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第1話

黒い髪にルビーのように赤い目の淫魔、それは孤高の男なぜなら俺は女専門のインキュバスだからだ。男なんかに組み敷かれるようなインキュバスはみっともない 俺は、なんとカッコいいのだろう!他のインキュバスには、「危ないから、絶対男には手を出すな、アホなんだから逃げられないぞ」としきりに言われる。俺だってオスかメスかの区別はつくぞ!と怒っても何度も言ってくる同僚は痴ほう症なのか何だか哀れに見えてきたぞ 「にゃんで、メスじゃないしオスなんだよ、ムキムキで怖ぃ」と半泣きで喘がされている俺は、同僚とのやり取りを思い出す 「集中しないと、怒りますよ」と白い羽で乳首をさわさわと刺激されている 力が出せないように、縛られている俺はその優しい刺激にもどかしさを感じている 時おり、腹やなにの近くをふわりと取りすぎるのを、おそらく一時間ほどされている 頭がぐずぐずになるほどの刺激じゃないことがつらくて思わず腰を揺らすと 「どうしたんです?腰を揺らして……変態みたいですね」と言われる 俺は言葉攻めが大嫌いだ、よくあんなな気持ち悪いことを言われて、感じるなんてと思うくらいに…… こいつはそれを何度も言ってくる 「気持ちいなら、気持ちいいって言わないとあげませんよ」 「いら……ないほかのメスのところに行くからはにゃせ」 「ダメですよ、もう私が気に入ってしまったのですから」とブルーのきれいな目にブロンドの絹のような髪が揺れる だから、いらない間違えたって言ってるだろうが……こいつ本当に俺の話を聞かない こんなバカが天使でどうするんだと思っていると 「あなたって人は本当におバカさんですね」とため息を吐きながら俺の頭を撫でる そんなのは、どこかの猫にでもやれよと睨む 「頭突きでもしたら、お仕置きしますよそれとも、変態な君にはご褒美かな」といわれがちでヤバい奴に俺もしかして捕まってる? 「代わりのインバス連れてくるからはにゃせ」 「分かってないですねぇ、あなたがいいからに決まってるじゃないですか」 「俺はイヤだって言ってんの」と大きな声で言うと、乳首を思いっきり噛まれる 「っつーーなぁ……」噛んだあとに舐めってくる時おりきゅうと吸ってくる。さっきまで緩い刺激だったので油断していたら、 「気持ちいですか」と上目遣いで見てくる男は顔は本当に美人できれいな女性にしか見えなかった 「こんなの……詐欺だっつ」 「かわいい腰がビックビックしててこっちは、素直ですね」と言われて顔を真っ赤にしていると指がツーと下に下がり 「私と、一緒にいましょう。お嫁さんになってくれたら、おなか一杯上げますから——毎日いやというほどに」 「だから、俺はオスに興味ない、何度も言ってる、触るにゃ」 俺を引くり返すと、腰を高くあげさせ枕を挟んでくる、なんかいよいよヤバい気がする 足をバタバタして抵抗をしようとすると、お仕置きといわれ指を中に入れられる 「気持ちよくなんかないから抜け」という俺に蕾の淵をなぞるかのように触られる しこりに触れたとき 「にゃあに……」 「インキュバスなのに、知らないのですかここが素直になれるスイッチですよ」とその優し気な声と裏腹に、押し込んでくる 「気持ちっ……よくないから、やめろ」 「気持ちよくないなら、大丈夫ですよね」と挟んでみたり押し込んでみたりしている ぜったい、こいつ意地悪だ天使なんかじゃない 「悪魔っだ……」 「天使ですよ、あなたに純愛を届けている天使にしかできないでしょ」その言葉に声にならない悲鳴を上げる 「イヤだ、天使なら、もう反省知っているから……はにゃせ」というと 「ダメじゃないですか?人妻に手を出す悪い子には、お仕置きが必要です」と言われたそれは、寝ている間にやりすぎたメスがいて 想像妊娠してしまったらしい そこで、旦那が協会にきて、天使である神父様に頼んだらしい。そして女装した美しい天使に、俺は騙されたのだった 「だから、もうちがうメスにするっていった」 「ダメですよ、もう私があなたを気に入ってしまったのですから……」そんなの知るか、この変態が…… 「インキュバスが天使に負けるわけない!離せ俺は男に興味はにゃい」

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