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第1話

……!!!。 その声を聞いた瞬間、オレはその声の主に恋をしていた。 平凡な高校…と言うと誰もが想像するであろう平凡な校舎。 新入生のオレはある日そこで昼食をとっていた。 「…でさー担任の…がさー」 おしゃべりをしながら昼食をとる生徒達で雑然としている室内。 入る部活を決めかねていたオレは昼食をとりながら何部に入るか考えていた。 刹那、『お昼の放送を開始します』と言う放送部の部長の声が教室の中に響いた。 その声は今まで聴いたどの青年の声よりも清々しい声でオレは驚きの余り静止した。 『今日のお昼の一曲はカノンです』放送部の部長は淡々とそう言い教室にはカノンが流れ始めた。 …さっきの声の人どんな人なんだろう…。 オレはそう思った後、放課後、放送部に行ってみようと思った。 放課後。 …そういえば、放送部の部室って放送室なのかなぁ…。 放送部について何も知らなかったオレはそう思った。 それからオレはとりあえず放送室に行ってみることにした。 数分後、放送室の前。そこでオレは聞き覚えのある声を耳にしその顔を綻ばせた…と思う。 「…今度の大会俺は出ない」 「エエッッ」 「お前らだけで頑張れ」 …大会ってなんだろ…。オレは首を傾げた。 刹那、立ち聞きとは行儀が悪いなと言う声がオレの鼓膜を揺らした。 「すっすみません」オレはそう言うと放送室の扉を開いた。 その時、その美貌といっても過言ではない顔に怪訝な表情を浮かべていた放送部の部長、瀬良琉生は頭を下げている新入生の姿を一瞥するとその口を開いた。 「お前、新入生か?」 「はっはい」 「何をしにきた?」 「ほっ放送部に興味があって…」 その時、瀬良と話していた放送部員がその口を開いた。 「君もしかして入部希望者?」 「エ…あっハイ」 オレは咄嗟にそう答えた。 その時、瀬良がその顔を綻ばせた。 「何やってるか殆ど認知されてない部に入りたがるなんてお前変わってるな」 「…」多分その時オレは瀬良の眩しすぎる笑顔に呆然としていた…と思う。 それから放送部員に言われるがまま入部手続きをしたオレは放送部員になり放送部の事を教えられた。 「…へぇそうなんですか」 放送部の活動内容は校内放送だけでなく映像の制作や発声練習、アナウンス能力を競う大会への出場など多岐に渡る事を知ったオレは驚きを露わにした。 「部長は前回の大会で優勝した凄い人なんですよ」 「へぇ」 「部長ちょっと早口言葉言ってみせて下さいよ」 「…しょうがねぇなぁ」部長はそう言うと早口言葉を言い始めた。 「……すげぇー」 部長の滑舌の良さを目の当たりにしたオレは部長に一目置き放送部員は誇らしげに「だろぉ?」と言う言葉を発した。

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