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第1話

今日の大学の講義がすべて終わり、俺は従弟が住む家へと向かった。 従弟、ミノルは近所に住んでいて、ちょうど帰り道の途中にあるから寄りやすい。 幼いころから兄弟のように親しく交流してきて、今もその仲よしこよしは健在。 しょっちゅうお互いの家を行き来しているから「ただいまあ」といえば「おかえりー」と叔母さんは当たり前のように返してくれ、俺が無断で二階に上がっても気にせず。 ドアを開け整理整頓が行き届いた従弟の部屋にはいったなら、いつもはテーブルで課題をしたり、タブレットで読書したりするところ。 荷物を床に置き、Tシャツの袖をめくって「よし!はじめるか!」と鼻息を吹いた。 従弟が帰ってくるまでに重大ミッションをこなさなければ。 それは日記を探しだし、目を通すということ。 三日前、忍び足で部屋に近づき「エロ本でも見ているのかー!?」と勢いよくドアを開けて驚かせたときのこと。 椅子から跳びあがったミノルがなにかを床に落とし、とっさに拾って「もお!お兄ちゃん!」と怒りつつ、そそくさと、どこかにしまったのを俺は見逃さなかった。 一見、ノートのようで英語で「ダイアリー」と表紙に書かれた、分厚いそれ。 そりゃあ気になったとはいえ、従弟がいないときに、じっくりと拝見したかったに、そのときはそ知らぬ顔。 で、大学から早く帰れる今日、家捜しすべく乗りこんだわけだ。 「え?従弟の日記を、そこまで用意周到にして盗み見したいの?」と気色わるがられるかもしれないが、これには訳がある。 なにせ、俺は従弟に恋をしているので。 はっきりばっちり自覚したのは最近なれど、おそらく初めて赤ん坊の従弟と会ったときに一目惚れをしたのだと思う。 自覚する前も思いかえせば、なかなか度が過ぎたブラコンだったような。 というのも、なにかと難儀な従弟が心配で心配でついつい過保護になってのこと。 ミノルは突出しての美少年だ。 そこらのアイドルより見目麗しいが、決してそのことを鼻にかけず、慎ましく奥ゆかしく思いやり深く、内面も清く正しく美しい。 ただし、見た目も性格も抜群にいいことを知っているのは家族や俺のような身内だけ。 家以外では、重い前髪で目元を隠し、いつも猫背でうつむいて顔をより見えないようにし、寡黙で根暗なキャラを装って徹底的に目立たないようにしている。 だれもが見惚れて羨むような美貌は、従弟の重度のコンプレックスであり、すこしでも注目されたり誉められるとトラウマが甦るのだ。 トラウマを植えつけたのは幼稚園の餓鬼大将。 幼稚園時代の途中まで従弟はその愛くるしさから、保育士や女子にモテモテだったという。 今も昔も昆虫に夢中なミノルは異性にもてはやされても我関せずだったらしく、そのおかげでか別に男子から反感を買わなかったが、例外が一人。 叔母さん曰く「どうも餓鬼大将の好きな女の子が、ミノルにラブぞっこんで、だから・・・」とのこと。 それにしても餓鬼大将の従弟への嫉妬による執着ぶりは異常で、悪知恵を働かせて保育士にばれないよう、いやがらせをしていたともいうし、まあ、かなり厄介だったそう。 そして従弟に強烈なトラウマを植えつけた事件が発生。 また、しつこく餓鬼大将が絡んできたとき、よりによって彼の好きな女子がミノルを庇ったため逆上して我を失ってしまい。 なんと、みんなの目の前でズボンとパンツをずらし、従弟の性器を晒させたのだ。 それからというものミノルは一切、責任がないというのに、女子に邪険にされるようりになり、その状況に餓鬼大将はさぞご満悦だろうと思いきや、パンツ事件の翌日から幼稚園に顔をださなくなり、理由は不明。 加害者である餓鬼大将の急な蒸発という不気味な謎をのこしつつ、被害者であるミノルは心に深い傷をのこしてしまい、十年以上経った今も引きずっている。 「こうなったのも自分の顔のせいだ」と頑迷に思いこみ、美形なのが周りにばれたら同じような災いがふりかかると信じこんでいるわけだ。 マンダ先生の手つきが、どうもエッチに思えて、鼓動が早まり息が切れて腰が疼く。 至って健全に生徒を指導をしているようだから抗議できず、その神聖な行為を冒涜するようだから欲情してるのを知られてはならず。 「ああっ♡せ、先生は、そんな、つもりないのに・・♡勝手に、ぼくがぁ・・・恥ずかしっっ♡」と唇を噛んで、熱い吐息が漏れないよう。 どうしても体が火照って震えるのを隠せなないとはいえ、脳筋教師とあって「よし!筋肉が熱をもって、弾力が増してきたな!」と気づかず「じゃあこんどは前から!」と座るミノルと向きあい、足をパッカーン。 なんとか従弟は自制したとはえ、うずうずするそこが固いものに擦られて「んああっっ♡」とつい甲高い叫びを。 とうとうズボンを膨らませてしまい、そのことを恥じるより、股間に目をむけてぎょっとする。 マンダ先生のジャージのズボンが破けそうに張りつめて自分のささやかな膨らみに押し当てられていたから。 「せ、せんせ・・・!?」と顔をあげたところで相かわらず、曇りなき瞳をした無垢な熱血教師面。 「射精すると筋肉もよろこんで成長が促されるからな!」と絶対に非科学的だろう持論をのたまって、ミノルをシートに押し倒し「さあ、いっしょに蒸した肉体を摩擦しあい、筋肉をさらなる高みへと導こう!」と限界まで足を広げさせると、ご立派なものをジャージのごわごわした布越しにずりずりずりずりぃっ♡ さっきからムラムラしていた従弟はたまらず「やあぁ♡せんせっ・・固あぁ♡あふっ、んんぅ、せんせ、せんしぇ、だめえっ♡」とみっともなく喘いで、半ズボンをあっという間に濡らしてにゅちゅにゅちゅにゅっちゅうぅ♡ 「はっ♡はぅ♡んっふうぅ♡せんせ、ぼくっ・・体育、きらぁ、じゃ、ない、ですうぅ♡だ、だから、許してぇ、くだしゃあぁ♡ああうっ♡やあぁん♡だめぇ♡しょんな、早くぅ♡こ、こんど、からぁ・・体育、ちゃんと、しましゅうぅ♡あっ♡ああぁ♡だ、だからぁ、しぇんせ、のぉ・・固っ、ちんこでぇ♡ぼくぅ、ぼくのぉ・・こんな、こんなぁ、やめえぇっっ・・♡はぐうぅ♡ゆ、許してっ、許してえぇ、せんしぇえぇ♡せんせっ、しぇんしぇ、ぼくを、射精、させちゃ、だめっっ♡や、やっ、やあぁ、やだあぁ♡♡」 「いいぞ!その調子だ!筋肉がいい具合だぞ!」とあくまでトレーニングをしている風の爽やか笑顔のマンダ先生に「許してっ♡許してえぇ♡」と泣きじゃくって乞いながら「んはああぁ♡♡」と半ズボンのなかで精液を盛大に噴きだしてしまい。 こちらは試し読みになります。 本編は電子書籍で販売中。 説明の下の方にブログのリンクがあります。

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