡を受けて指定された裏路地に跳んでいった。
待ち受けていたのは、ゴリマッチョな男を複数人従えた、ひょろりとして目のくまが目立つ男。
隣の縄張りのまとめ役なのか、自分も薬をやっているようで、けたたましく笑いながら、こちらの売人を蹴りあげる。
すでに暴行されまくった跡がある泥だらけの売人は死んだように声もあげず、突きとばされて俺の足元に。
「だ、だいじょうぶか?」と屈みこもうとし「じゃあ次はお前が落とし前をつけてもらおうか」と屈強そうな男を従えて接近してきたのに、身がまえた、そのとき。
「な、ななななな、なにをやっているんだ!きみたちいいい!」
途中で俺が腰を止めても気づいていなさそうに、自ら押しつけ「だめっ、だめたよぉ♡春田くぅ、ああっ♡お願ぁ、やめてえっっ♡」と先走りを俺のズボンになすりつけてくるのが、なんとも滑稽で卑猥。
「どう、お巡りさん?男子高生に乳首をいたずらされて気もちいい?ねえ、どうなの?」と嘲りで追いつめて、腫れあがった乳首を指でかりかりかり!と引っかけば「ひゃあぁ♡やめてっ、それえぇ♡やあぁんっ・・♡そ、そんな、固いのでっ、激しくうぅ♡だめっ、だめぇ、だよおお♡春田くううぅっっ♡♡」と背中を反らし、胸を寄せて谷間を見せつけるようにしてメスイキ。
息を切らし、余韻に浸って「はぅ・・あぁ・・♡」腰をくねらせるのをねっとり撮ってから、スマホをズボンにしまい、そのとき床にある鍵を発見。
ベッドの下に腕を伸ばして鍵をとると、手錠を外してやり、ほっとした顔つきになったお巡りさんに「ほら四つん這いになって・・」と囁いて耳を噛む。
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