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彼女の元カレに犯られる呪いにかかったノンケ彼氏の話

 たぶん俺は呪われてる。  そうじゃなきゃ説明がつかない不幸に俺は見舞われていた。  最初は‪――‬初めてできた彼女だった。  高校に入って最初のテスト終わった頃に、2年の先輩から告られて付き合い始めた。  童貞だった俺が初めてセックスした相手もその子。  2ヶ月くらいは順風満帆この世の春! って感じで浮かれてたのに、その夏休みに‪――‬俺はレイプされた。  もちろん彼女にじゃない。  俺を襲ったのは男で、すげぇチャラい大学生。  夏祭りデートのあとで彼女を送った帰り道、車に押し込まれて薬か何かで昏倒させられ目が覚めた時には既に無茶苦茶にヤラれてた。  俺はパニック起こして、叫びまくって、ケツにちんぽ突っ込まれてるの「早く抜け!!」って泣き喚いた。  男は生で犯ってたし、俺の名前何度も呼び続けながら腰振るの止めなかった。  不思議なほどケツに痛みはなく怪我をさせられることもなかったけど、男に犯られてるショックに動けないでいる間に俺のケツでイッた男に裸にされてた腹の上へと射精された。  それから更に2回もヤラれて、ハメられながらちんこ手コキされた俺も射精させられたんだけど‪――‬あんなのは生理的反応だ。  生理的反応なんだけど……射精する瞬間はたしかに快感を感じていて、悔しくて信じられなくてずっと嗚咽を上げ泣いてた。  俺を犯し終わった男は、俺の家の前で車から降ろし去ってった。  男が彼女の元カレだったと知ったのは、3日後のこと。  意識の無い間に撮られていたのか、俺がヤラれてる時のハメ撮り画像を見せられたっていう彼女から教えられた。  俺は野郎にレイプされたのを初めて出来た彼女に知られただけじゃなく、見られて。  それでもう一緒に居られなくなってそのまま別れた。  もう終わりだ。  立ち直れないって思いながらも何とか日常生活はしていた俺だったけど、だけどそれは終わりではなくむしろ始まりだったんだ。  俺は中学のころから割と告られるタイプだったんだけど、次に告られた相手とも付き合った。  俺がヤラれたこと元カノは誰にも言わないでくれたし、俺に新しい彼女ができても離れたまま近づかないでいてくれた。  新しく出来た彼女のことはそんなに好きでも嫌いでもなかったけど、一緒に居ると落ち着ける感じで負担には感じてなかった。  彼女とのセックスで勃たなかったりしたらどうしよう……って怖かったけどちゃんと勃ったし、また普通に青春出来るだろうと思ってた。  だけどまた、俺は男に犯された。  前とは違う男。  同じ高校の先輩。  放課後にひと気のない更衣室に連れ込まれて、無理やり犯られた。  男に犯られんの2回目だったけど、ケツが慣れてるとかある訳ないから苦しくて気持ち悪くて、だけどやっぱり痛みはなくて。  その先輩も俺の名前を呼んだり無理やりキスしながらハメてきて、俺を手コキしながらイカせた。  先輩が、俺の彼女の元カレだって知ったのは偶然のことだったけど数日後だった。  二度も続けて彼女の元カレに犯された俺は、やっぱり彼女と一緒に居られなくなって、今度は彼女にバレた訳じゃないけどそのまま別れた。 ◇  それから俺は、新しい彼女が出来るたび男にレイプされることになる。  そしてその相手は必ず彼女の元カレなんだ。  俺の通う高校の教師。  同学年の他校生。  近所の大学生。  通ってる塾の講師。  幼なじみの父親。  みんな俺とセックスをするため現れた。  みんな俺のこと最初から知ってたようで、行き当たりばったりでたまたま俺が被害者ってことはなかった。  ちゃんとゴム着けるやつもいれば、無責任に中出しするやつもいた。  一度で満足するやつもいれば、2回3回と射精するまで離してくれないやつもいた。  彼女と言えるだろうか? っていうくらい付き合い始めた直後に、まだ俺と彼女もヤッてないのに襲ってきたやつもいた。  こんなことが続くなんてあり得るんだろうか?  なんでこんなことになってんだよ!?  って感じだけど、俺にだって分からない。  無理やり犯られはしてたけど、殴られたりそういう痛い目にあわせられることはなかった。  縛られたりしたら痛いくらい。  メンタルのダメージ半端なかったけど、家から出られなくなるとか死にたくなるとかそこまで沈むことなかったの‪――‬俺おかしいのか、麻痺してただけなのか。  それに一度犯ったら満足するのか、その後付きまとわれることもなかった。  俺は俺で繰り返されるうちに流されるようになってたし、行為自体にも慣れてきてしまって手コキなしでもケツだけでイけるようになった。  一度ケツにハメられる快感だけでトコロテンしたら、嫌だやめろと言いながらもイキたいって思うようになってた。  抵抗していた力も抜けて、素直に従うまでは無かったけど喘ぎながら諦めるようケツをオナホ代わりに使わせるようになってった。 ◇  女に告られて、付き合って、彼女の元カレに犯られて、別れる。  その繰り返し。  そんな状況なのに俺は告られたら断らず、付き合う。  そのうち元カレが何人もいる彼女に当たり、付き合い始めた翌週から毎日のように車で拉致られたり押し込まれたりして犯られた。  うちに入って来られたこともあったし、家族が居るのに俺の部屋で口を塞がれ犯られたこともある。  あれはうちの兄貴の同級生だった。  遊びに来たそいつが、兄貴が居眠りしてる間に俺を犯したとかどうかしている。  とうとう考えることを放棄した俺は、試しに男と付き合ってみた。  元々、たまにではあるけど男からも告られることもあったから。  だけど俺はケツは使わせず、俺が彼氏のケツに突っ込む攻めに回った。  彼氏もそれを望んでたし。  だけどよりにもよって俺の初彼氏はビッチだったんだよ。  ヤッたらモロ感なのか最初からイキまくってたからおかしいとは思ってたんだよ。  ビッチな彼氏の元カレは、元々ノンケとかバイとかそういうんじゃなくガチのゲイ。  しかもめちゃくちゃエロいビッチと付き合ってただけあって、俺は彼氏の元カレにガン攻めされるセックスでバチボコに犯された。  初めてメスイキしたのもその頃。  即物的に突っ込むだけじゃなくフェラとか手マンもされて、それどころか乳首まで責められ開発されてった。  されてったって進行形だったのは、ビッチはビッチらしく経験人数がヤバくてそれだけ元カレの数も多かったから。  俺の名前や住所なんかの情報は元々付き合いのあったらしい彼氏の元カレたちに共有されて、奴らは2日と置かずに入れ替わり立ち替わりで俺の前に現れレイプしてった。  壊されるかと思ったケツはメスイキを覚え、メスイキは俺の理性を破壊した。  色んな形のちんぽに開発されて、自分からちん媚びするメス堕ち奴隷になる直前までいった。  身体がもたないと思った俺は彼氏と別れ、別れるなり途絶えた彼氏の元カレたちの訪問にほっとしたような、物足りなく感じるような‪――‬不思議な感覚を認めないよう必死だった。 ◇  そのあと付き合ったのも男。  俺の同意なくセックスしたりしないような優しい大学生。  穏やかな人で、誰かをレイプするような元カレなんていなさそうな人。  そんな風に思ってたのに、やっと落ち着けるかと思ってたのに、彼氏とラブイチャセックスした次の日に彼氏の元カレに攫われた。  あれは冬休み中だったんだけど、雪山のロッジまで有無を言わさず連れてかれた。  監禁に使われたロッジで名前も知らない男に抱かれて、たぶんセックスの相性が良かったのだと思う。  暖炉のある部屋で何度も何度もキリがないくらい延々とイカされて、気づいたらその男のこと好きになってた。  身体で惚れさせられたのも、初めての経験。  俺は優しい彼氏のことなんてすっかり忘れて、自分からねだったちんぽに夢中になって、吹雪で窓まで凍りついてるロッジの中でいつまでもラブイチャセックスしてた。  ラブイチャしてたから今度はその男が俺の彼氏だと判定されたのか、ある日知らない男がやってきて、俺はまた犯られた。  それもまた昨日までヤッてた彼氏の元カレだという。  そもそもロッジもその男の持ち物だったらしい。  更に3日間監禁は続いて、俺は犯される。  俺をここに拉致った男も出て行かないから、2人の男に代わる代わる使われた俺のケツは、風を感じるだけで甘イキし吸い付くサオを探すようヒクくつ雄まんこになってた。  年が明けてからやっと家に帰されて、これで解放されると思ったのに俺を監禁した男は俺への執着をやめなかった。  冷たく返してもメッセとか連絡無視しても、その後も俺の彼氏ってことになってるらしく彼氏の元カレたちはその後も俺を強姦した。  さすがにもう監禁されることはなかったけど、ナンパで近づいてきた男の部屋に連れ込まれたり、ひとりカラオケしてたら入ってきたやつに襲われたり、ツレの家行ったらそこの父親に陰姦されたこともあるし、制服着た警官に俺ん家の玄関で犯されたことなんかも。  彼氏の元カレはどこに潜んでるか分からなかった。  その上で当たり前のように彼氏も俺を抱いたし、ヤる場所ない時はどこでもフェラさせられた。  駅に証明写真撮るやつとかあるだろ? ペラペラのカーテン1枚かかってるだけのやつ。  夜とはいえあの中でシャブらさせられたこともある。 ◇  それも3ヶ月くらいでたまらなくなって、今度は俺の方から姿を消した。  学校とかあったけど、もうそれどころじゃなかったし。  半日くらい電車に乗って都会に逃げ込んで、そこでも色んな男や女と知り合って、特に男とは一晩の宿借りたいとか飯奢って欲しいとかそんなんでセックスしたりもした。  でもこの呪われた運命からはそんなのも全部彼女彼氏判定されるみたいで、俺には『別れることも出来ないままの彼氏彼女』がどんどん増えていく。  もう何人いるかわかんねーもの。  そんな家にも帰れない逃亡から逃亡への生活を半年くらい続けていた頃、優しい夜職のお姉さんに出会って家に住まわせてもらうヒモになってた俺を、お姉さんが仕事で居ない夜にダクトテープで拘束レイプした男は反社の人間だった。  俺はその男に気に入られ、お姉さんに別れも告げられないまま連れ去られ、そのまま反社の愛人にされてしまった。  所有の証のピアスを空けられ、お揃いのタトゥーも入れられた。  俺ほんとはまだ高校生なのに、ずっと学校休んでるからもう退学させられてるかも。  こんな呪いか何かのせいで中卒になっちゃったかも。  タワマンの上層階で軟禁され、買い物するにもお目付役の男がついて来る。  衣食住は困らなかったし、家から出してもらえないか監視付きだったから、反社の愛人になってからは今カレの元カレに襲われることはない。  呪いのようなリンクがやっと途切れたのか、それとも不本意ながらも今は守られてるだけなのかは分からないけど、今カレに見捨てられる訳にはいかないから俺は彼氏にいっぱい甘えるスケベな愛人をやっている。

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