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第17話

五人が一通り終わったところで、水分補給に入る。 寝かされている和也は、いつもストローで水を与えられていたが、今日はあいにくと切らせてしまっていた。 「だったら縄をほどいてやれよ、それじゃあ飲めないだろ」 誰からともなく、そんな意見が出る。 「そんなことしなくても良い方法がある」 亮介は水を口に含むと、和也の横に跪き前のめりになって口移しに飲ませてやった。 「もっと欲しいか?」 「うん、うん……」と弱々しくうなずく。 亮介は、もう一度水を口に含むと、今度は顎を少し上向かせ、口を開かせてから時間をかけて飲ませてやる。 和也は喉をごくごくとさせながら全てを飲み干した。 他の仲間たちは、口をあんぐりと開いたまま、その光景に見とれていた。 亮介は、ニッと笑ってみせる、いかにも自慢するかのように……。 そして何か気に留めてたことを言い放つ…。 「なあ、俺だけかな…? いや最近さ、和也の乳首大きくなったと思わないか?」 すると…… 「ああそうだ……俺も思った!」 「そうだ、そうだ。言われてみれば俺もそんな気がしたよ」 男たちは、口々に言い放つ……。 「やっぱりそうだよな、最初から大きくはあったが、さらにその一回りは大きくなっているよな。皆がそう言うのなら間違いないか」 「それってさ、俺たちのせいってこと…?」 拓海が決まり悪そうに言うと…。 「早い話がそうだよ、何でもそうだけどさ刺激を与えれば何らかの変化が出ることは物理的にも証明されているからな」 悠斗が真顔でそれらしく言い放った。 「そうだ、いいことを思いついた!」 何を思ったのか、亮介は部屋を出ていくなり何かを持って現れた。 「これを使って測ってみようぜ」 「なんだそれ?」 「ノギスだ」 (ノギスとは、精密測定具。二つの爪の間に物を挟み、その厚さや直径を測る器具である) 「これだったら、かなり正確に測れるぞ」 小型の物で、そこを測るには最適だった。 「痛いことする訳じゃないから動くなよ」 そうは言われても、和也は嫌がるように身体を捻じって抵抗を試みたが到底叶う訳もない。 「おい、押さえつけろ」 亮介の命令で、四方八方から手が伸びてきて押さえつけられ固定されてしまう。 準備が整ったところで行動に移す。 「よし、まずは右からだな」 そして右の乳首がノギスの爪と爪の間に挟まれる。 金属の冷たさが肌に触れた。 その異様な光景に男たちの好奇の目が一斉に向けられる。 縦、横、高さと、測定される。 和也は顔を背け、ただその屈辱に耐えるしかなかった。 「じゃあ今度は左だ」 ノギスが左胸へと移動する。 同じく二つの爪の間に再び乳首が挟まれる。 「うん、なるほどそういうことか。いやまて一回じゃあ間違いがあるかもしれない、念の為もう一回測ってみよう」 「それでどうだったんだ?」 「右の方が、縦、横共に八mmで高さが六mm。左が縦、横共に九mmで高さが七mmだ。二回測って同じだったから間違いはないな」 亮介は次のように結果を告げた。 「よし、もう終わったぞ悪かったなご苦労さん」と、その両乳首に礼と挨拶をするかのように、指でツンツンと突き刺し撫でてやった。 「あ~~ん……」 その刺激に思わず声が出てしまう。 「しまった! 最初に測っておけば良かった。なんで気が付かなかったのかな、そしたら成長の過程が分かったのに…」 などと亮介は、勝手な愚痴を漏らしていた。 「本当に細かく測れるものだな、右と左で大きさが違うんだ」 「それって分かるような気がするな、いいかよく考えてみろよ人間ってさ右利きが多いだろ、だから無意識に左の方に手が動く率が高いんだよ、それが微妙に差が出るってことじゃないかな。どうだ理屈にあっているだろ」 「それにしても、あと少しで1㎝ってこと、まさに女の乳首じゃん」 「いや、女はさ全体に膨らんでいるだろ、だから分かるんだけど乳首だけ大きいって余計にエロくない?」 散々に弄ばれたあげく、ノギスにもいいように振り回され、赤く腫れあがった乳首、溝が深く形の良い臍、そして、はしたない角度で揺れ動くペニス。 呼吸をしている生きた玩具を取り囲んで、男たちは上擦った声で口々に感想を言い張っていた。 そのあまりの艶めかしさに我慢が出来なくなったのか、拓海がそっと亮介に耳打ちをする。 「なあ、和也ってさ、あの変態オヤジともう経験済みなんだろ、だったら俺たちだっていいじゃないか、いつまで待たせるんだよ」 「そのことか……それは考えていない訳ではないぞ、だがな俺だって鬼じゃない、和也の身体のことも考えてやらないとな……だけどそうだな、じゃあそろそろ解禁にしてもいいかな……その時になったら俺の決めたルールに従ってもらうけどな……」 亮介の決めたルールとは、四人目までは必ずゴムを装着すること。 そして最後に行う者だけが生での行為を許可されるというものである。

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