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マルコとの出会い②(※)
次の日の夕方頃。マルコの住むマンションを訪れたところ、玄関を開けてくれたのはなんと当人だ。
「鍵閉めて入ってきていいぞ」
「失礼します……」
緊張しながら部屋の中に入る。広々として清潔感のある空間が広がっていて、正直驚いていたところにマルコの姿を見つけてしまう。しかも上半身裸のまま。一気に恥ずかしさが増してきた。頬が火照る。
「どうしたんだ?」
「ちょっとぼうっとしてて」
誤魔化すように笑いながら返事をすると、納得していない様子ながらも追及することは無かった。改めてまじまじと観察させてもらう。
まず目についたのは、肩幅が広く全体的にガタイの良い引き締まった肉体だ。
そして首筋からは微かに香水のような甘い香りが漂ってきて、嗅覚を刺激すると共に心拍数まで上がっていく。さらに腹部にかけては、腹筋が綺麗に六つに割れているのが分かるほどしっかりと鍛え上げられている。二の腕周りは太く逞しい腕となっているだけでなく、血管が浮き出ている。
ベッドに連れて行かれると、服を脱がされ裸にさせられる。
ひょろひょろと細く、少し筋肉があるくらいの体型だ。
セシルは170cm程はある。体重は57kg程。実際のところ身長と比べると、かなり細身だと言えるだろう。華奢といってもいいかもしれないレベルだ。
体毛は薄く体臭も少ないほうなので、清潔感はある。手足は長くスラリとしていている。髪型はショートヘアだ。
瞳は大きく、まつ毛が長くてぱっちり二重瞼といった可愛らしい印象を与える顔立ちだ。鼻筋は高く、唇は厚いが小さめの造りになっている。
童顔であるために幼く見える場合もあり、実年齢より若く見られることが多い。実際年齢を伝えたところ、「子供に見えたな」などと言われる。コンプレックスにもなっていた。
「おいで」
手招きされて近付く。マルコはキスをしてきた。
「んっ……」
最初は優しい触れ合いだけで終わったのだが、だんだんエスカレートしてきて舌を絡ませ合い吸い合うような激しいものになってしまった。酸欠状態になり、ベッドに倒れ込む。
尻の穴を開かれ指で解される。そして拡張作業に入る。十分に準備ができたら、ようやく本番という訳だ。
この時点では痛みはないが、違和感があってなかなか慣れることができない部分もある。しかし繰り返し行えば慣れてくる。幸いにもマルコのおかげですぐに克服した。
肛門を拡張させられていく最中に羞恥心を覚えたのだろうか。頬が真っ赤に染まっており、それがまた欲情を煽ることに繋がっている。さらに奥深くまで入ってくる指先によって内部を探られる感触に戸惑いを感じつつも、次第に快感へと変わっていくようだ。
「あああっ……♡♡♡んくっ……そこっ……♡♡♡」
指先で一点を強く押し込まれると、全身に電撃が走り抜けたようになる。そこからは何度も同じ箇所を擦り上げるように刺激され続けてしまい、甘い吐息混じりの喘ぎ声を漏らしてしまう。止められない。
「気持ちいいか?」
「うん」
素直に認めることが出来るようになったと同時に、羞恥心も消え失せていき、全てを受け入れる決意をすることが出来た。
「あっああっ……♡♡♡」
何度目か分からない位絶頂を迎えてしまい、疲労困憊状態。「そろそろいいか?」と言って陰茎を取り出した。マルコの陰茎は、セシルのモノに比べたら大きいサイズだ。硬さも違う。
ゴムを付けずに挿入を始めるマルコに対して恐怖を感じつつ、期待感が膨れ上がり混乱し始めた。
正常位の状態で挿入するためには、両脚を開かなければいけない。当然のことながら性器を見せないと、失格だ。
恥ずかしくて堪らず涙が出ていることに気付かれてしまったようだが、それでも行為を止める気配がない。
「優しくしてね……」
懇願するように訴えると、「分かった」と返してくれたので安心して身を委ねていくことにした。
「はぁっ……ふぅっ…………っ!」
少しずつ埋め込まれて行くごとに呼吸が荒くなってくる。それに伴って苦しくなってくるが、我慢しようと努力するしか手段はない。ひたすら待ち続ける以外選択肢はない。
しばらく時間が経過するといよいよ全部入り切ったらしく、安堵すると同時に強い異物感を覚える。
マルコの陰茎が腸壁を擦り上げていくと同時に、前立腺を刺激していく。凄まじいまでの快感が生またことで、意識が朦朧としてしまいそうだ。
「ヤバいぃ♡イっちゃうぅぅ……♡♡」
絶頂寸前のところまで追い詰められてしまったセシルは絶叫した。
しかしそれでもなお攻め立てられ続ければ、当然耐え切れるはずもない。盛大に果ててしまったが、余韻に浸る暇もない。挿入速度を速められてしまい、休むことさえ出来なくなる。
「あぁ~っ!!すごすぎりゅっ♡♡」
パンッと肌同士がぶつかり合う音が響き渡り結合部分から溢れ出る液体によって濡れる。
「だめぇっっ♡♡またっっっ……♡♡」
敏感になりすぎて、達した直後の影響もあって過敏な反応を示しているようだ。
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