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第1話
姉がはまっていたBLゲーム、その世界にまさかの転生。
といってもゲームは全年齢対象だし、主人公のクラスメイト、俺はモブDだし。
実際、学校生活を送ったところで、主人公のそばにいてもホモ展開にならなかったし。
このまま掘ることも掘られることもなく卒業できればと願ったのだが。
体育で嘔吐をしてしまい、とりあえず着替えるため更衣室へ。
Yシャツを着たなら扉が開き「あれ?沖田?」と主人公が。
主人公もTシャツが濡れているに「どうしたの」と聞けば「桑谷にタックルされて水たまりに倒れちゃってさあ」とため息。
「なんか桑谷っていつも俺に当たりきつくない?」というのに「そりゃあ」と応じかけて唇を噛む。
へたに意識させては巻きこまれるかもと警戒してのこと。
「そうかな?」と適当に返して着替え終えるも、主人公のほうは中々脱がずに、もじもじ。
眉をしかめれば「あの、その、ちょっとお願いしたいことが」とTシャツと肌着をめくりあげ胸を露わに。
なんと両乳首に絆創膏が。
「このごろ痒くてさ。
汚れちゃったから剥がしたいんでけど、痛そうで自分ではできない」
「罠か!?」と警戒するも「ほかの男にやらせるのもな」と悩む。
「その気がない俺がやったほうが安全か」と結論に至り絆創膏の端をつかんで質問。
「ゆっくりと一気にとどっちがいい?」
一呼吸置き「ゆっくり」との返事に応じて徐々に剥がしていく。
まあ、剥がす間の主人公の反応が悩ましいこと。
目を瞑り、頬を染め胸を痙攣させ、震える唇の隙間から「ん、くう、んん・・・!」と喘ぎを。
お目見えした乳首は艶やかなピンクでぷるぷる。
「全年齢対象だよな!?」と動揺しつつ、剥がし終えたなら「新しいの貼るか?」と冗談を噛ましたのだが、急に手を握られ引っぱられて。
「なあ、触ってよ」と息を切らし、俺の手をズボンの膨らみに。
手を放そうとしても相手は剣道部とあって、びくともせず。
「は、放せ!」と腕を引けば手が擦れてあんあん、無抵抗でいても腰を揺らしてあんあん。
なにをするにしろ、俺の手でヨがってズボンを濡らしてにゅちゅにゅちゅ。
「もうこれ十八禁じゃん!」と内心、ツッコみつつ、主人公のあられもない痴態に煽られて不覚にも勃起。
気づいた主人公が触ろうとしたとき。
扉が叩きつけられ桑谷が登場。
「なにやってんだ!」と俺たちを引きはがそうとするも「ああ、手え、気もちいのお!」と抵抗。
激昂した桑谷は「じゃあ、俺がもっとよくしてやる!」と背中を押して、主人公を四つん這いに。
俺が押し倒された形になるも、かまわず主人公のズボンをずらして尻の奥を拡張しているよう。
鳴いて腰を跳ねながら、俺の手ごと二人のを握りこんで摩擦。
「やあ、イくの、止まんなあ!」と俺の腹に精液を降らしてやまず。
擦りあっているのが癪なのだろう「糞があ!」と荒荒しく桑谷の息子を食らわし「はふううう!」と歓喜の声が。
腰を打ちつけられるたびに、二人のを手で強く絞めつけ擦るものだから、俺もイきそうだし、主人公は狂喜して悶えるし「俺のちんこのほうがいいだろ!」と桑谷は躍起になるし。
「やあん、前も、後ろもおお!おう、おお、くうおお!あう、お願あ、先っぽお、触ってえ・・・!」
目と鼻の先で潤んだ瞳で懇願されてはたまらず。
二人の先っぽを爪で引っかいたら、俺は射精し、主人公は潮を吹き、桑谷は「こ、この野郎・・・!」と注ぎこんだようで。
なんて乱交をして以降、学校では十八禁の展開が横行。
できるだけ俺は避けたとはいえ、狂いだした運命からは逃れられないかもしれない。
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