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オーク達に囚われた騎士
どこか奇妙な味のする謎の液体のみ与えられ続け、それでいて腹が減らない状況。
アランは穴に疼きを感じながら地面に横たわっていた。
(今日は何曜日なのか、それすらもうよく分からない・・・・・・)
国の指令を受けてから、オークの隠れ家があると噂されていた区域をくまなく調査していた。
冷静沈着で容姿端麗なアランは人とつるまず単独行動を普段から好み、今回の一人で行えという指令を当たり前のように受け止めていた。
リスクが高いと周囲の誰もが噂していたが……。
隠れ家の地下へと続く抜け穴を調査している時に、事件は起こった。
後頭部を突然殴られて記憶を失い、それ以来ずっと地下生活なのだ。
窓がない環境なので時間がさっぱり分からない。
薄暗いたいまつが燃え続けているだけだ。
「??!!!!」
上から下りてくる人間ではない足音がだんだんと聞こえてくる、ぞろぞろと……。
オーク集団のお出ましだ。
「起きろ」
オークに腰のあたりを蹴られる。
「今日も穴が真っ赤になるまで使ってやるからな。ありがたく思え」
アランはうっすらと目を開けて辺りを見回した。
いつもと同じ最悪な光景だ。
捕まった当初は毎晩暴力を振るわれた。
なにか情報を引き出そうとしていたが、アランが何も答えようとしないことに飽きたようだ。
容姿に興味を持ったのか、それからは性的な調教が繰り返されるようになった。
オークの緑色の容姿や体臭のすべてが気持ち悪い。
だが、逃げようとしてもどうしようもできない。
全身をザラザラした舌で緩慢に舐められる。
胸の突起物をわざとらしく弾かれ、緩い圧でこねくり回される。
「気持ちよさそうだな」
アランはオークを苦々しく睨みつける。
「そんなわけないだろっ…・・・」
オークたちは馬鹿笑いながら、アランの体を突っつく。
「こんなに優しくしてくれる奴、他にいないぞ。いい加減感謝しろ」
ひと際大きいオークが男を見下す。
「穴が擦り切れたらお前の利用価値はないんだ、それをよく覚えておけ」
肉棒を喉奥まで突っ込まれ、激しくかき回される。
腔内は責められ放題だ。
それなのにだんだんと口の中は火照り、快楽も少しだけ感じられる。
「今日は奥までしっかり削ってやるから、これでも咥えてろ」
唐突に穴にアナルパールが押し込まれた。
長いだけではなくパール部分のひとつひとつがゴツゴツしている。
アラン自身の肉棒もしごかれ泡立ち始め、体の内側から疼きが止まらない。
「サボらないでしっかり舌使えよ、ただの入れ物じゃねえんだから」
息苦しさと痛みと少しの快楽に頭がおかしくなる。
ビーズも激しく出し入れされ、もう何往復しただろうか。
オークたちへの口腔奉仕が半分ほど終わったタイミングだった。
周りを取り囲まれ、腹に肉棒を擦り付けられ、一気に貫かれる。
いつからか痛みというより圧迫感と激しい摩擦感、そして認めたくは無いが快感が勝るようになった。
いつまでこの生活が続くのだろう。
そう思いながらアランはオークを受け入れ続けた。何匹も、何匹も。
受け入れ続けているうちに、思考は薄れ溶けていった。
外に広がる景色は今晩も何一つとして変わらない。
男の存在はこうして闇に消えて忘れ去られていく。
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