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昼休み。ページを見返してみると、あった。 今朝、青葦のことを盗撮し、こちらを睨みつけていた女子のスマホの物だった。 同じクラスだったとは。今まで気づかなかったのは、さほど目立った行動をしていなかったからか。 ⋯⋯大半が青葦の寝顔をスケッチしていたからかもしれないが。 今朝初めて陸上部の朝練しているところに行き、たまたま見かけたがあの様子だとよく行っている可能性が高い。青葦の私物を盗んでいる可能性も否めない。注意深く観察しなければ。 「月岡。また何か描いてんの」 「⋯⋯へ?」 顔を上げると目の前に前の席に座り、軽く笑う青葦の姿があった。 「あ、いや⋯⋯へ⋯⋯? 青葦君、なんでここに」 「なんでって、月岡と食おうかと思って」 「なんで、僕と⋯⋯?」 「友達なんだから食うのは普通だろ?」 何を当たり前なことを、と言う青葦に月岡は衝撃を食らった。 え、いつ? いつ僕達は友達という関係になったんだっけ? 昨日の放課後? いや、あんな別れ方をした相手にそう思うはずがなくない? だとしたら今朝? 今朝、ただ絵を見せただけ⋯⋯。 もしかして早口で言ったアレのこと!? アレは青葦君からしたら褒め言葉として受け取ったのかな。でも、アレだけのことで⋯⋯。 「あー⋯⋯なんか都合悪い? 宿題をやらないといけないとか一人て食いたいとか」 「あっ、いやいや! 別に! だ、大丈夫!」 「なら食おうぜ」 にこっと笑う。 心から嬉しそうに笑うそれにつられ笑いをしていた。 爽やかイケメンだと言われる所以がよく分かる。 眩しく感じ、その眩しさで自分の存在が消えてしまうかと思うほどだった。

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