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第27話 エロは急げ(side修平)【*】
「はい、保先輩。バンザーイ」
「バンザーイ……」
善、いやエロは急げとばかりに俺は保先輩の着ている服を脱がせにかかった。
保先輩に正常な思考回路が戻るまでが勝負。
俺も随分とクズだな、と思いながらも先輩の服を剥ぎ取る手は一向に止める気がない。
ずっと好きだった人を手に入れる為なら、幾らでもクズになる。
なんせそこらの女が悩む必要のない、同性同士というデッカイハンデが俺にはあるんだ。
俺の服をダボダボと着ていた保先輩も凄く可愛かったけど、保先輩が襟首をパタパタ動かして扇ぐと、鎖骨とか下手すりゃ乳首までチラチラ見えて、本当に色々ヤバかった。
無自覚に煽らないで欲しい。
こっちは、ただでさえ夕方の保先輩の痴態を脳内で再生しながら、素知らぬ顔して目の前の先輩を犯さないように平常心を保たなきゃならないんだから。
俺のトレーナーを脱がせると、保先輩が両腕を擦りながら「うわ、寒っ……」と言った。
酒でほっぺたは赤いし、目がトロンとしているので身体も火照っているのではないかと思っていたけど、暖房器具を付けるまでの温度ではないものの、流石に深夜はそういう訳にはいかなかったようだ。
「寒い? 保先輩、お布団に潜りましょうか」
「んー……」
俺は保先輩をベッドに移動させ布団を被せてから、布団の中に腕だけ入れて、ズボンとパンツをずるりと同時に引き抜いた。
俺の布団に、裸の保先輩が寝ている。
その事実が、俺の頭を沸騰させた。
しかも夕方とは違って、今度は時間制限なしだ。
「裸でお布団、気持ちぃー」
保先輩がコロンと横向きになってくれたので、俺はすかさず怒涛の早さで自分の服を脱ぎ捨て、するりとその横……保先輩と、壁の隙間に入った。
……狭い。
保先輩を後ろから抱きしめるようにすれば、まぁまぁ動ける位だった。
ああ、いつかはこんな狭い場所じゃなくて、ラブホとか広いところで足首を持ってはしたなく全開にさせたまま、思う存分腰を打ち付けたいな。
恥ずかしがる保先輩に自分で卑猥な角度で足を固定させて、おちんぽをバキュームフェラしながらケツマンに指をずぽずぽ突っ込んで可愛がるのもいい。
頭の中で想像すれば、元気だった俺の息子は更にその体積を増した。
「じゃあ保先輩、気持ち良くなりましょうね」
「うん」
お酒に溺れているのか、やたら素直に返事をする保先輩。
「嫌」と言われなかったことに安堵し、俺は一度指先を口に含んで唾液をまぶし、後ろから片手を保先輩の可愛い乳首に、そして片手を後ろのすぼまりに当てた。
軽く下のお口に指を当てただけで、入口がヒクヒク♡ と反応してくれる。
「あれ、保先輩……もしかして、期待、してました?」
俺が少し冗談めかして言えば、保先輩は耳たぶを赤くさせて頷いた。
「うん……ちょっと?」
あれこの人、今すぐ俺にぶち込まれても文句言えなくない?
そう思ってしまう程、保先輩は明らかに……俺を挑発しているように、見えた。
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