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第1話

ブラック企業で馬車馬のように働かされ、必死にデスクに食らいついていたはずが、気がついたら病院のベッドの上。 俺はすぐに退院して復帰しようとしたものの、医者がストップを。 「入院していないときみ、また鞭打たれるまま、がんがん働いちゃうからね。 自覚するよりずっと心と体はくたびれているんだから、冷静にまともな思考ができるまで病院にいなさい。 その間、今後どうすればいいか考えたらいいし」 「いや、でも・・・」と渋る俺に「入院しないなら精神科に連行するよ?」と脅されて、しかたなく長期療養を。 とはいえ、入院する口実に病名があるでなし、日常生活を送るのになんら支障ない状態だったから「なんか仮病でさぼってるみたいだ」と思えて心は休まらず。 入院してはじめのほうは変な負い目を覚えて、病室では肩身が狭かったものを、部屋の担当ナースが変わって鬱々とした思いはきれいさっぱり消散。 俺の白衣の天使、ハッスルマッスルナース、洋平くんのおかげだ。 今時、ナースは女性だけでないとはいえ、男性を見たのは初めて。 高校からウェイトリフティングをやって今も鍛えているというに、男も見惚れるような筋肉美を誇り、白い歯を輝かせて笑うさまは、いかにも爽やかなスポーツマン。 背丈もあって目の前にすると、そそり立つ壁のような存在感があるとはいえ、決して威圧的でなく、子供に「くましゃんだああ!」と抱きつかれるほど温厚で気さくで親しみやすい。 一見、力仕事要員なれど、患者への気遣いは細やかだし、ベテランナース曰く「丁寧で慎重に正確に仕事をするから頼りになる」とのこと。 なんたって鬼のナースこと婦長に「だれより患者思いの子なのよ!」と涙目でいわしめるくらい情に厚い。 おかげで俺が社畜精神から脱することができたのだから。 洋平くんが部屋の担当になって「困ったり不安になったり助けてほしいときは、いつでも呼んでくれてかまいませんから!」とぶ厚い胸をばああん!と叩いてくれたとき。 「自分は仮病してサボっているようだ」との認識にとらわれていた俺は「いや・・・お手を煩わさないよう、大人しくしているんで」と冗談っぽく、でも、申し訳なさを覚えつつ返答。 とたんに俺の手を両手でにぎりしめ、目線があうよう屈みこんだなら涙目で必死で訴えてくれたのだ。 「こんなにも手が冷えきって震えているじゃないですか・・・! それでもナースに遠慮するなんて、もっと悲しいですよ!」 あまりに痛々しげに捨てられた子犬のような表情をするものだから、俺もつられて顔をひしゃげて泣いてしまい。 このことをきっかけに「ああ、俺は俺が思う以上に心も体も傷だらけなんだな」と自覚をし、以降、疚しさを覚えなくなって、じっくりゆっくり療養をしていこうと思えるように。 なにも俺を特別扱いしてのことでなく、マイエンジェル洋平くんはだれに対しても真摯に誠実に情熱をもって向きあう。 だからか、男ナースに反感を持ちやすい男患者の中に洋平くんを目の敵にする人はいないし、たまに不良患者が暴れることがあろうと「神原さん、今日も元気ですねえ!」と太い腕で関節をきめながら朗らかに笑って場をおさめれば、すっかり相手は従順になるというし。 ベテランナースが自慢するには「洋平くんが部屋を担当すれば、どんなトラブルがあっても人間関係がこじれていても、すぐに解決する!」らしく、彼は白衣の天使にして平和の使者というわけだ。 とあって、患者もナースの同僚も医師もみんながみんな彼を敬愛していたし、俺にとっては命の恩人といって過言でない存在でありつつ、年下だから「いじらしい大型犬みたいでかわいいなあ」と胸をきゅんきゅんさせたものだが、洋平くんには絶対秘密の邪な思いを抱いてもいる。 「厚手のインナーを着ているせいか、巨乳で布を張りつめさせても乳首浮きでないんすよねえ。 でも、太田さんお手製、ガチエロ亀甲縛りをされたら、さすがに・・・それとも興奮して期待して求めちゃってるんすかあ?洋平くうん?ガチムチナイチンゲールちゃあぁん? じゃあ、存分にかわいがってあげるっすよ」 しゃがんだ斉木くんは、胸を揉みはじめたのだろう。 斉木くんが邪魔で、洋平くんは見えないが「んんっ・・はうぅ♡だ、だめぇ、斉木くんっっ・・♡」と確実にヨがっているし、かすかに水音が聞こえるような。 「はっ、はぁはあぁ、はあっっ・・♡想像以上に洋平さんの巨乳、手が幸せになるっすうう! あ、ああぁ♡だめだっっ♡揉んでいるだけで先走りでまくって恥ずかしいすよお! あれえ?でも洋平さんも、めちゃくちゃお漏らししているんじゃないすかっ!? 激しく巨乳を揉んだら縄がもっと食いこんで締めつけて、乳首が擦れちゃうから、たまんないすねえ! ああっ♡そんな固くして濡らしちゃって、俺のちんこに甘えるみたいにすりすりしちゃってえ♡ もしかして乳首、弱いんすかあ!最高すぎじゃないすかあ!ガチムチエロナースちゃああん! あはあぁ♡ママっ♡洋平ママあぁ♡おっぱい、いっぱい吸わせてええ♡♡」 斉木くんが胸に顔を埋めたことで、洋平くんの表情が見えるように。 どうやらガチムチナイチンゲールは筋肉で男どもを誘惑するだけでなく、いじましく、はしたなく、情けない真っ赤な泣きっ面でも俺たちの理性を奪うらしい。 膝をつかんで見ているだけの片山さんも太田さんもズボンを張りつめさせ、もどかしそうに腰を揺らし切羽詰まった息づかいを。 「はぁ・・かわいいよ・・・洋平くん」「洋平くん!俺、射精止まらんねんけど!?」とたまに二人に声をかけられ「や、やだっ、やだぁ♡見なぁ、でぇ、くださあぁ♡」と恥ずかしがりつつ、濡れて透ける乳首をぷるぷるさせて「斉木、くうぅん♡俺の、胸、なんかでっ・・♡」と股間を押しつけているのだろう、腰をふってやまず。 「斉木くうぅ♡彼女、ほし、ってえ・・♡俺が、代わり、なんかあぁ♡ひゃあぁん♡か、噛んじゃ、やだあっっ♡ちが・・・べつに、弱く、ないしぃ、噛まれるの、いい、わけじゃあぁ♡あっ♡あぁ♡ああうぅ♡や、やめてぇ♡縄、引っぱ、たらっ・・おちんちんに、食いこむうぅ♡っっっっぅ♡で、でちゃっ♡でちゃうぅ♡二人、止めてえ♡んんんっ♡そんな、目ぇ、見ちゃ、だめええぇ♡」 こちらは試し読みになります。 本編は電子書籍で販売中。 詳細を知れるブログのリンクは説明の下のほうにあります。

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