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第24話 誤解2
そら「っっ! とめて! 取って! ヤダ!」
つき「うん 嫌だね 冷え過ぎると
大変だから少し頑張って」
そら「うっんっんー! 電気嫌い!!」
拡張器に電極を付けられた。アナルにピリピリと電気を流される。1番弱いとか関係ない、電気がホント嫌い!!ミトンのついた手を伸ばす電極コード抜けないかな?コレさえ取れれば、また寝れる。もー疲れた。
つき「だめ 触らないよ」
そら
「うっわぁー!? まって もー終わり!!
なんで! ヤダ!! んっんー」
つき「今付いてる機械や器具はそらに
必要なの 弄ったり外しちゃだめ
嫌なのは分かるよ 後で辛くなるのは
そらなんだよ」
そら「っっ涙」
後でなんて知らない。今、辛いんだよ。ずっと頑張ってるじゃん!!こんな腕が動かせない様に柵に繋いで!全然、嫌なの分かってない!!
「さぁ? 帰ってこないかもね〜」
「良い子にしてたら 来るんじゃ無い?」
「わがまま言ってるから来ないんだよ」
そら「あー!!」
ちがう、違う!! 俺だって頑張って
「頑張りが足りないんだよ」
い、良い子にだってして
「どこが? だれもそうは見てないよ」
そら「あ、あ、ああああ〜」
つき「そら、そら君!分かる?こっち見て!」
そら「ひっっ〜 わぁぁぁー」
つき「そ、そら」
サク「つき先生! 抑制しましょう!
お願いします」
スタッフ「はい」
つき「ごめん サク先生」
サク「いえ リオン先生に連絡します」
そら「んっん? んー」
身動き取れない。眠いけど、身体動かない??
リオン「そら君 おはよう」
そら「うっんん? おはよう?」
目を触りたかったが手が動かせない。何度か瞬きをして必死に声の方を見る。
そら「リオン先生? なんで?
つきにぃどこ?」
リオン「うん お話したいと思って
つき先生呼ぶ?」
そら「話って?
コレ俺なんかやらかした感じ?」
リオン「どうしてそう思うのかな?」
そら「え? いや? つきにぃが理由なく拘束
するとは考え辛いし カラスならするけど」
抑制帯までつけられてるって事は結構な事したのか?なんだろう?備品壊したとか??それでリオン先生呼ばれた?事情聴取か?全く覚えて無いんだけど。
ポンポン
リオン「そら君 大丈夫だよ 怒って無いよ」
そら「っえ? 俺ほんと何したのぉ??」
リオン「ん そんなに怯えないで
寝る前の事聞いても良い?」
そら「寝る前? うん」
リオン「うん どんな気分だった?」
そら「へ? 気分、、、」
まさかの方向からの質問。寝る前、覚えてるのは、、、『嫌なの分かってない!!』
そら「うっ、、、」キョロキョロ
ポンポン
リオン
「うん 言える事だけで良いからね
ちょっとお腹空いてたとか 悲しかったとか
イライラしてたとか ずっと気になってる事があるとかね」
そら「あー イライラ? 眠かった」
リオン「そっか 眠かった?」
そら「ん それでイライラしてた?
それで つきにぃ先生怒ってる感じ?」
リオン「ん? つき先生怒ってるか心配?」
そら「え う、ん? あーいや? ただ忙しい
だけとか? 怒ってたらくるかむしろ」
リオン「ちょっと待って つき先生が怒ってる事は確定なの? ごめん教えて」
そら「ぇ 俺が備品壊したから、つき先生来ないし、リオン先生話し聞きに来たんでしょ?」
リオン
「ううん そう思ってたんだね
僕がお話し聞きたかったのは
パニックになった時のことだよ」
そら「え 俺パニックになったの?
全然覚えてない」
リオン
「そっか 辛い治療してるとある事だから
そら君がどう思ってるのか知りたいな」
そら「っ別に辛いって感じじゃ
俺が悪化させた訳だし
いつかはまたこうなるのは
分かってたし?
はぁ なんで暴れたんだよ」
リオン「そら君 いっぱい頑張ってるね
何かしたい事、やりたい事ある?」
そら「ん〜 頑張れて無いよ
屋上行きたい 無理だろうけど」
リオン「うん ここの屋上? 好きなの?」
そら「まあまあ 気に入ってる
はぁ 早く帰りたい」
リオン「そうだね またお話ししよ?」
そら「うん」
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