29 / 42

5.星の導き:6 *

 ラウロの手がニコラの服を脱がしていく。ニコラの耳に舌を入れたり耳たぶを甘噛みするラウロの指は、胸の突起に伸びていた。 「ふぁっ」 「少し刺激しただけで、すぐに反応して……可愛い」 「や、だ……っ」 「ん?」 「ひぁ、あ……!」  片方の突起を口に含み、カリッと甘噛みされるとニコラの体が跳ねた。じゅっと吸われたり、指先で弾かれるたびにいちいち反応してしまう。  そんなニコラの様子をラウロは愛おしそうに見つめ、ぺろりと唇を舐めていた。 「舐められると、反応がいいですね。好きですか」 「あ、や、わかんな……っ」 「分からない、は嘘。主が気持ちいいと思うことだけしたいから、教えてください」 「んんー……!」  下の上でころころと転がされ、指の腹で押し潰されたり摘まれたりすると、ニコラの下腹部はどんどん疼いてきてしまう。とっくにラウロからは見抜かれているだろうが、言葉にするのは恥ずかしくて、思わず両腕で顔を隠した。 「す、き……」 「なにを、どうされるのが?」 「うぅ……ちくび、舐められるのが、きもちい……!」 「いい子ですね、主。じゃあ、こちらも舐めてみましょうか?」 「へぁ……?」  ラウロは胸からヘソにかけて舌を這わせたかと思うと、すっかり膨らんでいるニコラの性器にキスをした。あまりの羞恥にニコラは顔から火が出そうなほど真っ赤になり、口をぱくぱく開閉してしまう。  ニコラの返答を待たず、ラウロは服をたくし上げて現れたソレにねっとりと舌を這わせた。 「――やっ! だ、だめ! それだめぇ……!」 「ん……なぜ?」 「きもちわるいっ、きもちわるい、からぁ!」 「ふふ。気持ち悪いのに勃たせているのは、誰でしょうね」  嫌だと言っているのに、ラウロは止まらなかった。初めて口でされる感覚がむず痒く、ニコラはあっという間に果ててしまった。 「ご、ごめんなさ……」 「気持ちよかったという証拠ですから、大丈夫。感じてくれて嬉しいですよ」  涙でぼんやりとしている視界の中、ニコラの目に映ったのは服の中で膨らんだラウロのモノだった。 「……ぼくも、したい……」 「え?」 「ぼくもラウロと同じこと、ラウロにしたい……」  膨らんでいるソコに手を伸ばすと、ラウロは驚いたように目を丸くした。でもすぐに嬉しそうに笑いながらニコラの頭を撫でて「好きにしてください」と呟いた。 「わ、ぁ……」  服をずらすと出てきたソレに驚いたが、ラウロがしてくれたように舌で舐めてみる。ぴくりと反応するソレが嬉しくて、先端に口付けながらゆっくりと口内へ迎え入れた。 「っは……上手です、主……」  熱っぽい声を出しながらラウロがニコラの頭を撫でる。チラリと彼を見上げると、奉仕しているニコラをじっと見つめながら肩で呼吸しているラウロと目が合った。  余裕がなさそうなラウロを初めて見た。普段、隙を見せない人のこんな顔を見るときゅんっとして、ニコラはより一層強く吸い付いた。 「そろそろ……離してください、主……!」 「んん……」 「まっ、本当にもう、出る……ッ」  大量の熱がニコラの口の中に放たれた。ラウロの全てを受け止めようとしたが思っていたよりも量が多く、飲み込めないままニコラは咳き込んでしまった。 「だ、大丈夫ですか!? すみません、抑えが効かなくて……!」 「らいじょーぶ……下手でごめん……」 「……むしろ、上手かったら問い詰めるところでした」  ニコラをぎゅっと抱きしめ、再びラウロが押し倒す。もうどちらのものか分からない精を潤滑剤にして、ヒクついているそこにラウロの指が埋められた。 「ふぁ、ん……っ」 「痛くないですか?」 「だい、じょうぶ……!」  ラウロの太い指がニコラの中を進んでいくと、ゴリッと指がある部分を掠める。あまりの快感にニコラの体が跳ね上がり、ラウロがくすっと小さく笑った。 「ここが主の気持ちいいところです。覚えていてくださいね」 「きもち、ところ……」 「これから先、何度も何度も、俺たちは一緒に気持ちいいことをするんですから」  ずるっと指を引き抜いた代わりに押し当てられた、太くて熱いモノ。ラウロから教えてもらったニコラの気持ちいいポイントをそれで擦られたらと思うと―― 「……物欲しそうな顔をして、はしたないですよ、主っ」 「んぁああー……っ!」  挿入されただけなのに、ニコラはあっけなく二回目の精を放った。初めてラウロと体を重ねた時よりも些か強引で激しく感じるその行為にニコラは興奮して、あの時よりも確実に自分の体が気持ちいい行為だと感じている。  肉がぶつかり合う鈍い音と、精や体液が混ざり合う卑猥な音がニコラの脳みそを溶かしてしまった。 「は、あ……っ。愛してる……愛してる、ニコラ」 「ぼく、も……僕も愛してる、ラウロ……!」  激しくピストンしながら、ラウロはニコラの首を守っているチョーカーを柔く食んだ。本当にうなじを噛まれてしまいそうな狂気を感じ、ニコラはきゅっと中を締める。それに反応したのか、ラウロから放たれた温かいものがニコラの中を満たしていった。 「らうろ、ぎゅってして……?」 「もちろん……あなたがしてほしいのなら、いつでも」  大きすぎる快感に耐えきれずに意識が朦朧としているニコラを、ラウロは抱きしめながら優しく口付ける。くったりしているニコラの下腹部には、青く光るバラの紋章がくっきりと浮かび上がっていた。

ともだちにシェアしよう!