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第11話

圭人は何も文句を言わずに、俺のなすがままでいてくれた。……若干、彼の息子は成長した気はするが。 真面目で可愛い圭人に、悪戯好きらしい俺の血が騒ぐ。ワクワクしっぱなしだ。 ただ、今朝目撃したあの『凶悪なバズーカ』に直接悪戯を仕掛ける勇気はさすがにないので、ほっぺに「ちゅっ」とする程度に留めておく。 圭人はキスされるたびにピキッと固まっていたけれど、書類を書く手はずっと動かしていた。……可愛い奴め。 楽しくなってきた俺は、今度はガッツリと圭人に向き合って首に手を回し、おでこにちゅーしてみた。 ――と、ついに圭人も我慢の限界がきたらしい。 カラン、とペンを投げ出して、俺の背中に力強く手を回してきた。 ……っという、まさに良いところで。 ガララッ!!と、風紀委員会室のドアが、大きな音を立てて勢いよく開かれた。 「――志津様!!」 数人の声が、まるで訓練された軍隊のように一斉に響き渡る。 俺の名前。しかも『様』付け。……あぁ、これが噂の『親衛隊』か。 扉の向こうにいたのは、どの子もめちゃくちゃ可愛い子ばかり。だが、立ち位置には明らかな上下関係が見える。やっぱり軍隊だ。 予想外の乱入に驚いて固まる俺と、あからさまにイラついている圭人。 そんな張り詰めた空気をモノともせず、一番偉い人っぽい可愛い子が、俺にニッコリと満面の笑みで話しかけてきた。 「志津様、遂にあの堅物委員長を落とされたのですね!是非、3Pの折は我らをお使い下さい」 … …… ………え? やだ、この子。……めちゃくちゃ怖い子じゃん。 ――ひとまず、俺は圭人の膝から降り、校長室に置いてありそうな立派なソファへと席を移した。 現在の室内のメンツは、俺と圭人。そして向かい側のソファに座る可愛い子三人。 三人とも終始満面の笑みを浮かべているのだが、正直怖い。 圭人が、俺の昨日からの状況を、行為についてだけ端折って、端的に説明してくれた。 「記憶がない」という部分では、当然三人はものすごく驚いていた。 だが当然、さっきまで俺が圭人の膝に乗っていた『あの体勢』についての詳しい説明を求められる。 特に深い理由はないので、正直に「乗りたかったから乗ってた」と伝えた。 すると、秒で納得された。すんなりと納得されてしまったのだ。 んで、最終的にやっぱり、また3Pの話に戻された。 「もし、可愛がられている時に、前が寂しくなった場合は、遠慮なく我々の穴をお使い下さい!」とか満面の笑みで言われた。 マジで怖い。 お願いだから、清いお付き合いをさせてください……。

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