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優成の家で朝ごはんを食べたあとは、休みの日しかできない溜まってた洗濯や掃除なんかをして、ゆっくりと過ごしていた。 昨日は慌ただしくて食器も洗ってなかったしな。 冷静に昨日のことを思い出すと、やっぱり不思議な気持ちになる。 なんで俺のちんこがなくなっちゃったんだろう。 もしかして、病院とか行ったほうが良かったか? ……いや、それよりお祓いとか? 俺は、ぐるぐると答えのない問題を考えていた。 それよりも俺、優成とエッチなことしちゃったんだ……。 思い出したら、今更ながらドキドキしてきた。 やってる最中は、気持ちよくてちゃんと考えてなかったけど、俺たちただの幼馴染なんだよね? 優成の指、俺より長くて太かったな。 俺は優成に触られたクリトリスの感覚を思い出していた。 体がビクビクして、頭が真っ白になった。 なんか……ムラムラする 俺はローテーブルにスマホを置いて、いつもお世話になってるAVを流した。 元アイドル女優のドラマ仕立てもの。 女優の喘ぎ声に合わせて、俺の右手がゆっくりと動く。 先端をしつこくシゴく。 「……あっ……んん」 気持よくて声が出る……。 「…………ん?」 なんか、いつもと違う。 「あれ?……え?…………嘘」 俺は右手を高速で動かし、気持ちいいところを念入りに扱いた、が……。 ──勃たない。 「ま、まじかよ……」 『ピンポンピンポンピンポンピンポン』 ──ガチャ 「お前な……俺んちのインターホン壊したいの?」 俺は結局、優成の家に押しかけた。 昼間の優成は、ボサボサ頭じゃないし、コンタクトをつけていて朝とは印象が違う。 ……詐欺だよな、普通にモテそう。 そして、今朝と同じように俺たちはソファに座った。 「それで、何?今漫画読んでてめっちゃ忙しいんだけど」 「それは暇っていうんじゃ……」 「帰れ」 「お忙しいところ、すみません。ご相談があります。」 優成が読みかけの少年漫画を棚に戻して、俺に麦茶を持ってきてくれた。 「ありがとう。あのさ、優成……」 「なに、またちんこなくなったか?」 「ううん。ちんこは、あるけど…………ない」 「え?」 「ちんこ……勃たなくなった」 俺はそう言った瞬間、あまりの切なさにソファに顔を埋めて喚き散らした。 「まだ一回もしたことないのに!!!」 「うおっ、声でかっ……」 「フェラだってされてみたいのに!!!」 「ちょっ……俺んちだから、静かにして」 「中出しセッ……」 ──バコン 「うるせー!!!」 俺は殴られた頭を擦りながら、涙目で優成を睨みつけた。 「だって、俺はこれから一生、射精できないんだぞ」 わざとらしくシクシクと泣きまねをする。 すると、優成がため息をつきながら声をかける。 「別に、射精はできるだろ」 ──え? 「ちんこ、勃たないんだよ?」 「それと射精は別の話だろ」 そうなん?いや、でも待てよ…… 「だって、さっきシコってたけど全然イケなかった。気持ちくなかったし。」 「それは……よく知らねーけど、お前のやり方が悪いんじゃない?」 「は?やり方?…………ロウソクとか?」 ──ドキドキ 「違う」 「ス、スパンキング??」 ──ワクワク 「違えーよ!」 優成の眉間のシワが深くなる。 なんか、イラついてそうな顔してる。 「お前の趣味は知らねーけど、射精はできるだろって話」 「わかんないよ!!じゃあ、お前が教えろ!!」 俺は売り言葉に買い言葉で優成に怒鳴っていた。 優成の態度は、EDになったことを軽く考えてるみたいに見えて、俺も腹が立っていた。 心配してほしかったのに……。 それに優成の恋愛対象は男女どちらも。 俺より経験があるし、いろんな知識持ってるのは間違いない。 優成に教えてもらうのが一番いいはずなんだ。 「わかった、脱げよ」 優成は、何故か怒り気味に俺に指示してきた。

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