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第13話

「お前のことでも考えながらマス掻くか」  しゅっしゅと手筒を振れば、皆方が視線を落としたままでもごもごと呟く。 「やめんでもええやん」 「は?」 「もう……散々したんやし。ヤってすっきりして寝たらええねん」 「ヤるだけの関係になりたいわけじゃねーの。それともお前は俺の身体だけ欲しがるわけか。淫乱」  冷たい口調で吐き捨てると、ぴくっと皆方は体を震わせる。けれどその顔に悦びが浮かんでいるのを見逃さない。 「ちゃう……し」 「ヤりたいんだろ? 腰振って泣きたいんだろ?」  腰上げろと尻を叩いて命令すると、皆方が素直に従う。どうせ名目なんてなんだって同じだ。一緒にいればいずれ望む関係に落ち着く。  四つ這いで待つ皆方の背後から膝立ちで覆いかぶさると、誘うようにひくひくと窄まるそこを滾り切った雄でずんとひと息に突いた。  だってお前はもう俺のメス。 「愛してるよ」                               了

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