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第1話

学校帰り、友人と別れて消防署の前を通ると「よお!カズキ、おかえり!」と声を張りあげられた。 制服の上着を脱いで、黒いTシャツをはりさけそうに巨乳を誇る筋肉質な男が、汗をきらめかせ、白い歯を輝かせて笑いかけている。 俺が中学二年生のときに父親が再婚。 相手もつれ子がいて、それが五才年上の彼、コウジさんだ。 高校三年生だったコウジさんは、ラグビー部に所属して当時から豊満な体つきで、いつも元気溌剌とした優しく頼れて父性が溢れる力持ちだった。 男が惚れる男のような存在で、同級生には「まじ好き!俺を抱いてくれー!」とよくしがみつかれていたし、俺の友人知人からも「男でもお前の兄ちゃんになら、抱かれてもいいな」とよく冗談めかして、もてはやされていたもので。 ラグビー部では絶対的エースで、いくつかの大学からスカウトがきていたものを、それを断って高校卒業後は消防士の道へ。 幼いころから消防士を目指し、ラグビー場に所属していたのも、ふさわしい筋肉をつけるためだったらしい。 で、消防学校を首席で卒業したコウジさんは、その要望が聞きいれられて実家から近い消防署に配属。 俺が通う高校からも近いとあって、出動する以外は、登下校の時間帯に必ず消防署の前にいて「いってらっしゃーい!」と笑って見送ってくれ「おかえりー!」と笑って出迎えてくれる。 夜勤があったりして、消防署に泊まることが多く、実家ではあまり顔を合わせられないから、その埋めあわせをしているのだろう。 「ほんと、ナイスガイで、いいお兄ちゃんなんだよなあ・・」とあらためて感心しつつ「ただいま、コウジさん」とすこし緊張して応じる。 とたんに口をへの字に曲げて「もお!どおして、お兄ちゃんって呼んでくれないかな!」とコウジさんは激おこぷんぷん丸。 本気で怒っているわけでないとしても、心苦しいものだが、呼べないのには訳がある。 「義兄さんって思った以上に淫乱消防士だな・・」と制服についた白濁の液体を見ていると「弟の前で、こんな、こんなあぁ、俺えぇ・・・」と筋肉達磨のような大男が幼児のように泣きじゃくった。 血色がよく艶やかな筋肉をびくびくして泣くさまに、そりゃあもう劣情をかきたてられてしかたなかったが、なんとか抑えこみ「義兄さんって呼べ呼べってしつこかったのに・・」と呆れたふり。 「・・・わかった、じゃあ、俺の前でアナニーしてよ。 そしたら義兄さんって呼ばないから」 快感に痺れている義兄さんは「呼ぶ呼ばないの問題でなく、もうこれ以上はしない!」とまとも反論ができず「はっ・・♡はうぅ♡ん♡んっ♡んふうぅ♡」と尻の奥を指でぐちゃぐちゃに。 弟の目の前で自慰をするのが恥ずかしくないわけがなく、また目を瞑って顔を伏せたが、足を広げたまま、太ももの筋肉をぱんぱんにして震わせて、くぱくぱぁっ♡と中を広げて見せつけるように。 「んくうぅ♡か、カズキぃ・・見るなあっ♡こ、こん、こんなっ、兄ちゃぁ、見ないで、くれえぇ♡」とは口だけで、淫らに筋肉を蠢かせて壊れそうに便器を激しく揺らしてアナニーに夢中になる義兄さんの扇情的な痴態よ。 眺めているだけでイきそうで、飢えた獣みたいな息づかいをして睨みつけながら、手のひらで巨乳を揉みこみ、汗で濡れた乳首を指で挟んでぷちゅぷちぷっちゅぷちゅうっっ♡と扱く。 俺は若いころから災害現場で多くの人々を救い、その活躍ぶりがメディアにとりあげられ、後輩たちに憧れられ、市民に英雄視されている。 消防士として実力があれば、人徳やリーダシップもあるから、三十代半ばで隊長に抜擢される栄達ぶり。 「消防士がより活躍できて世間から評価されるよう内部を改革したい!」との野心がある俺は、そのためもあって早めに結婚をして(家庭があるほうが仕事に集中できるものと見なされるから)出世の階段を着実に上っていった。 が、ここにきて障害が発生。 頭痛の種は、重量級レスラーのような体つきをした新人であり部下のコウジだ。 俺より身長と筋肉量が勝っているが「隊長は中学からの憧れです!」と無邪気に懐かいてくれ、忠犬のように従順、上司や先輩がつい甘やかしたくなるような愛嬌がある。 俺にとってもかわいい部下なれど、気にいっているのを越して、その豊満な肉体を自慰のおかずにしているのが現状。 隊長という立場ながら、危ない橋を渡って部下たちの目を盗み、どれだけ高速消音ナオニーをしたものやら、風呂にいっしょにはいった日なんてもう・・・。 触れば、もちろん女性より固いものを、妻より巨乳だし弾力があって揉み甲斐があるし、ブラジャー越しに乳首を擦れば「はぁっ・・♡んっ、ふぅ・・んふぅっ♡」と思ったより、かわいい喘ぎを漏らすし。 ブラジャーをずらしたら、乳首がぷるんと跳ねて、その光景がこれまた卑猥で、息づかい荒く指で弾きまくって「ひあっ、あぁ♡た、たいちょおっ♡は、恥ずかしぃ・・♡はうっ♡ふあぁ・・♡んああぁっ♡」と鳴かせまくる。 ちらりと見た、パンティーは裂けそうに膨らんで、すでにびしょ濡れ。 喉仏を上下させた俺は、パンティーに自分の膨らみを押しつけ「お前のせいだ」と熱い息を吐いて睨みつける。 「胸を揉んでいたら、妻を抱いていたことを思いだした。 責任をとって、今すぐ抱かせろよ」 理不尽な要求はセクハラの極みというか、もはや性犯罪で、いくら忠犬のようなコウジも拒むかと思いきや。 こちらは試し読みになります。 各サイトで電子書籍を販売中。 詳細を知れるブログのリンクは説明の下のほうにあります。

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