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第8話 朝から淫ら(side保)【*】
「……ん……」
「保先輩?起きました?」
「……しゅーへー、おはょ……」
翌朝、酒の入っていた俺はしっかり寝ぼけていた。
些か距離が近過ぎることに気付かないまま俺が笑い掛ければ、修平も笑い掛けてきたのだが──そんな俺を、修平は容赦なく覚醒させる。
ぢゅぽ!♡
「ひッ……!!」
下半身に物凄い快感が電気のように走り、俺は思わず目の前の人……修平にしがみつく。
「保先輩、朝勃ちしてたんで、昨日気に入ったコレできちんと処理しておきましょ」
「や、やめ……っっ」
修平の手を止めようと上半身を起こせば、ずるり、と何かが身体の上からズレて床の上に落ちる。
それは、修平の上着だった。
どうやら、寝こけた俺を置いて一人帰らず、わざわざ上着まで掛けてずっと朝まで待っていてくれたらしい。
てか、多分朝。
窓の外が少し明るくなっているのがわかる。
ぢゅっぷ♡ ぢゅぷ♡ じゅくっ♡♡
「あ♡ んん……っっ♡♡!!」
「保先輩。今、朝の七時だから多分まだ誰も来ませんけど、八時にはチラホラ部活は始まりますんで。声、注意して下さいね?」
「待っ……ふ♡ くぅっ……♡」
「……やべー、保先輩の喘ぎ声、めちゃ俺の股間直撃してます」
両手で口を抑えながら、チラリと修平の下半身を見る。
直接は見えないが、元気なアレがズボンの生地ををぐっと押し上げているのがわかった。
「ん"ーッ♡♡」
「あー、保先輩のなら俺、フェラ出来る自信があります」
「!?!?」
俺は必死で口を抑えながら、目だけ見開いて修平を見た。
「他の奴のは金貰っても無理だけど、他人のちんちんがこんなに可愛く感じたの、マジで初めてですよ」
修平が口角をあげて微笑みながら、少しうっとりとした様子で……恋人を見るような眼差しで、扱いているモノを見る。
は!? は!?
ぢゅくっ♡ ぢゅっぽ♡ ぐちゅん♡♡
「ん♡」
「保先輩、可愛い。俺にちんちんイイコイイコされてイっちゃいますね」
「んはぁ♡ も……っ!!」
修平の表情に引っ掛かるものがあったから、少し考えたいことがあったのに。
下半身を容赦なく快楽が襲って、俺の思考はいかに与えられる刺激を拾って、気持ち良い射精をするかに塗り替えられた。
「ほら保先輩、腰ヘコして」
「んっ♡ んっ♡」
がに股開きで足を地面に着け、修平の持つケツマンオナホに向かって何度も腰を叩きつけるように動いた。
ヤバい、やっぱり気持ち良い。
イク、イク、イクぅ……!!♡♡
びゅるるるる、と。
修平の手に握られたオナホに、朝もはよから俺は大学生の有り余る欲望を吐き出した。
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