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第16話 ※誘惑してみたところ

 ガッツリRな回、長くなってしまったので二話に分けてます!  よろしくお願いいたします~~<(_ _)>  ~・~・~・~    朝日が眩しい。  そろそろ起きなきゃ。  いつもは俺がこっそり起きて、寝ているクロード様を起こさないようにそっと部屋を出ていくんだけど、今日は体が重くて仕方ない。  それに普段はクロード様とそういう事をしても全部脱ぐ事はないのに。  俺、何も着ていない?  そこでようやく頭がはっきりしてくる。  パチッと瞼を開けると、一糸まとわぬ姿でベッドに寝ていたのだ。  そして後ろから、ご主人様の腕が俺をキツく抱きしめている。  「昨日は……」  確か夜会に付いて行って、クロード様とご令嬢の姿を見て、殿下が慰めてくれた後、クロード様と邸に戻って……それから…………思い出せば思い出すほど、体が熱くなってくる。  そうだ、俺はクロード様に抱かれたのだ。  よく見たら体中に無数の痕が付いている……こんなの誰かに見られたら大変なのに……!  そこへ、後ろから健やかな寝息が聞こえてくる。  ご主人様が眠っているのをいいことに、寝返りをうって彼の方へ向き直った。  クロード様も何も着ていない。  凄く綺麗な体……その鍛えられた胸の中に顔を埋めた。  まだ眠っているし、少しだけ――。  「クロード様……」  いい匂いだ。  ずっと嗅いでいられる。  俺はつい猫の時の習性で、鼻を鳴らしながらご主人様の匂いを堪能した。  「……っ……ちょっ、ちょっと待って、リック……」  頭上からご主人様の声が聞こえてきて、思わず体を離した。  「お、起きていらっしゃったのですか?!」  「ごめっ……まさか匂いを嗅がれるなんて思わなくて……ふふっ」  クロード様は俺の行動に笑いを堪えている。  恥ずかしすぎる……!  「起きていたなら声をかけてくれればいいのに!」  「ごめんね~すり寄ってきた君が可愛すぎて、もう少し堪能しようかなと思ったんだけど。 まさか嗅がれるとは……」  「まだ笑ってる……」  「ふふっ」  「わっ!」  突然腰を引き寄せられ、思わず声が漏れた。  下半身が密着すると色々とマズい……今は朝で起き抜けだから。  「やっぱり勃ってる」  耳元で悪魔のような甘い囁きをしてくる。    「だって、朝ですし……!」  そう、朝だからだ。  生理現象。  それにもともと耳が弱いのに、クロード様の声で囁かれたら否が応でも体は反応してしまうというもの。    「朝だからね、仕方ないよね。 でももっと大きくなったような気がするよ?」  「それは……っ」  この人は分かっていて意地悪な事を言ってくるんだ。  そしてご主人様は自分の下半身も押し付けてきて、俺のよりもはるかに膨張して大きくなっているのを感じると、体は期待に震えてしまう。  ダメだ、お仕事に行かなきゃいけないんだ。  必死に煩悩を振り払う。  「ク、クロード様、私はお仕事に行かなければならないので」  「だーめ」  「え……」  「今日はお休みしよう」  「そんな……レイラ様にお話しなくては!」  「それも必要ないよ」  「どうして……」  「この部屋には誰も近づくなって言ってあるから」  満面の笑みでそう告げてくるクロード様。  まさか昨日から想定済みで――――  「一晩だけなんて、全然足りないよ。 もっと君がほしいんだ」  そう言って後ろに指を埋めてくる。  「ひゃぁっ!」  「ココ、昨日解したからまだ柔らかいね」  「んっ、んぅ……はっ、あぁ」  クロード様にさんざん弄られた窄まりは、指二本がすんなり入るほど柔らかくなっていた。  その事が堪らなく恥ずかしいのに、主人の手によって優しくかき混ぜられるのが驚くほど気持ちいい。  「んぁっ、あ、クロードさまぁ」  「腰揺れてる……かわい」  俺の頭にキスを繰り返すクロード様。  まるで恋人同士のやり取りに、勘違いしそうになる。  でも今この時は俺だけのクロード様だから……この部屋の中では勘違いしてもいいのかなって思い始めていた。  彼の腕の中に顔を擦りつけ、大好きなご主人様の名前を囁き、甘えてみる。  こういうのも恋人同士っぽい感じがして。  「クロードさま……クロードさまぁ…………」  「リック」  名前を呼ばれたので顔を上げると、ご主人様の唇が俺の唇を塞ぎ、すぐに深い口付けになっていった。  「ふっ……ん…………ぁ……」  分厚い舌は性急だけど優しくて、口内は彼の舌でいっぱいになる。  俺もなんとか応えるように彼の唾液を啜った。  クロード様の体液ならなんでも美味しく感じるのはなぜだろう……全部舐め取って味わいたい。  これは俺の前世が猫だったからなのだろうか。  よく分からないけど、とにかく幸せでこのままずっと口付けていたいぐらいだ。  「はぁ……君がそんなに可愛いとまた意識が飛ぶまで求めてしまいそうだ」  なんて嬉しい言葉だろうか。  大好きなご主人様から求められて嬉しくない者などいない。  俺はクロード様の首筋に顔を埋め、誘うように囁いた。  「クロード様のしたいように。 それが俺の喜びですから」  「…………っ」    一瞬俺の体を優しく抱き締めたご主人様。  そして彼の手が俺の後ろと前を同時に責めてきて、自然と体が弓なりにのけ反ってしまう。  胸は差し出すように突き出し、それを逃すまいとご主人様の唇が胸の先端を食んだ。  「あぁ!! ぜんぶ、だめぇ……っ!」  すぐに下腹部が収縮し、目の前が真っ白になっていく。  お腹の上には俺の欲望があちらこちらに散っていった。  それを舌で、綺麗に舐め取っていくクロード様。  「あ……ぁあっ……は…………」  「ごめんね。 君を手放せそうにない」  苦しそうな顔……俺はクロード様の頭部を抱き締めた。  離さないで。  体だけでもいい。  あなたが求めてくれるなら、ずっとおそばにいますから。  「クロードさま……挿入れて……くださ、い」  「私のリック。 誰にも渡さないから」  ご主人様の楔がひと息で侵入してくる。  「っ……はっ……ぁああっ!!」    先端が最奥に届き、もっとその先へ入りたいと言わんばかりに奥を刺激してくる。  でもなんとなくそれはダメな感じがして、少し腰が逃げていたのをご主人様は見逃してはくれなかった。  「こーら。 ダメだよ、逃げちゃ」  腰を掴まれ、ズンズン穿ってくる。  隘路を繰り返し擦られる度に気持ちいい箇所を刺激され、自然と嬌声が漏れ出てしまっていた。  いつの間にかうつ伏せにさせられている事に気付き、今度は後ろから責め立てられる。  「あ、あっ、コレだめぇ……っ」  「どうして?」  「らって……まえ、こすれちゃうっ!」  「うん。 きもちいいね」  クロード様はニッコリ笑い、俺の頭にキスをした。  全部分かっていてこの体勢を取っているのだと悟った時にはもう遅かった。  前の昂りも胸の先端もシーツに擦れて気持ちいい……彼が腰を打ち付ける度に擦れていく。  もうどこもかしこも気持ち良くて、俺の頭の中は甘い快楽で溶けていきそうだった。

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