淫具を出し入れされて、オイルと楔からの蜜が混ざったものが溢れ出す。 「そんなにこれ、挿れて欲しい？」 　そういいながらサイモンは、凶器なほど硬くそりかえり、血管が浮くほどの楔をあらわにした。 「欲しい…っ、欲しい…っ！ちょうだい…サイモンの、ソレ…ちょうだい……！」 　自分でもわかるぐらい蕾も媚肉もパクパクしている。 「いいよ。たっぷり味わわせてあげるよ」 「ひぃ…っ、あっ、くぅぅぅ…！」 　紐を解かれ、抱き抱えられベッドの上で足を大きく広げさせられる。 　解されていない蕾にサイモンの楔があてがわれ挿入され、楔を媚肉が締め上げる。 「ああ、やっとレオと繋がった…。愛してるよレオ…。愛してる…。俺の番」 　ずんっと最奥まで挿入されると、チカチカと目の前に星が飛ぶ。 　今、自分が何をしているのか分からなくなるほど、思考が止まる。そして思考が戻る前に、また突き上げられる。 　蕾の入り口まで引き抜かれ、弱いところを擦られる。尿道からの刺激と媚肉からの刺激。 　もうどうしようもない。 　追い詰めるような快楽から逃げたくなる。 「サイ、モン…、止まってぇぇ～～！」 　腰を振り立てながら懇願するが、聞き入れられない。 「あんなにねだったんだから、止まるなんて…できない…よ」 　サイモンの顔も快楽で歪む。 　精路に入っている淫具と媚肉をこじ開けている楔が同時に動く。 「気持ち…いいぃぃ…～～っ！サイ、モンっ、きもち…いいっ！」 　塞がれているはずの精路から、とぷんと甘い蜜が出た。 「そろそろかな？　レオ、いくよ」 　一気に淫具を引き抜かれたかと思うと、サイモンの楔が最奥まで突き刺さる。 「ーーーーーーっ…….っ！」 　声もなく達してしまう。ドピュ、ドピュピュっと腹の奥に溜まっていた蜜がはぜるように解き放たれた。 　と、同時に今までの中で一番濃いフェロモンが放出される。 「いい子だ。いい子だよレオ。これで番になれる」 　サイモンは僕をベッドにうつ伏せで寝かせる。 「愛してる…愛してるよレオ」 　何度も何度も耳元で囁かれ、奥を突かれるたびに達し、喉が枯れるまで喘がされる。 　頭が焼き切れるほど気持ちよくて、おかしくなりそう。 「こわ、れる…！壊れ…ちゃう…、あっ、あぁぁ……いい…気持ち、いい…、気持ち…いい、よ～～…っ！」 　叫ぶ。双丘を突き出し、より深くサイモンを受け止める。 「ああ、俺も…気持ちいい」 　双丘にサイモンの指が食い込むほど揉まれ、媚肉を中からも外からも責め立てられる。 「イク…っ！イク…っ！イッちゃ…ぅぅ…～～」 「俺もだ。一緒に、イこう…」 　サイモンの律動が早くなる。 　媚肉の全て、快楽神経が集まるところ全てがぐちゃぐちゃになるほど、めちゃくちゃにされる。 「あくぅぅうぅ……ぅぅ、あああぁぁぁ……ーーーーーっ！」 「っく！」 　二人同時に達した時、頸に鋭い痛みが走る。 ーやっと番になれた…ー 　喜びの涙と共に、大きな波に飲み込まれるように、また快楽の渦へと突き落とされ、そのまま意識を手放した。