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伊織先生の当直②
【佐藤サイド】
佐々木先生、加藤先生と担当している患者の情報共有と今後の指導方針を決める大事な会議
ふとスマホに目を落とすと伊織先生から連絡が入っていた
内容の意味はよく分からないけど、困っているらしい
時間が経っているからもう解決したかな……
とりあえず佐々木先生に相談かな
佐藤「佐々木先生すみません」
佐々木「ん?」
佐藤「伊織先生が診断に困っている案件がありそうなんですけど、様子見に行った方がいいですか?」
佐々木「加藤先生フォローじゃなかった?」
加藤「フォロー」
佐藤「…おそらく私たちがここで会議している事を知らないんだと思います。家庭がある加藤先生に気を遣って連絡していないのかと」
佐々木「なるほどねー。そもそもこの人電源入ってないしね」
さすが同期よくお分かりで。
佐々木「一応見に行ってくれる?」
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というわけで、来てみたら可愛い子がポツンと置かれていたと
佐藤「どうかしたの?」
ましろ「目が痛いの」
あぁ、これだ
佐藤「どんな風に痛い?」
ましろ「ズキズキ」
佐藤「目見せて うん……赤くはないね」
目が痛い……
目が痛い……
佐藤「ここの辺りも痛いかな?」
額に手を当てると少し考えてからゆっくり頷いた
やっぱりそうだよね
佐藤「頭が痛いんだね」
ましろ「……そうかも」
佐藤「熱はなさそうだね?頭ぶつけてない?」
ましろ「ぶつけてない」
佐藤「痛み止め飲もうね」
ホルモンバランスで頭痛が起こることがあるからおそらくそれかな。
CT撮るまでもないから痛み止めで様子見だな
伊織「え?!佐藤先生」
佐藤「やっと来た」
加藤「しろたんいる」
伊織「え!?え!?佐々木先生まで……みなさん俺のために……」
会議を終えた佐々木先生、加藤先生も合流しステーションが賑やかになった
予想外の先生大集合に目が点になってしまったましろの背中を撫で、我に戻ったところで痛み止めを飲ませた
佐々木「ましろはどうしたの?」
伊織「目が痛いみたいです」
佐々木+加藤「頭痛ってこと?」
伊織「頭痛!!?」
さすが佐々木先生、加藤先生。普段から不明確な訴えばかり聞いているだけあって、頭の回転が早い
佐藤「そのようです」
加藤「頭痛なんて珍しいじゃん。ホルモンバランス崩れたか?前立腺グリグリってしたら治るんじゃない?」
ましろ「!!!!」
佐々木「こら、やめなさい。体調悪いんだから」
ましろをひょいっと抱き上げ、自分の膝に乗せ、下着の中に手を入れる加藤先生をいつものように佐々木先生が叱る
まぁいつものパターンではあるけど、加藤先生の抜け目がないのは、あぁやって鼠径と睾丸に腫れがないか触診しているんだよね
ましろ「あ///」
加藤「もっとちんちん揺らしてほしかった?」
イタズラもするけど。
佐藤「おいでー」
乱れたパジャマを直してあげると隠れるように俺の後ろのイスに腰掛けた
佐々木先生からのありがたくない「明日採血ね」の一言で、すっかり青ざめた顔となったましろは伊織先生と部屋へ戻って行った
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