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プロローグ
突然だが、俺はヤンデレが好きだ。
相手を愛するあまり常軌を逸してしまうその盲目さは恐ろしいが、同時にそれ以上の魅力を感じる。それほどまでに自分のことを愛してくれているのだと実感できるから。その異常性に自覚があってもそうじゃなくても、それでも妄執を抑えられずに狂う姿は、ツンデレやクーデレといった他のどんな属性よりも俺にとっては酷く愛おしく、そしていじらしく思えるのだ。
だから俺は、ヤンデレが好きだ。ああ、一番大好きなんだ。
だけど、それは──リアルでは極力遠慮したい、本当に。
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