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第8話

(先輩のことは好きだけど…迷惑かけたいわけじゃない) もう和明には選択肢など残っていなかった。 万が一にでも直を傷つける可能性があるなら、少し距離を置くのも仕方ないだろう。 生徒会室に戻っても、和明はなるべく直との会話を避け、一人で帰宅した。 (先輩…泣きそうな顔してたな…) 帰り際の直の表情。 その寂しそうな直に胸が痛んだが、そこで立ち止まれる程、和明は大人ではなかった。 自分の行動は直を守る為だと、無理に自分自身に言い聞かせる。 結局、その後も直を避け続けた。

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