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第1話
セオは幼いころ、悪魔に父と母、妹を殺されて、一人とりのこされた哀れな生きのこり。
そのとき助けてくれた特殊部隊の隊員、ギミー(ゲームでは隊長)に育てられ兵士として鍛えられて、家族の仇をとるためにルシファー討伐に奮起する。
いかにも主人公っぽい設定だが、家族を虐殺されるのをクローゼットの隙間から目撃してしまったことで精神が不安定。
筋肉もりもり屈強特殊部隊員で、顎ひげもあって雄々しい見た目をしながら、顔つきは繊細そうで薄幸の美青年といった表現がぴったり、ひどく寡黙で口を開いても、後ろ向きな発言しかせず、死神のように陰鬱なオーラをまとっている。
部隊の士気をさげるほど根暗なれど、悪魔のクリーチャーを一目見たら豹変。
いつも目元を隠している髪をかきあげ、舌を垂らしたまま高笑いをし、火炎放射器や重機関銃をぶっ放して「ヒャッハー!汚物は消毒だあああ!」と緑の血しぶきをあげながら、えげつないオーバーキルを。
特殊部隊所属のメンタルケアを担う医師曰く「家族を皆殺しにされたとき、なにもできなかった自分を責めるあまり、人格が分裂したのだろう」らしい。
こういった世界を救う系のアクションゲームの主人公にしては、なかなか劇薬的な設定なれど、シリーズを通しての登場人物のなかでいちばん人気がある。
なんだかんだ美青年で、キャラデザがいいし、悪魔と遭遇すると悪魔より悪魔的な横暴をふうるうも、ふだん大人しいのとギャップがあればあるほど、人は魅了されるよう。
というだけでなく、狂ったように戦闘に興じながらも、人を守る姿勢を貫いてるのが、多くの人が支持をしている理由だろう。
幼いころ、家族を救えなかったことを後悔しているに、まわりの人を家族のように見なして「もうだれも死なせない!」と異常に熱をあげているのだ。
だから、どれだけ見境いないように悪魔を惨殺していても、保護対象を庇うのに徹しているし「自殺したい人はお帰りくださああい!」「むしろ敵の味方してるのかよおっ!」と仲間を笑って罵倒しつつ、身を守りやすく戦いやすい場所に誘導したり、悪魔の攻撃範囲外に退けたり。
主人公のセオを操作するプレイヤーは、はじめは「うっさいなー」「性格わるすぎだろー」と辟易するとはいえ、狂戦士ぶっての献身と知ったとたん「惚れてまうやろおおお!」とつぎつぎと陥落。
そのうえで「喘ぎがなんかエロくない・・?」と思ったらもう、同性だろうと魅了されてしまうわけだ。
喘ぎもギャップがあり、美女の悪魔の口に銃口を突っこみ、笑いながら連射するセオにして敵の攻撃を受けてのけぞると「くぅあぁ・・!」と鼻にかかって掠れた喘ぎを。
悪魔とのセックスの経験は豊富だが、一方的に蹂躙されるばかりなので、騎乗位ははじめてなのかもしれない。
おそらく対人間には処女だろうし、プレイヤーの間では「エロい喘ぎをするけど、人間不信ぶりがひどいし、女も苦手だから初体験がまだだったりして」と噂されて、童貞の可能性も高い。
だからか、誘惑してきた割りには腰つきが不馴れで、思うように動けずに苦戦しているよう。
だが、それがいい。
フェチの俺の耳に心地いい、鼻にかかって掠れた喘ぎを漏らしてくれるし、たまに「はあぁっ♡」と甘ったるい声で鳴いてくれるし「童貞で処女の息子のようなセオが戸惑いながら、健気に俺に奉仕をしてくれている・・!」と思うと興奮するし。
突きあげたい衝動もあるが、もうすこし、俺の腹の上でもたもたするセオを眺めたくて、股間と胸に手を伸ばすも、くすぐるような緩やかな愛撫。
そりゃあ、よろこんで「んああっ♡お、お父さぁ、の、分厚い、手ぇ・・♡」と精液をだだ漏れ。
ただ、騎乗位がままならないし、よしよしと撫でるようだしで、刺激が足りないらしく「お、お父さぁ、もっと、もっとぉ、触ってぇ・・♡」と腰をふりふり。
「べ、べつにぃ・・悪魔に、犯されて、いい、わけじゃ・・ないけどぉ♡はっ、はぁ、はあぅ♡乱暴、されるの、慣れちゃってぇ・・お、お父さあぁ♡筋肉、すごぉ、お父しゃ、にぃ、もっと、力強く、抱いて、ほしいぃっ・・♡」
こちらは試し読みになります。
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