49 / 62
消毒③
「流すね」
再びお湯が流れ始めると、蓮斗の身体についた泡を洗い流していく。一頻り流し終えると、輝が蜜穴の入り口を優しく指で押し始めた。
「ァッ……」
せつなげに鼻から吐息を漏らしてしまう。輝が膝をつき、双丘の谷間へと顔を寄せると、蓮斗は恥ずかしさに釣られるように、強く目を閉じた。
唾液を含ませた舌が固く閉じた蜜穴を広げていく。違和感が強く、眉を寄せていると、同時にペニスを扱かれて、一気に快楽の渦が下半身に集まり始めた。舌が中へと入り込むと、唾液を塗りこまれる。
「ん、あっ」
「力を抜いて」
「っ、無理……はぁん!」
次は乳首を摘まれて、足から力が抜けそうになる。自然と蜜穴の入り口も緩まり、その隙に、舌を抜いた輝が指を一本挿入する。蓮斗が圧迫感に呻くと、あやすようにお腹を撫でられた。それに少しの安心感を覚え、自然と体内が指を受け入れ始める。
浴室に喘ぎ声と荒い吐息が響く。指が増やされると、圧迫感が強くなった。けれど、前立腺を指が掠めたとき、蓮斗は身体を跳ねさせて、高らかに甘声を上げた。
「ここがいいの?」
「あうっ、あん、ンン!」
「ちゃんと中まで消毒しておかないとね」
「そこ、はっ、触られてなっ、ぃ!~~!」
コリコリと前立腺を重点的に押されて、呆気なく果てる。浴室の壁が欲に濡らされ、お湯と混ざり合って流れていった。
首元や背にキスをされ、刻み込むように痕を残される。クチュっと腸液が体内で掻き混ぜられる音がして、また指が増やされる。すでに何度も果てている蓮斗は、ガクガクと下半身を震わせて快楽に耐えていた。
「もう一回イッておこうね」
「もっ、やだっ」
首を振り拒否するも、体内にある指の動きは止まってくれない。広げるように混ぜられ、前立腺を押される。それだけでもいっぱいいっぱいだというのに、亀頭をクルクルと指で刺激されてしまう。
蓮斗は顔を真っ赤にさせながら、湧き上がってくる快感を思い切り輝の手に吐き出した。そのままクタリと身体から力を抜くと、蜜穴から指を抜いた輝に抱きかかえられる。
そのまま浴室を出ると、身体を拭かれてから寝室へと向かう。その途中も、余韻を忘れさせないかのようにペニスや乳首をいじられて喘ぎ声を漏らしてしまう。
部屋に着くと、傷の手当てをされる。けれど、火照った体はその間も疼いてしかたがない。
治療が終わりベッドへとうつ伏せにさせられると、腰を両手で掴まれた。枕に顔を埋めていた蓮斗は、蜜穴に輝のペニスが充てられたのに気がついて、心臓を跳ねさせる。
(っ、僕今から輝と……)
あんなに怖いと思った行為だというのに、今ははやく輝と繋がりたいと思っている。その心境の変化は、やはり気持ちの問題なのだろう。
子鹿のように震える下半身をわざと揺らし煽る。
「早くちょうだいよ」
「っ、そんなに煽ったらだめだよ」
「ばかっ」
腰を後ろへと下げると、微かに入り口がペニスによって掻き分けられる。それが引き金となったのか、輝が腰を奥へと進め始めた。幸福感と苦しさに包まれ、上手く呼吸ができなくなる。
そんな蓮斗の頬に唇を寄せた輝が「ゆっくりと呼吸をしてごらん」と囁いてくれた。その声に促されるまま、深呼吸をする。その間腰の動きは止まっていた。
「ふぅ、ぁ、輝っ、キスしたい」
「俺もしたい」
キスをするために輝が少しだけ身体を前へと進めると、ペニスが中を抉る。喘ぎ声をあげながら、蓮斗が顔を横へ向けると、微かに唇が重なった。そのおかげか、蜜穴の締りが緩む。何度もバードキスをしながら、ゆっくりと時間をかけながら腰を進めていった。
「はぁっ、全部入ったよ」
「ん、苦しいっ」
「ゆっくり動くからね」
奥まで入ったペニスを、輝がゆっくりと引き抜いていく。その感覚に微かな喘ぎを漏らしていると、引き抜かれたペニスを奥へと押し込まれた。
「~~!!」
瞬間、シーツを蓮斗の欲が汚す。勢いのない白濁はトロトロと先端から溢れ出ている。
「ゆっくりって言ったのにっ、あんっ、やぁ!」
「ごめんっ」
腰の動きが少しずつ速くなっていく。切ないくらいに気持ちよくて、蓮斗はただ与えられる感覚に酔いしれ、身体を揺さぶられ続けた。体格差があるためか、覆い被さられながら突かれると、重みが加わり気持ちのいい痺れが強くなる。
「気持ちいいっ、あッ、アァっ」
ゴリっと最奥を突かれて、全身が痙攣したように震えた。蓮斗のペニスからは白濁は漏れていない。けれど、出したときよりも強い快感に脳が焼ききれそうになる。
「出さずにイクなんて、蓮斗はエッチだね」
「はぁ、やぁ!待って!いまはっ、あぁ~~~!」
容赦なく再び奥を突かれる。太ももが痙攣し、ズルリと身体がベッドへと崩れ落ちた。その衝撃で体内にあったペニスが抜けてしまう。
身体を震わせる蓮斗を仰向けにした輝が、太ももを肩に乗せ、股の間に滑り込んできた。
「まっ!あっ、ひゃああ」
「蓮斗の中、温かい。全部俺で塗り替えてあげたいな」
「んっ、あっ、入ってくるっ、やぁ」
静止も聞かず、再び奥へと欲望をぶつけてくる輝。普段は見ることのできない余裕のなさそうな表情を見つめながら、蓮斗は心が愛おしさで溢れていくのを感じていた。
上から、勢い良く腰を打ち付けられて、嬌声が溢れる。
|ずっと《前世から》この瞬間を夢見ていた。時を経て、ようやくアリステラとシリルの
願いは叶ったのだ。
ともだちにシェアしよう!

