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第30話 脳内カメラのシャッターチャンス(side修平)【*】

嘘だろ……!? 自分で命令しておきながら、目の前の光景に気が狂いそうになる。 え、ちょ、一カメさん二カメさんいらっしゃいますか? いないですね、そうですよね。 俺は夢中で、脳内のカメラのシャッターを切りまくった。 「……しゅーへー?」 「俺が舐めやすいように、自分でケツマン開いて下さい」 俺が更に調子に乗れば。 「ん……♡」 ──嘘だろおおおっっ!?!? 保先輩は、タオルで後ろに拘束された両手を自分のすぼまりに添えて、そこをくぱぁ♡ と割り開いてくれたのである。 ヤバイ、鼻血でてないよな!? 思わず顔に手をやり、鼻血や涎が出てないのを確認した。 よし、大丈夫。 それにしても……眼福すぎる。 「すっっごく……イイですね、ありがとうございます」 鼻息荒く先輩の後孔に顔を近付け、口内に溜めた唾液を塗り付けるように舌を伸ばす。 クチュ♡ クチュ♡ クチャ♡ ピチャ♡♡ 「ぁん♡ ぅ、あぁん♡♡」 保先輩の嬌声を聞きながら、夢中で、そこを舐めしゃぶった。 グチュ♡ グチュ♡ ヂュルヂュルヂュル……♡♡ 「ふぁ♡ や、吸っちゃ、やぁ……っ♡♡」 保先輩はシーツに顔を埋めて左右に首を振るが、下のお口と身体は正直で、入口はぴくん♡ ぴくん♡ と気持ち良さそうに収縮を繰り返し、先輩の腰は俺が舐めやすい角度に揺れ動いた。 なんだろう、焦らされているのは保先輩な筈なのに、ここまで見せつけられて手が出せないというのも、拷問に近い気がする。 「……お待たせ致しました、ナカを解していきましょうか」 「あ♡ んはぁ♡♡」 俺は、中指と人差し指を同時にぬぷぷ♡ と保先輩のケツマンに差し込む。 そしてそのまま、グッ♡ グッ♡ と腸壁を探るようにナカで何度も動かした。 「どうですか?」 「あ♡ イイ♡♡ 気持ち、イイよぅ♡♡ しゅーへー……っっ♡♡」 甘ったるい保先輩の声が鼓膜を震わす。 ああ、早くここに突っ込みたい、突っ込みたい、突っ込みたい……!! 俺は人差し指と中指を第二関節まで埋めたところで、そのまま指を開いた。 保先輩の優秀なケツマンは、適度に締め付けつつもその入口を指に合わせてクパァ……♡ と開いた。 今なら、俺のちんぽ捩じ込めそう。 いける。 これ、絶対いける気がする……!! 「じゃあ、先程より少し太めのディルドを入れていきますね」 「う、ん♡」 俺の脳内で理性と欲望が戦いを繰り広げ、僅差で理性が勝った。

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