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Look at me!

 日曜の昼。仕事が一日オフんなった俺は、同じくオフやった史哉と時間が被った。  ふたりで休みなんは久々や。同棲してんのにすれ違いまくってた分、今日は一日中ベッドで抱き潰して、溜まりに溜まったもん全部ぶち撒けたる。  ——そう思てたのに。 「ねぇ七斗、今日さ、ウチで映画一緒に観ようよ。俺、ずっと観たかったヤツあってさ。評判も良いみたいだよ?」  なんて目ェ輝かせて言うてくるもんやから、思わず「ええけど」って言うてしもた。  けど言うて即、後悔した。なんで貴重なふたりの時間を映画なんかに取られなあかんねん。どう考えても他にヤることあるやろ。セックスとか、セックスとか、セックスとか。  イラついてきたから、ウッキウキで飲み物用意する史哉に「やっぱナシ」って言うたろ思た。無理やり抱え上げて、ベッドまで連行したろ思た。    せやのに。 「ほら、早くこっち来てよ。七斗は俺の後ろね」  リビングのソファの手前にちょこんと腰掛けた史哉が、俺を手招きした。俺に背もたれになれ言うとる。  ——そんな可愛いこと言われたら、断れへんやん。  でっかい溜め息つきながら、誘われるまま史哉のすぐ後ろにどっかりと座った。そしたらすぐに背中を預けて来よったから、後ろから腹に手ェ回して、抱き枕のようにすっぽりと包み込んだった。  目の前の後頭部に顔を寄せたら、サラッとした髪の感触と、史哉の匂いがする。  ——ヤバ。なんで朝からこんなええ匂いするんや、コイツ。  シャンプーか?せやけど普通、男からこんな爽やかで甘い匂いするもんか?  史哉はなんも気にせんと俺にもたれかかって、ワクワクした顔で再生ボタン押しとる。  完全無防備。警戒心ゼロ。甘えられとるんかもしれんけど、あまりに甘っちょろくてイタズラしたなる。  触れとる体温のあったかさとか、俺ンとこにおさまるほっそい体とか、俺の手に重ねてくるちっさい手とか。  そんなんばっか気ィ取られとったから、こっちは映画どころやなかった。まぁハナからどうでもええ思てたけど。  俺の手に重ねとる史哉の手を、もっかい上から重ね直して指で撫でたる。  そしたら仰々しい音楽に紛れて、史哉の呼吸が少しだけ揺れた。  あ。イケるわ、コレ。 「つまらん映画やなァ。アクションひとつないやん」  わざとらしくそう言うて、俺は史哉の服の裾に手を突っ込んだ。  うわ、やっぱり史哉の肌すべすべや。腹の辺り触るだけで夢中になってまう。  前から思てたけど、コイツなんでこんな触り心地ええねん。どう考えても成人した男の肌とちゃうやろ。 「っ……、なっ、七斗……!?ちょ、今観てんのに……っ!」 「この映画、全然話動かへんやん。人死ぬ気配もないし、爆発も起こらんし、退屈すぎるわ」  ビクリと身体を竦めた史哉をスルーして、腹に這わせてた手を上に滑らせてく。胸元まで遠慮なく突っ込んで撫で上げてくと、史哉が明らかに身ィ固くし始めた。  その反応がオモろい。思わずニヤけてまう。 「な、七斗……っ!どこ触って……っ」 「映画に集中せんでええの?めっちゃオモろいんやろ?」  よっわい抗議をシカトしてツンと乳首をつつくと、史哉は「っあ……!」って甘い声を漏らした。  相変わらず乳首触られんの好きやな。エロすぎやろ。 「ちょっ!こんなとこで何すんだよ……っ!俺、今映画観てるのに……っ!頭に入らないだろっ!」  そう言うた史哉は多分、ちょっとむくれとった。  ——せやけど。 「……ホント、エロいことばっかするんだから……!」  間違いない。呆れとるようで、どっか期待しとる。  俺の手を止めようとして史哉の手が追ってくるけど、軽く握るだけで、本気で止めようとはしてへん。じゃれついとるだけや、こんなん。 「ふたりっきりなんやしええやろ。俺は俺で楽しんどくから、史哉は映画楽しんでてええんやで?」  耳元で囁いたら、史哉はくっ、と喉を震わせて耳まで赤なった。  「……自己中」ってちっさく文句言うとるけど、脚の間がぴくって跳ねてんのは見逃してへん。  せやからこっちは、手を緩めるどころか思いっきり触りまくったった。  脇腹を下から撫で上げて、うっすい胸を揉む。そしたら史哉は息乱しながら、それでも映画に集中しようとする。  今、どんな顔しとるんやろ。唇噛んどるんか、恥ずかしそうに眉しかめとるんか。それとも、気持ちええのを必死に堪えて、潤んだ目で画面にしがみついとるんやろか。  俺からやと顔は見えへんけど、想像するだけで興奮してくる。それに、カラダは正直や。もうビックビクや。さっきからこっちの手に敏感に反応しとる。  俺はどんどんオモろなってきて、両手の親指と人差し指とで乳首をつまんでやった。ぷにっと捏ねるようにして引っ張れば、史哉のカラダは雷に打たれた魚みたいに跳ねる。 「んぁっ!や、やめろってば……ッぁ!」  クチでは抵抗しとる。でもさっきよりも声が甘くなっとって、俺の指先が立った乳首を弄るたびに、ぴく、ぴくって震えてんのが背中越しにわかる。 「なァ、映画ええんか?主人公のオッサンしゃべっとるで」  そう言うて、手を下に滑らせる。  薄手のズボン越しに内ももを撫でると、史哉がさらにビクッと大きく跳ねた。 「……や、ぁ……んっ、そこ、……だめ……っ」  うっわ、エロっ。  もう完全に堕ちかけとるやん。俯いても耳がさらに赤くなっとるの隠しきれてへんし、カラダも熱なってきとるのバレバレや。 「ホンマに集中しとんのか?ずっと観たかった映画なんやろ?それとも史哉は、映画観る時いっつもこんなエッロい声出すんか?」  ニヤニヤ笑いながら、耳を甘噛みしてやる。そしたら「やめてってば……ん、ぁっ♡」って、甘い声が返ってくる。  やめて言うくせに、カラダは俺にぴったり寄りかかったままや。逃げるそぶりもない。  これ、もう映画なんて頭に入ってへんやろ。 「……なァ史哉。ホンマは映画より、気持ちええことしたいんちゃう?正直に言ぃ?」  問い詰めたら、史哉は必死に首を横に振りよった。  往生際の悪い奴や。その震えた吐息と、俺の指に絡む熱さは素直なくせに。  胸元に、痩せっぽっちのカラダが擦り寄る。腰のあたりもすっぽり俺の脚の間に収まって、ちょっと動くだけで、史哉の尻が俺の股間に触れる。 「……ッ」  ヤバい。  そこに触れてまうたび、脳が焼かれる。  俺の反応はもう正直や。ガッチガチの下半身が史哉の尻にぴったり当たって、押し付けるような形になっとる。  なのにコイツ、無自覚に小さく腰を動かしよる。 「……史哉。映画、ホンマに観とるか?」  たまらんくなってきて、胸を弄る手を強くしながら、熱っぽく耳元で囁く。  しつこく乳首をつねって、引っ掻いて。その度に史哉はびくって反応して、でも必死に画面に集中しようとしとる。 「んっ!……ん、ぁ…っ♡あ、ぅんっ!みて……るっ……!」  嘘つけ。完全に声トロけとるやろ。  さっきよりも尻がウズウズ押し付けられてきて、俺の“そこ”と擦れるたびに、小さく喘いどるくせに。 「……っ、あ……、やぁ……♡」 「……なァ。お前の尻に、俺のが当たっとんのわかっとるやろ?」  イジワルく言うたると、史哉はさらに熱い吐息をこぼした。  カラダはもう俺の膝の間でビクビク震えて、小さく、でも確実に揺れて求めてきとる。 「感じてるんバレバレやで。ヤラしいなァ、史哉」  腰をぐっと前に押し付けると、「ひぁっ……♡」って、可愛い声が漏れた。 「……史哉」  低く呼んで、耳元にチュッて音立てたる。その音に、史哉はびくりと肩を揺らす。 「今、俺の感じとるんやろ?……史哉のせいで、もうこんなになってんねんで」  自分でも抑えきれへんくらい硬くなっとんのが、史哉の尻の谷間にぴったり沿って、擦れるたびにビクビク跳ねる。 「やっ、……ん、うそ……っ、そんなの……っ♡」  否定しとるくせに、興奮して太ももをもぞもぞ擦り合わせとる。ちょこんと座っとるその腰も、どんどん揺れてんねん。  ホンマ、嘘つきはクチだけやな。 「……なァ、欲しいんやろ?」  そう言いながら、片腕をそっと腰にまわして、ぐっと引き寄せる。もう密着どころか、間に挟まろうとする空気すら許さん。  史哉の尻とガッチガチの俺がぴったり合わさる。そんで、こっちからも擦りつけるように揺すったる。 「うぁっ……♡や、やぁ……っ♡ だめっ、変なとこ……あたって……っ」 「はァ?ヘンなとこ?どこがヘンなん?」  わざととぼけて、焦らすように脚の付け根に触れたる。  ズボンの上から指先で軽くなぞってやると、「あっ♡」って、可愛すぎる声が喉から跳ねて出てくる。  もうマトモに答えられへんようなってるやろ、これ。 「ここ、もうじゅうぶん反応しとるようやけど?」  スウェットに手ェ突っ込んで、パンツ越しに史哉のを触ってやれば、もうぐっしょりや。  乳首触って尻に擦りつけてたくらいでこんなになるなんて、どんだけ感じてたんや、コイツ。   「ッ、んっ!そこ、だめ……っ♡七斗、やめて……っ、触んないで……っ」 「史哉のやめては、もっとしてって意味やろ?」  耳をもっかい甘噛みして、そのまま裏まで舌でなぞったる。そんでパンツ越しの手を中まで入れて、もう完全に勃って濡れまくっとる史哉の先っぽを、指先でくちゅくちゅ擦ったる。  そこまでしたら、もう終わりや。尻の割れ目のあたり狙って、こっちがちょっと腰押し上げてやるだけで—— 「……っ、あっ、やぁああっ♡♡♡」  ビクンと大きく跳ねた史哉が、ぐったり俺の胸に倒れこんでくる。  俺の手ン中では史哉のがビクビク震えて、溜まったモンを吐き出しとる。  史哉のパンツん中、もうぐしょぐしょや。これははよ脱がせたらなアカンな。 「なんや。ちょっと触っただけでもうイったんか?」  気まずそうにギクッとして、史哉が乱れた息のまま細い声を漏らす。 「はっ……ち、が……っ、そんな、わけ……っ♡」  ちゃうわけないやん。違う言うんやったら、俺の手に出とるコレはなんやねん。 「ほーん?ホンマかァ?」  疑りながら、俺はまた史哉のを扱いた。出したモンで滑りが良くなってるから、上下に扱くだけでぐっちゅぐちゅや。そのせいで、一回出して萎えかけたのがまたすぐ反応してきとる。 「っ、や、ぁっ♡そこ……っ、もう、やめ……っ♡」 「なに言うてんねん」  震える膝をぎゅっと閉じて抵抗しとるけど、俺の力の前では無意味や。空いた片手で史哉の脚の隙間に手ェ突っ込んで、容赦なく開いたる。 「“本番”は、これからやぞ?」  ビクン、と背中が反り返る。  腰が浮いたの見計らって、隠れとる穴に手をやった。史哉の出したモンを塗りたくって、やわやわと周りを刺激したら、史哉の口からまた甘い声が溢れた。 「やぁっ、あ、あぁっ……♡」  喉の奥から、声にならへん笑いが込み上げる。口ン中に生唾まで溢れてきて、もう俺の我慢は限界やった。  はよ挿入たい。  史哉んナカで思っきり暴れて、気持ちようなりたい。  俺はもう、一秒たりとも待てへんかった。 ***  ——パンッ、パンッ。 「んっ、ふっ……!っあ♡ぁ……っ♡」  ——俺らの吐息とヤラしい音が、映画の音を邪魔しとる。  ズボンと下着を剥いで突っ込んだモンが、史哉んナカを何度も行き来する。  背面座位の体勢で、史哉はなんとか俺の腕に捕まっとる。打ち付けられる衝撃に、必死で俺の腕や膝を掴んどる。  目の前には映画のクライマックスシーンが映し出されとるけど——当の史哉はもう、それどころやない。 「あっ、はぁっ♡んっ、んっ……んぅッ♡」 「観ててもええんやで。俺は止めへんし」  そう言うてわざとリズムをつけて、深く奥を突いてやる。  尻肉にぶつかる音と、ナカからくち、ぬち、って音がするたび、俺の興奮はヤバなってく。 「んぁっ♡あ、あぁっ♡や、んっ♡」  史哉が感じる角度と深さを、何度も、何度も突く。そのたび、甲高い喘ぎ声が飛び出てくる。 「どないしたん?ほら、ええシーン始まっとるで。観ときや」 「あっ、やっ♡やだっ、むりぃ……っ!♡」 「目ェそらしたら、話わからんようなるで?」  顎を捉えて、無理やり画面に向けさせる。ふぅっ、て耳に息吹きかけて舌をねじ込んだら、身体の奥がキュッて締まって熱なった。  それがたまらんくて、腰をもっと強く押し込んだ。  奥に、もっと奥に。  バッキバキに硬くなった俺を、突くたび史哉がぎゅっと締め付けてくる。狭くて温くてキツいナカの感触が、俺を捕まえて離そうとせん。    もう映画なんて、誰も見てへん。  今この部屋で史哉が感じとんのは、俺だけや。  ピッタリくっついた史哉の体温も、俺の膝を掴む震える指先も、濡れた甘い吐息も。  全部が、俺だけに向いとる。 「んっ、あ♡そこっ、ダメ……ッ!♡」 「ダメやなくてええんやろ?ホラ、ここ」 「やぁッ♡んっ、んぅッ!♡♡」  奥のちょい手前をぐっと上に突き上げると、史哉がエロい声で息を詰めた。 「ここ、史哉の好きなとこやろ。……ホラな。また締まった」  わざとゆっくり引き抜いて、もう一度奥まで押し込んだら、「んぁっ♡」と泣き声みたいなんが漏れる。 「史哉、ええ声やなァ。もっと聴かせてや」  唇を首筋に押し当てて、滲んだ汗舐めて、強く吸い上げて—— 「……なァ。もう、観とらんやろ?」  低くねっとり囁いてテレビを指さしたら、ついに史哉が振り返った。  ぐずぐずに目ェ潤ませて、真っ赤な顔で俺を見て。  ——そんで、小さく、頷いた。 「そっか。もう映画いらんか。そしたら」  手を伸ばしてリモコンを取る。そのままブチッとテレビの電源を切ったら、シンと部屋が静まり返った。 「……これで、俺しかおらんなったな」  パンッ、と腰を思っきりぶつけて、もう一度奥まで突き上げる。  ——静かんなった部屋に、甘ったるい喘ぎが嬉しそうに響く。 「ホンマに観たかったんやったら、ごめんなァ?」  思ってもないこと言うて、笑って。  どっちにしたって、もう遅いやろと思う。  後ろから抱いてた史哉を、ソファに倒す。  ようやく向き合った真っ赤な顔が、息を乱して期待に見上げてくる。滲んだ涙がまつ毛濡らして、その向こうから、トロけた瞳がまっすぐ俺を見てくる。  その顔が、マジで色っぽすぎてヤバい。  俺が言う前に自分から脚まで開いて、俺の腰さすってきて、早く欲しいって全身で求めとる。  もう、余計なこと考えんでええ。  史哉を思っきり抱く。この溜まった想いの全部を、一番奥に注いだる。  ——覚悟しとけよ、史哉。    俺以外のモンなんか、何も考えられへんくらい、めちゃくちゃにしたるから。  

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