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遠慮のえの字もない宇佐美さん

 前の時と同じように、頭がぼうっとしてきた。宇佐美の右手がすっと俺の体を辿って、宇佐美の大好きな乳首へと到達した。親指と人差し指できゅっと強く摘まれる。 「あっ、んっ」  思わず宇佐美から唇を離して声を上げた。宇佐美が嬉しそうな顔でこっちを見とる。 「小野のおっぱいええわ~」 「お前、いつもそれ言うよな」 「だって、最高やん。こんな感じるおっぱい知らへんし」  そう言って、今度は両手で両乳首をクリクリと弄られた。 「はっ、あっ……んっ……やっ……うさ……み……強……過ぎっ」 「やけど、気持ちええやろ?」 「んんっ……あっ……そうやけどっ……あんっ……」 「こういうのも好きやんな」  宇佐美が右手はそのままに左乳首にちゅうっと吸い付いてきた。舌で上下に乳首を弾かれる。 「ああんっ、あっ」  おいっ、それ、あかんっ。  俺の体がびくんと波打った。もうそうなったら宇佐美が止まらへん。そこから俺の乳首が取れるんちゃうかぐらいまで時間かけてそこだけ弄られた。その間、俺は喘ぎまくり、理性なんてもんは飛び去ってもうた。  やけど、きっとこれがよかったんやと思う。自分の羞恥心とか、宇佐美への先入観とか、そういうもんも一緒に吹っ飛んでくれたから。  見た目も心も丸裸で宇佐美と向き合える準備ができたと言うてもいい。  そしてその数分後。 「小野、大丈夫?」  ぜえぜえと息をする俺を、全く心配そうなニュアンスもなく宇佐美が聞いてきおった。うつ伏せにベッドに埋もれとった俺は、きっと宇佐美を振り返り睨んだ。 「大丈夫ちゃうわ。ほんま……この……おっぱい変態野郎……」 「そんなん、知っとったやろ?」 「やからって、お前、どんだけ弄んねん、俺の乳を」 「やけど、気持ちよかったやろ? イってもうたやん、おっぱいだけで」 「……言うな、それを」  そう。俺はなんと。乳を弄られただけでイってもうた。発射してもうた。もちろん、こんなことは初めてで。 「俺、恥ずいわ……」 「なんで?」 「なんか……淫乱やん、めっちゃ」 「ええやん、別に」 「俺、もっと淡泊なほうかと思うてたのに……」  しかも。宇佐美の手でイかされた言う事実が悔しい。マウント取られた的な? そんな気分にさせられてん。 「小野のおっぱいは淫乱やって、もともと。俺が気に入ったんやから間違いない」 「なにそれもう……」 「こっちは淫乱なん?」 「え? あっ、うわっっ」  そこで、宇佐美が指を俺の尻の穴に当ててきた。宇佐美の指が冷たくて、びくんと尻が反応した。 「冷たっ」 「感じてんのちゃうの?」 「ちゃうっ。宇佐美の指が冷た過ぎるっ」 「ああ、俺、末端冷え性やから」 「冷え過ぎやろっ。ぞくってなったわ」 「手が冷たいと心が温かい言うやろ。それ、まさに俺。そんなことより、とりあえず進めようや。ここで中断したら、前と一緒やろ」  ツッコむ気にもならず黙る俺を無視して、宇佐美がサイドデーブルに置いておいたローションを手に取った。たっぷりと掌に出す。 「うわっ」  うつ伏せのままでおった俺の尻に後ろから宇佐美が遠慮なく指を入れてきた。ずぶずぶっと指が一本入ってきた感触が分かる。  こいつ、遠慮のえの字もないな。ほんま、先に少し解しといてよかったわ。 「うんっ、あっ……あっ……」 「気持ちええの?」 「ん……微妙……あっ……」 「……微妙言うてる割りには喘いでるやん」 「半々やねん……あっ……変な感じなのと……ちょお気持ちええのと……」  すると、宇佐美がさっきより慎重に中で指を動かし始めた。動きが優しくなった途端、快感の割合が増えてきた。 「あっ……それのほうが……ええ……あんっ……」  宇佐美はすぐにコツを掴んだようやった。そっからは、苦痛もなく、順調に指が増えてった。

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