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第10話

帰り道、何度もスマホを見てしまう癖がついた。 通知なんて来るはずないのに。 同窓会から3日。 特別な連絡はなかった。 あるわけが無い、と思うようにしていた。 それでも、夜になると指が勝手に画面を開く。 彼の投稿を、必要以上に確認する。 仕事終わりの写真。 グラス。 見慣れた夜。 -今日も、誰かといるんだろうか。 そんなことを考える自分に 苦笑いが漏れた。 終わった話だ。 同窓会の夜は、ただの勢い。 そう言い聞かせて スマホを伏せた、そのときだった。

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