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第1話
全国に名が知れて、多くの日本代表を輩出している超強豪のラグビー部。
大学三年生にして部の史上最強エース、大学ラグビーの絶対的守護神、鉄壁の大魔人と称えられているのがこの俺さま。
同年代のラガーマンのなかでとびぬけての実力があり、輝かしい成績を掲げて、屈指で屈強の肉体を誇る。
来年の世界大会では日本代表に選出されるだろうとの呼び声が高いとあって、多少、調子づいてやんちゃをしても多目に見てもらえる、我ながらいいご身分だ。
なんといっても俺はルックスも抜群。
ラガーマンというとゴリラのようにいかついイメージがあろうが、顔は今風のスマートで爽やかなイケメン。
たまにモデルの仕事をするほど端正な顔立ちで、且つ将来日本を背負うだろう有望なラガーマンとなれば、そりゃあ世の女性たちが放っておかないとはいえ、注目されだした二年前から今に至るまで彼女なし。
そのことをやたらとまわりは不思議がり、理由を尋ねてくるのに「俺の童貞はラグビーに捧げて、これからも一筋だから」と冗談を吹いて誤魔化していたもので。
ほんとうの理由は口が裂けてもいえないし、ばれてしまっては俺のラグビー人生がおじゃんになる可能性も。
だからといって飾りものの彼女をつくる気にはなれず、面倒くさくても質問責めにあうのを適当にあしらい、口八丁でうやむやにしていたのだが。
全国大会が済み、しばらくは大会も練習試合もなく、のんびりとできて遊べるものと思っていたのが。
熱血脳筋監督が「大会での反省を踏まえて強化合宿をしよう!」と余計なお世話満載な提案を。
彼の故郷のど田舎、その山奥にある古びた施設で、俗世から隔離されたような形であらためてラグビーと向きあい、集中して練習に打ちこもうとのこと。
この計画に俺は猛反対。
「ほんとうに練習に集中したいなら都内の設備が整った最新鋭の施設で、万全のサポートを受けながら、ラグビーのことだけ考えて鍛練したほうが効率もコスパもタイパもいんじゃないすか!?」
理にかなった言い分のようで、まあ、サボって遊ぶなら都内にいた方がいいと不埒な考えがあってのこと。
相手は脳筋だから俺の下心を見ぬけず「おまえのいうことは一理ある!」と偉そうにのたまい「しかしな!」と鬱陶しく熱弁。
「非効率でコスパもタイパもよくない物事に邁進するのが、結局は自分のためになるし、回り道をしているようで、あとになって近道をしていたことに気づくもんだ!
これは協会の会長受け売りとはいえ、聞いたときは目から鱗で感動したよ!」
「昭和的な精神論を説くなよ」と舌打ちしつつ、俺はだんまり。
「協会」の名を持ちだされては悔しいかな、手も足もでない、毎度毎度こうだ。
話しているうちに、おっさんの指が暴れるようになり、嘔吐感がうすれていって「はぐうぅ♡んっ♡ふうぅ♡んふああぁ♡」と悶えて縄に締めつけられて痛くて息苦しくて空イキしての地獄のループを。
「や、やめろぉ♡こ、こんなっ・・んああっっ♡だ、だれが、初心な、娘えぇ♡はああっ♡♡だめっ、抜き差し・・・するなあぁ♡な、縄が、食いこんでっ・・♡んくぅっっ♡あっ、やぁ、ちんこがっ、ちんこぉ、ちんこがあぁ♡」
脳震盪を起こしているように意識がぐらつき、霞む視界に白濁の液体が飛散して、びくんびくんする俺の筋肉にぶっかけまくり。
さっきまでおしゃべりだったおっさんたちは熱に浮かされたようにぼうっとした顔つきで、褌をずらして剥きだしにした性器を見せつけるように扱き、絶えず浴びせかけてくる。
直接、触られていないが、おっさんのねっとりとした視線といか臭い精液に犯されて、輪姦されるより胸糞わるくて屈辱的で、でも、筋肉が熱を帯びてじんじん痺れて疼いてぷるぷる震えてやまない。
「ああ♡俺も、俺もぉ♡思いっきり、射精したあぁ♡」と心が折れかけて、おっさんらに「ちんこずぽずぽしていいからあぁ♡俺のちんこ解放してぇ、めちゃくちゃっ、しこしこさせてえぇ♡」と身も蓋もなくおねだりしそうになるし。
器用にも巨大な爪で、先っぽに食いこむ紐と縄をひっぱり「んはうううぅ♡」と思いだしたようにイったと同時に切断されて、念願の思いきった射精を。
ずっとずっと紐と縄で抑圧されていた末の解放感たるや「あひゃああぁん♡♡」と意識が一瞬、とんでしまうほど。
脳が蕩けるような快楽に浸りながら、今の危機的状況をあらためて自覚するも、身がまえる暇はなく、いや、身がまえる余裕もなく、太い指でがっつり扱かれて、縄から解放されて、腫れあがったように熱く蒸す肉体を指先で愛撫されて、あんあん♡精液をお漏らししっぱなしに。
鍛えあげた俺の体などひとひねりで潰せそうに巨大な手をした怪力のはずが、やけに器用で指つきが繊細とあり「あはあぁん♡どしよっ♡どしよおぉ♡こんなぁ、こんなっ、気もちっのぉ、はじめてえぇ♡」と快感過剰供給されて気が狂いそう。
いっそ思うまま「ああん♡気もちいっ♡ちんこ、気もちいよおぉ♡」とあられもなくヨがりたいが、欲情に濡れつつ、どこか悲しげな鬼の瞳に見つめられると、スカートをめくられて下着を見られて悲鳴をあげる女子のように恥ずかしくなってもじもじ。
村のおっさんたちに緊縛プレイをされて、精液をシャワーのように浴びせられておいて今さら「ああうっ♡ちんこ、触るなあぁ♡やだぁ♡イくとこ、見る、なよおぉ♡♡」と幼気な乙女モードであんあんやだやだ♡と女物の着物を乱し、汗蒸す厚い筋肉を跳ねさせて、腰をくねらせてしまう。
こちらは試し読みになります。
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